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施工マニュアル8型 第2版 2015.07 施工マニュアル 1/22

施工マニュアル Manual/Type8...施工マニュアル8型 ・本体、部材等の各様は予告なしに変更する場合があります。・施工手順及び施工方法、部材や各納まりについては、当社の標準的な方法を説明しています。・現場の状況や状態により、施工手順や施工方法が変わる場合があります。

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施工マニュアル8型

第2版 2015.07

施工マニュアル

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施工マニュアル8型

・本体、部材等の各仕様は予告なしに変更する場合があります。

・施工手順及び施工方法、部材や各納まりについては、当社の標準的な方法を説明しています。

・現場の状況や状態により、施工手順や施工方法が変わる場合があります。

目 次

1. 本体形状及び標準仕様 p.3

2. 標準部材一覧 p.4

3. 標準施工手順

標準施工フローチャート p.8

①アスファルトルーフィングの敷き込み p.9

②本谷の取り付け p.10

③軒先唐草の取り付け p.10

④捨板水切の取り付け p.11

⑤軒先瓦の取り付け p.11

⑥本体、雪止め金具の取り付け p.12

⑦その他部材の取り付け

  ・ケラバ包み p.14

  ・雨押え(桁側、妻側) p.15

  ・谷アングル p.16

  ・棟(主棟、下り棟) p.17

4. 標準納まり図 p.19

5. 注意事項 p.22

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1.本体形状及び標準仕様

<製品仕様>

<バリエーション> <断熱材>

オプション(別途販売)となります。

敷設タイプと本体裏貼りタイプの2種類

通常品は 裏貼りなし となります。

227.5 73

455(有効幅)

227.5 50

75

有効

長(3

60㎜

×1~

5段

) 30

45

45

10

10

ブラックパール

銀黒

仕 様 色材 質 塗 膜 板厚

ガルバリウム鋼板 フッ素樹脂塗装 0.5㎜

製造可能段数 1段 2段 3段 4段 5段

有効長さ 360㎜ 720㎜ 1,080㎜ 1,440㎜ 1,800㎜

有効幅

有効面積 0.164㎡ 0.328㎡ 0.492㎡ 0.656㎡ 0.82㎡

1枚あたり重量 1.33kg 2.33kg 3.34kg 4.35kg 5.35kg

1坪あたり必要枚数 20.2枚 10.07枚 6.71枚 5.03枚 4.02枚

施工可能勾配

455㎜

2.5寸以上

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2.標準部材一覧

<断面>

軒先瓦(スカートタイプ)  板厚:0.5㎜   ※指示がない場合、こちらのタイプとなります。

軒先瓦(切欠きタイプ)  板厚:0.5㎜

軒先唐草(8型用) 板厚:0.5㎜

棟エプロン(8型用) 板厚:0.5㎜

455

(有効幅)

360

(有効長)

20

10

455

(有効幅)

360

(有効長)

20

10

227.5 1137.5(有効長)

(227.5×5)

※右端90㎜切欠き

40

55

4024

227.5

1137.5(有効長)

(227.5×5) 110

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2.標準部材一覧

製品長さ:1,820㎜ 軒先側から右側を見て 右側→右 左側→左

製品長さ:1,820㎜  主棟、下り棟兼用

ケラバ包み(瓦用) 板厚:0.35㎜

製品長さ:1,820㎜

谷アングル(8型用) 板厚:0.35㎜ ケラバキャップ(右・左) 板厚:0.35㎜

捨板水切(捨谷) 板厚:0.35㎜

製品長さ:1,820㎜

製品長さ:1,820㎜ 製品長さ:1,820㎜

製品長さ:400㎜  右・左あり

下り棟面戸 板厚:0.5㎜

雨押え 板厚:0.35㎜ 本谷 板厚:0.35㎜

平棟カバー(瓦用) 板厚:0.35㎜

30

25

147°

130

400

320

(有効長)

75

45

120

120

10025

15

10

45 110

25

15

110°

136

20

50

155°

50

60122

117

98

400

15

24

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2.標準部材一覧

12×45㎜

約450本入り

規格長さ:10m

規格以外の幅、長さも製作可

(長さは10mまで)

15×32㎜

約1,000本入り

軟質ウレタンフォーム製

片面接着面

製品長さ:2,000㎜

高さ 25㎜、50㎜ 2種類

ステンレススクリュー釘  1箱1kg入 ケミカル面戸

※基本的に50㎜の方を使用します

ステンレス製 長さ:105㎜ 5.3φ  ゴムパッキン付き

本体、雪止め金具固定用 本体同色塗装品 本体同色塗装品

部材固定用  現場により長さを使い分けて下さい

ハイロービス  1箱100本入

平板 板厚:0.35㎜ 914㎜×1,829㎜ 長尺 板厚:0.35㎜ 長さ:10m

規格幅:914㎜、457㎜

剣先(瓦用) 板厚:0.35㎜

製品長さ:700㎜  主棟端に使用 製品長さ:600㎜  下り棟先端に使用

棟コーナー(瓦用) 板厚:0.35㎜

主棟、下り棟、雨押え、谷部に使用

雪止め金具  材質:ステンレス

ビス固定専用ビット 1箱に付き1個 付属 足部裏面ブチルテープ貼り付け

700

30

12924

30

600

12924

914

1,829

10m

914(457)

25㎜50㎜

2,000

接着面

○*<ビス頭形状>

105

101.5

271

98

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2.標準部材一覧

表面アルミ箔ラミネート

厚さ:2㎜

※本体が裏貼り品の場合は使用しません

規格:1m×50m(50㎡分)

ソフトラビー(断熱材)  ※敷設タイプ

50m

1m

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3.標準施工手順

<標準施工フローチャート>

・新築、リフォームとも、新規野地板まで施工してあるものとします。

<施工の前に>

・施工可能勾配は 2寸5分以上 となっております。

 2寸5分以下の場合は施工不可、または下地を2寸5分以上にかさ上げする必要があります。

・既存屋根の種類によって既存屋根を撤去する必要がある場合と、撤去する必要なく施工できる

 場合があります。(既存の状態によって撤去するかどうか変わる場合があります)

※いずれの場合も、新規にルーフィングを敷き込みして下さい。

既存屋根の種類 既存屋根の撤去及び施工方法(例)

和瓦 撤去し、新規野地板を貼りルーフィング敷き込み

カラーベスト 撤去せず、新規ルーフィング敷き込み

瓦棒455㎜ピッチ ⇒ 撤去せず上から施工

455㎜ピッチ以外 ⇒ 撤去せず新規野地板を貼り、ルーフィング敷き込み

① アスファルトルーフィングの敷き込み

② 本谷の取り付け

③ 軒先唐草の取り付け

④ 捨板水切の取り付け

⑤ 軒先瓦の取り付け

⑥ 本体の施工、雪止め金具の取り付け

⑦ その他部材の取り付け

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施工手順 ①アスファルトルーフィングの敷き込み

②-1 ・下葺材は、アスファルトルーフィング23kg、またはゴムアスルーフィングを使用して下さい。

・必ず軒先側から棟側に向かい、桁行方向(軒先と平行)に敷き込んでください。

・下地が含湿している場合、雨天時の敷き込みは避けて下さい。

・ルーフィングの重ね寸法については、下図を参照して下さい。

<出隅>

150㎜以上

立ち上げ

二重に敷き込み

角にコーキング

<入隅>

150㎜以上

立ち上げ

二重に敷き込み

角にコーキング

<重ね寸法(基準)>

●流れ方向 → 100㎜以上

●桁行方向 → 200㎜以上

●主棟部 → 二重に敷き込む

●下り棟部 → 二重に敷き込む

●谷部 → 二重に敷き込む

●出隅、入隅 → 二重に敷き込み

   壁際は150㎜以上立ち上げ

   角はコーキング

100㎜以上重ねる

200㎜以上重ねる

二重に敷き込む

二重に敷き込む

二重に敷き込む

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施工手順 ②本谷の取り付け

②-1 谷芯に合わせて本谷を取り付けます。

先端は、野地板の先端より20~30㎜ほど出して切り落とし、野地板に合わせて折り下げ加工します。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部と釘頭にはコーキングを行って下さい。

②-2 イナズマ部のあたりにケミカル面戸H50を取り付けます。

施工手順 ③軒先唐草の取り付け

③-1 取り付ける前に、軒先の中心に本体の中心か重ね部を仮置きし、取り付け位置を決めておきます。

③-2 割り付けに沿って、軒先唐草を軒先左端より取り付けます。

唐草の右端に切り込みがありますので、合うように差し込んで下さい。

※頂部や壁際等、各取り合いは現場加工となります。

釘打ち箇所

(釘頭コーキング)

本谷 ケミカル面戸H50

先端折り下げ加工

軒先唐草

釘打ち箇所

(釘頭コーキング)

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施工手順 ④捨板水切の取り付け

④-1 軒先唐草を、あらかじめ捨板水切が入るように倒しておきます。

④-2 ケラバの面に沿って、タルキ36×45㎜を取り付けます。45㎜のほうを立てて下さい。

※36×45㎜がない場合、タルキ30×40㎜を使用し、40㎜のほうを立てて下さい。

④-3 タルキ36×45に沿って捨板水切を取り付けます。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行って下さい。

軒先部分は折り下げ加工します。

※頂部との取り合いは現場加工となります。

施工手順 ⑤軒先瓦の取り付け

⑤-1 軒先唐草の波形状に、軒先の中心に軒先瓦の中心部か重ね部を合わせ、左右対称になるように

取り付けます。

ケラバの両端は、捨板水切に合わせてカットして下さい。

⑤-2 割り付けに沿って、軒先左端より右側に葺いていきます。

取り付けの際、あらかじめ墨出しして葺き上がりラインを整えると、曲がることなく綺麗に施工できます。

葺き上がりラインに沿って、本体谷部を釘打ちして仮止めします。

⑤-3 軒先瓦先端より50~100㎜程度の箇所に墨出しし、墨に沿って山部にハイロービスで固定します。

(墨出し位置は軒先唐草の面戸部分より後ろに。近い位置で固定すると波が変形する場合があります)

ハイロービスは全山固定して下さい。

軒先唐草

タルキ36×45

捨板水切

釘打ち箇所

釘打ち箇所(仮止め) 墨出しして葺き上がりラインを

整えて下さい。

墨出し

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施工手順 ⑤軒先瓦の取り付け

※スカートタイプ、切欠きタイプともに、施工方法は同じです。

施工手順 ⑥本体、雪止め金具の取り付け

<⑥-1 本体の施工>

⑥-1-1 軒先瓦に沿って、2段目以降は本体を施工します。

軒先の中心に、本体の中心か重ね部を合わせ、左右対称に葺いていきます。

⑥-1-2 ケラバ側の両端を、捨板水切に合わせてカットします。

カットした本体が捨板水切を覆うようにして下さい。

⑥-1-3 本体の固定にはハイロービスを使用して下さい。

重なり部全段を固定して下さい。本体各段の左山部に固定用の下穴が開いています。

軒先瓦同様、墨出しして葺き上がりラインを整えることで、綺麗に施工できます。

ハイロービス

軒先瓦全山に取り付け

軒先瓦

50㎜程度

(唐草の面戸部分より後ろに)

ハイロービス

本体重ね部(縦方向)に

全段取り付けます

ハイロービス

墨出し

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<⑥-2 雪止め金具の取り付け>

⑥-2-1 軒先より2段目、3段目の本体山部に雪止め金具を取り付けます。

本体の上よりハイロービスで取り付けます。本体の施工と同時に行って下さい。

⑥-2-2 軒先より2段目に910㎜ピッチで取り付け、3段目も同様に910㎜ピッチで取り付けます。

3段目は、2段目の間、千鳥になるように取り付けます。

千鳥に取り付けることで、実質の取り付けピッチは455㎜となります。

雪止め金具はハイロービスで2箇所固定して

下さい。

・現場や地域の状況によっては、雪止め金具の取り付けピッチを変えることもできます。

取り付けピッチを変更する場合は、必ず地域の状況を加味した上で行って下さい。

積雪地域は、必ず455㎜ピッチ(実質取り付けピッチ227.5㎜)で取り付けて下さい。

   例)2、3段目を455㎜ピッチ(実質取り付けピッチ227.5㎜) 例)2段目のみ455㎜ピッチ

ハイロービス

2段目

3段目

910

910

455

455

455

455 455

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施工手順 ⑦その他部材の取り付け

<⑦-1 ケラバ包み>

⑦-1-1 タルキ36×45の端(ケラバ面)より100㎜のところに墨出しし、墨より少し内側にケミカル面戸H50

を取り付けます。

ケミカル面戸は片側が接着面になっています。接着面を下にし、本体に取り付けてください。

⑦-1-2 タルキ36×45の端より10㎜のところから、貫板15×90を取り付けます。

取り付けの際、ケミカル面戸が貫板よりはみ出さないように気を付けて下さい。

※ケラバ包みの幅が100㎜なので、タルキの端から貫板の端まで100㎜を超えてしまうとケラバ包み

  が取り付けできなくなってしまいます。

⑦-1-3 ケラバ包みを取り付けます。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。

⑦-1-4 先端にケラバキャップを取り付けます。

ケラバ包みの内側に入れ、50㎜程度重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。

※軒先より棟側を見て 右側→右 左側→左 となります。

ケラバの端から貫板の端まで100㎜ <ケラバキャップ>

※頂部等の各取り合いは現場加工となります。

ケラバキャップ

100

100

釘打ち箇所

捨板水切

ケラバ包み

タルキ36×45

貫板15×90

ケミカル面戸H50

釘打ち箇所

墨出し

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<⑦-2 雨押え(桁側)>

⑦-2-1 本体を壁に当たる位置でカットします。

カットした本体が低くなる場合、下に貫板15×90㎜等を敷き、高さを調整して下さい。

⑦-2-2 雨押えの取り付け位置に合わせて墨を引き、少し内側にケミカル面戸H50を取り付けます。

ケミカル面戸は片面が接着面となっています。接着面を下にし、本体につけて下さい。

⑦-2-3 墨に合わせて貫板15×90㎜を取り付けます。ケミカル面戸を上からつぶしながら取り付けて下さい。

取り付けの際、ケミカル面戸が貫板よりはみ出さないように注意して下さい。

⑦-2-4 貫板に合わせて棟エプロンを取り付けます。本体の形状に合わせて取り付けて下さい。

エプロンが貫板より高くなる場合、高い箇所を叩いて平らに曲げて下さい。

⑦-2-5 雨押えを左側より取り付けます。重ねしろは50㎜以上とし、重ね部にはコーキングを行って下さい。

⑦-2-6 雨押えを取り付けたら、雨押え頂部と壁との取り合いにコーキングを行って下さい。

<⑦-3 雨押え(妻側)>

⑦-3-1 壁の妻側に沿って、タルキ36×45㎜を取り付けます。45㎜のほうを立てて取り付けて下さい。

※36×45㎜がない場合、タルキ30×40㎜を使用し、40㎜のほうを立てて下さい。

⑦-3-2 タルキ36×45㎜に沿って捨板水切を取り付けて下さい。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行って下さい。

⑦-3-3 本体を捨板水切に合わせてカットして下さい。

捨板水切より入った水を外に出すため、一部カットして排出口を作っておいて下さい。

⑦-3-4 雨押えの取り付け位置に合わせて墨を引き、墨より少し内側にケミカル面戸H50を取り付けます。

ケミカル面戸は片面が接着面となっています。接着面を下にし、本体につけて下さい。

⑦-3-5 墨に合わせて貫板15×90㎜を取り付けます。ケミカル面戸を上からつぶしながら取り付けて下さい。

取り付けの際、ケミカル面戸が貫板よりはみ出さないように注意して下さい。

⑦-3-6 雨押えを取り付けます。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行って下さい。

雨押え

コーキング

墨出し

ケミカル面戸H50

貫板15×90 釘打ち箇所

棟エプロン 釘打ち箇所

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<⑦-3 雨押え(妻側)>

⑦-3-7 雨押さえを取り付けたら、壁との取り合いにコーキングを行って下さい。

※妻側、桁側ともコーナー部等の取り合いは現場加工となります。

<⑦-4 谷アングル>

⑦-4-1 本体を、本体のイナズマ部分より少し出るようにしてカットします。

⑦-4-2 カットした本体に合わせて、谷アングルを取り付けます。

重ねしろは50㎜以上とし、棟側を上にして重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。

谷アングルは釘打ちせず、リベットで山部に固定します。リベット頭にはコーキングを行って下さい。

谷アングル

本谷

釘打ち箇所

捨板水切

雨押え

タルキ36×45

貫板15×90

ケミカル面戸H50

釘打ち箇所

墨出し

コーキング

谷アングルは本体山部に

合わせてリベット固定

リベット固定

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<⑦-5 棟(主棟)>

⑦-5-1 本体を棟芯に合わせてカットします。

カットした本体が低くなる場合、下に貫板15×90㎜等を敷き、高さを調整して下さい。

⑦-5-2 平棟カバーの幅に合わせて墨出しし、墨より少し内側にケミカル面戸H50を取り付けます。

ケミカル面戸は片面が接着面となっています。接着面を下にし、本体につけて下さい。

⑦-5-3 墨に合わせてタルキ30×40㎜を取り付けます。ケミカル面戸を上からつぶしながら取り付けて下さい。

取り付けの際、ケミカル面戸がタルキよりはみ出さないように注意して下さい。

⑦-5-4 タルキに合わせて棟エプロンを取り付けます。本体の形状に合わせて取り付けて下さい。

エプロンがタルキより高くなる場合、高い箇所を叩いて平らに曲げて下さい。

⑦-5-5 棟の左端より平棟カバーを取り付けます。

重ねしろは50㎜以上とし、左側より右側に取り付け、重ね部にはコーキングを行ってください。

⑦-5-6 棟の両端に棟コーナーを取り付けます。

平棟カバーの内側に入れ、50㎜程度重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。

※各取り合いは現場加工となります。

釘打ち箇所

棟エプロン

ケミカル面戸H50

平棟カバー

棟コーナー

タルキ30×40

釘打ち箇所

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<⑦-6 棟(下り棟)>

・基本的な施工方法は主棟と同様です。

⑦-6-1 本体を下り棟芯に合わせてカットします。

⑦-6-2 平棟カバーの幅に合わせて墨出しし、墨より少し内側にケミカル面戸H50を取り付けます。

ケミカル面戸は片面が接着面となっています。接着面を下にし、本体につけて下さい。

⑦-6-3 墨に合わせてタルキ30×40㎜を取り付けます。ケミカル面戸を上からつぶしながら取り付けて下さい。

取り付けの際、ケミカル面戸が墨よりはみ出さないように注意して下さい。

⑦-6-4 下り棟面戸を取り付けます。

本体の山形状に合うように、面戸をカットしながら取り付けて下さい。

⑦-6-5 平棟カバーを取り付けます。

棟側を上にして重ね、重ねしろは50㎜以上とし、重ね部にはコーキングを行ってください。

⑦-6-6 下り棟の先端に剣先を取り付けます。

平棟カバーの内側に入れ、50㎜程度重ね、重ね部にはコーキングを行ってください。

※各取り合いは現場加工となります。

タルキ30×40

ケミカル面戸H50

平棟カバー

釘打ち箇所 剣先

墨出し

下り棟面戸

釘打ち箇所

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4.標準納まり図<施工箇所>

①軒先 ⑦谷

②ケラバ ⑧主棟端

③主棟 ⑨下り棟先端

④下り棟

⑤壁取り合い(桁側)

⑥壁取り合い(妻側)

※施工箇所の名称や納まりは当社の標

  準的な仕様、方法に基づいています。

  現場の状況や状態により施工方法が

  変わる場合があります。

<①軒先> ※スカートタイプ、切欠きタイプともに施工方法は同じです

<②ケラバ>  ※ケラバ先端にはケラバキャップを取り付けます。軒先から棟側を見て 右⇒右 左⇒左

軒先瓦

本体

ハイロービス

軒先唐草

-軒先唐草-

捨板水切

ケラバ包み

貫板15×90

ケミカル面戸H50

タルキ36×45

-捨板水切-

-ケラバ包み-

120

45

40

55

40

24

100 25

120

15

19/22

Page 20: 施工マニュアル Manual/Type8...施工マニュアル8型 ・本体、部材等の各様は予告なしに変更する場合があります。・施工手順及び施工方法、部材や各納まりについては、当社の標準的な方法を説明しています。・現場の状況や状態により、施工手順や施工方法が変わる場合があります。

施工マニュアル8型

<③主棟 ④下り棟> ※下り棟も同様の納まりです。下り棟には下り棟面戸を使用します

<壁取り合い ⑤桁側> ※桁側、妻側ともに使用する雨押えは共通です

<壁取り合い ⑥妻側> ※桁側、妻側ともに使用する雨押えは共通です

130

30 25

147°

-平棟カバー- -下り棟面戸(下り棟)-

110

1137.5

-棟エプロン(主棟)-

75

320

タルキ30×40

ケミカル面戸H50

平棟カバー

棟エプロン

(下り棟面戸)

-雨押え-

110 45

25

15

110

1137.5

-棟エプロン(主棟)-

棟エプロン

雨押え

コーキング

貫板15×90

ケミカル面戸H50

雨押え

貫板15×90

ケミカル面戸H50

コーキング

タルキ36×45

-雨押え-

110 45

25

15

捨板水切

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<⑦谷 (和風・洋風共通)>

<⑧主棟端 (洋風)> <⑨下り棟先端 (洋風)>

 

谷アングル

棟コーナー

剣先

ケミカル面戸H50

-本谷-

136

50

155°

50

60

-谷アングル-

本谷

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施工マニュアル8型

5.注意事項

本体表面に火気を近づけると表面塗膜が劣化する場合があります。

火の扱いには十分に注意して下さい。

製品を保管する時は、地面に直接置かないで下さい。

製品は台木に乗せ、シートを必ずかけて下さい。

本体の上を歩くときは、段差や山部をつぶさないように十分注意して下さい。

本体や部材を切断する時、切り屑を残さないよう十分注意して下さい。

切り屑が本体表面に付着すると、もらい錆が発生する原因になります。

施工可能勾配は2.5寸以上となっております。

2.5寸未満、及び90°以上の屋根面には施工できません。

本体、部材の締結釘は、当社のステンレススクリュー釘を使用して下さい。

製品の搬入、搬出の際は、製品に直接ワイヤーやロープをかけないようにして下さい。

変形、傷、破損の原因となります。

製品を地面や屋根の上で引きずるといった、製品を傷つけたり、変形、破損させるおそれの

ある行為、または外観を損なうような行為はおやめ下さい。

強風時の荷揚げ及び施工はおやめ下さい。風により製品が飛ばされるおそれがあります。

屋根上に荷揚げした製品は長時間放置せず、速やかに施工を行って下さい。

喫煙しながらの作業はおやめ下さい。

作業、休憩終了時には必ず清掃を行い、梱包材や切り屑、飲食物、タバコの吸殻等を散らか

さないようにして下さい。

作業中、休憩中問わず、施主様や近隣の方々の迷惑になるような言動はおやめ下さい。

寒冷地域あるいは強風地帯では、特殊な工事を必要とする場合があります。

こうした地域で施工される場合、事前に専門業者にご相談ください。

本マニュアルは、あくまでも当社の標準的な施工方法について記載しております。

特殊な設計、施工を行う場合には、事前に専門工事関係者にご相談下さい。

製品の破損や事故の原因となるおそれがあります危険を伴う場合がありますので、施工中は厳守のほどお願いいたします

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