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Universal Connect/X Ver.8.2
差分マニュアル
はじめに
この度はUniversal Connect/X Ver.8.2をお買い上げいただき、誠にありがとうございます。
本書は、Ver.8.1からVer.8.2にバージョンアップした際に追加・変更された機能について記載しています。
「Universal Connect/X Ver.8.0ユーザーズ・マニュアル」、および「Universal Connect/X Ver.8.1差分マニュアル」とあわせてお読
みください。
ii
1 FFモード(FF-Connect)の追加 1
1 FFモード(FF-Connect)の追加 1 FFモードの設定と動作 1
FFモードの有効設定 1 FFモードの動作 3
FFモード使用の制限事項 4 コマンドラインユーティリティ 4 FFコードを含むデータ行の扱い 4
FFモードの動作 5
索引 索引 -1
1
1 FFモード(FF-Connect)の追加 繰り返しフィールドのある様式ファイルを使用してCSVデータ処理をおこなう場合、改ページコード(FFコード:0x0C)の位置により、空白レ
コード数分の行送りをしてから改ページする機能を追加しました。
FFモードの設定と動作
ここでは、FFモードの設定方法と動作について説明します。
FFモードの有効設定
FFモードを有効にするための設定方法について説明します。
1 Universal Connect/Xサーバの停止後に、unicon.iniをテキストエディタで開き、[Default]セクションに「FFModeOption=true」を記述
して、上書き保存します。
2 Universal Connect/Xサーバを起動します。
FFモードが有効になります。
3 Universal Connect/Xの動作設定画面を起動します。 [CSV複数コマンド処理モード]の後に[FFモード]が表示されます。
<FFModeOption=falseとした場合の動作設定画面。
[FFモード]は表示されていません。>
<「FFModeOption=true」とした場合の動作設定画面>
2
4 [FFモード]に、ON、またはOFFを設定します。
<[FFモード]に、ON、またはOFFを設定>
ON FFモードを使用します。 CSVデータファイルで、改ページコードの位置により行送りしてから改ページ処理をおこないます。
OFF FFモードを使用しません(初期値)。
3
FFモードの動作
通常の動作の例
次のように、1ページ=15行(リピート行)で設計された様式ファイルを使用し、CSVファイルの11行目に改ページコードが存在する場合
は、改ページコードを5行分(15–10=5)の改行コードとして扱い、改ページします。
<1ページ内に改ページコードがある場合>
ページの先頭に改ページコードが存在する場合
次のように、1ページ=15行(リピート行)で設計された様式ファイルを使用し、ページの先頭となるデータ行(以下の例では16行目)に
改ページコードが存在した場合、その改ページコードは無視されます。
<2ページ目の行頭に改ページコードがある場合>
4
FFモード使用の制限事項
出力モードの制限
FFモード使用時には、VrSetFormの出力モードは4、5のみサポートされます。
出力モードに4、5以外を指定してFFモードで動作をさせると、エラーとなります。
コマンドラインユーティリティ
コマンドラインユーティリティの対応
コマンドラインユーティリティでエクスポートされるCSVファイルの末尾に、FFモード指定が追加されました。コマンドラインユーティリティで
エクスポートされるCSVファイルの詳細については、UC/X Ver.8.0のマニュアルを参照してください。
Unicon.iniのcsv一覧表に、次の項目が追加になります。
項目名 設定値
()内の値を指定
49 FFモード ON(true)
OFF(false)
以前のFFモードがないCSVファイルも、インポートやアップデートが可能です。その場合、FFモードに"%non%"を指定した結果と同様に
なります。
FFコードを含むデータ行の扱い
次の手順で、FFコードを含むデータ行の扱いを変えることができます。
1 Universal Connect/Xサーバの停止後にunicon.iniをテキストエディタで開き、[Default]セクションに「FFLikeMode=X」を記述して、保
存します。
Xは「0」「1」「2」のいずれかです。それ以外を記述した場合や、記述がない場合は0と同様です。
2 Universal Connect/Xサーバを起動します。
追加オプション
追加オプションは、次のとおりです。
FFLikeMode=0 (Default) FFコード単独の行の場合、行送りします。
FFLikeMode=1 FFコードがある行は、FFコード単独の行として扱い、行送りします。
FFLikeMode=2 FFコードがある行のデータを出力します。また行送りも行います。
本機能はUniversal Connect/X Ver.8.2 SP1(Ver.8.2.3)以降を適用した場合、ご利用いただけます。
5
FFモードの動作
1ページ=15行(リピート行)で設計された様式ファイルを使用し、CSVファイルの11行目にFFコードが存在する場合の動作を示します。
行の途中にFFコードが存在する場合
FFLikeMode=0の例
ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。
FFLikeMode=1の例
FFコードが存在する行のデータ(空白)を削除して、行送りを行います。データ(空白)は出力されません。
FFLikeMode=2の例
FFコードが先頭、または末尾ではないので、ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。
6
行の先頭にFFコードが存在する場合
FFLikeMode=0の例
ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。
FFLikeMode=1の例
FFコードが存在する行のデータを削除して、行送りを行います。BBBBBB,CCCCCC,DDDDDD,EEEEEEは出力されません。
FFLikeMode=2の例
FFコードが先頭なので、行送り後、データ出力を行います。行送り後、BBBBBB,CCCCCC,DDDDDD,EEEEEEを出力します。
7
行の末尾にFFコードが存在する場合
FFLikeMode=0の例
ファイルフォーマットエラー[-4011]となります。
FFLikeMode=1の例
FFコードが存在する行のデータは削除して、行送りを行います。BBBBBB,CCCCCC,DDDDDD,EEEEEEは出力されません。
FFLikeMode=2の例
FFコードが末尾なので、データ出力後、行送りを行います。BBBBBB,CCCCCC,DDDDDD,EEEEEEを出力後、行送りします。
索引-1
C
CSV複数コマンド処理モード ................................................ 1
F
FF-Connect .................................................................... 1
FFモード ........................................................................ 1
U
unicon.ini ..................................................................... 1
こ
コマンドラインユーティリティ ................................................. 4
せ
制限事項 ...................................................................... 4
Universal Connect/X 差分マニュアル Ver.8.2
2012年 9月 第2版 販売元: ウイングアーク株式会社 [本社]〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町 20-1 渋谷インフォスタワー14F ホームページ:http://www.wingarc.co.jp
開発元: 1stネクスパイア株式会社 〒150-0044 東京都渋谷区円山町 28-5 1st渋谷ラボ
※本マニュアルは予告なく変更することがあります。 ※本マニュアルに記載されている社名および商品名は、一般に各社の商標および登録商標です。
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