Ham Radio Deluxeを使った遠隔操作(同一アクセスポイント内の無線LAN)マニュアル JF1ELR

使用したパソコンのOSは、WindowsXPです。

１．事前準備

　①Ham Radio Deluxe(以下H.D.R.と略す)をインストールした2台のパソコン(以下PCと略す)で、

それぞれのPC単独でH.D.R.が動作していること。

インストールしているH.D.R.のバージョンは、5.11です。

　②これら2台のPC間で、Skypeを使い通話が出来ていること。

ポイント：無線LANルーターの先は、インターネットがつながっていること。

　　　　　　パソコン毎に別々のSkypeアカウントを取得していること。

インターネット回線へ

Windows PC

H.D.R.対応の無線

機　私が使用したの

は、FT-857DM

各メーカー専用

のインターフェ

イスケーブル

シリアル-USB

変換ケーブル

ケーブルの接続部分

ＣＡＴインターフェイス

ケーブル　CT-62

PC-1

無線

LAN

ルー

ター

PC-2100円Shop製でも十

分実用になります。

２．システムのイメージ

無線LANの通信速度は、54Mbps以上

インターネット回線へ

３．サーバー側PC設定

　　①Windowsファイアウォール設定

　　②ユーザーアカウントを作成

　　③固定のIPアドレスの設定

　　④H.D.R.の設定

５．クライアント側PCのH.D.R.の設定

クライアント

側PC　H.D.R

と Skype起

動

無線

LAN

ルー

ター

サーバー側

PC Skypeの

み起動

無線機

RS-232C

/USB変換

ケーブル

MIC

MIC端子SP端子

EXT SP端子

MIC端子

SP

３．サーバー側PCの設定

　①Windowsファイアウォール例外にH.D.R.とSkypeを設定します。

スタート→コントロールパネル→Windowsファイアウォールのダイアログを開きます。

例外のタブをクリックして、プログラムを追加していきます。

　②ユーザーアカウントを作成します。

パソコンを買ってきて、始めにパソコンを設定する時、ユーザーアカウントを設定し、

パスワードが設定されていれば、不要です。

　設定していない場合は、

スタート→コントロールパネル→ユーザーアカウント→コンピュータの管理者　でパスワードを設定します。

下側に移動させると

Skypeは、既に入っ

ていました。プログラ

ムのインストール時

に、自動的に例外設

定されるようです。

パスワードを設

定するとここに

パスワード保護

と、表示が出る

　③H.D.Rを遠隔操作させるには、サーバー側PCに固定のIPアドレスが必要なので、その設定を行います。

スタート→コントロールパネル→ワイアレスネットワーク接続→プロパティ

中央の窓内を下側に動かして、インターネットプロトコル→プロパティで、

固定のプライベートIPアドレスに変更します。無線LANルーターのIPアドレスを参考に、

右端の数字を変えます。

ここまで設定したら、PCを再起動させます。

ユーザー名をクリックして、パスワードを入力します。

インターネットが使えるか確認します。

注：

インターネットを使った遠隔操作は、ダイナミック・ドメインDNSというサービスを使う方法もあるようです。

無線LANルー

ターのプライ

ベートIPアドレス

ここを設定

する

①

②

　④H.D.Rの設定

H.D.Rを起動させると、初期画面が出てきます。

私の場合、リグは、FT-857DM USBのポートは、COM９　通信スピードは、4800となっています。

Connectをクリックすると、操作画面が出てきます。

H.D.R.を使う事

で、コンパクト機

が高級機のよう

に、ダイレクトに

操作が出来るよう

になります。

ネットワーク環境を設定します。

②IP Serverを

クリック

③Port 7805を設定する

(ここが分かりずらい)

"ポートの穴開け"と言う

らしい

④クリック

サーバー側PC

のアカウントの

確認

サーバー側PC

のIPアドレスの

確認

①

H.D.R.を終了します。

４．クライアント側PCのネットワーク設定

　特にありません。

①

②

③

④

５．クライアント側PCのH.D.R.を起動させる。

②クリック

③クリック

⑤クリック

④チェック

を外す

①設定

クライアント側PCに、操作画面が出ました。

リモート操作の遅延時間のメッセージボックスグが出てきました。

６．サーバー側PCのSkypeの自動応答設定

ツール→設定

この設定をすると、クライアント側PCより、サーバー側PCのSkypeを自動応答させることが出来ます。

チェックを入れる

チェックを入れる

７．パソコンとリグのインターフェース

FT-857DMのリアパネル

サーバー側PCのケーブル接続

ＣＡＴインターフェイス

ケーブル　CT-62

外部スピーカー端子：

100円Shop製ステレオ

ミニプラグ

マイク端子：

100円Shop製ステレ

オミニプラグ

スピーカー端子：

100円Shop製ステレ

オミニプラグ

無線LANアダプタへ

USB～シリアル変換

ケーブル

Webカメラへ

アクティブスピーカー

のジャンクを流用

FT-857DMのマイクが丁度

良くフィットしたので、音響

カプラ方式にしました。

８．実際の運用のクライアント側PCの画面

H.D.R.

Skype サーバー側PCに

接続したカメラのFT-

857DMビデオ画像

Turbo HAMLOG

ここをクリック

します

ここにチェックを入

れると、Sメーター

が動作します。

Webカメラ