24
Ver.2.75

Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

  • Upload
    others

  • View
    4

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

Ver.2.75

Page 2: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

WebReleaseならエンタープライズCMSを安価に導入できる

実績豊富なパッケージ CMSでコスト削減マーケティングに投資する

WebReleaseは、2000年 7月の出荷開始以来、大手企業から SOHOまで、800社を超えるお客様に採用されています。そして今日に至るまで、数多くのお客様の様々なニーズを取り込みながら日々進化を続けてきました。WebReleaseは、スケジュール配信、リビジョン管理や承認ワークフローなど、ウェブサイトの構築・運用に求められるひととおりの機能を備えたパッケージタイプのCMSです。個別のカスタマイズ無しに多くのお客様に同じパッケージソフトをお使いいただくことで、高機能なエンタープライズ向け CMSを低価格で、かつバグの枯れた高い品質でご提供しています。WebReleaseなら、高機能 CMSを安価に導入してウェブサイトの運用コストを削減しながら、販売促進やプロモーションといった本来のウェブの目的であるマーケティング活動に投資することが可能になるのです。

トータル・コスト・パフォーマンスが高い

パッケージタイプのWebReleaseなら、箱から出してインストールするだけで、高機能な CMS環境を今すぐ手に入れることができます。ソリューション型や開発基盤型CMSのように、難易度が高く、予算超過やスケジュール遅延、仕様の過不足といったリスクを伴うシステム開発は必要ありません。DBサーバや専用公開サーバは不要でシステムの構築・運用も低コスト。テンプレートの自由度が高いので、カスタマイズ開発の必要もありません。インストール後はすぐにウェブサイトの制作に着手することができます。エンタープライズ向け CMSでありながら、ライセンス費も保守費も安価。HTMLベースのテンプレートは構築が容易で、多機能ながら直感的に使えるユーザインタフェースにより導入もスムーズです。トータル・コスト・パフォーマンスが高く、マーケティングニーズの変化にも柔軟に対応できるWebReleaseを採用することで、プロジェクトの全体予算、そして将来の拡張まで含めたライフサイクルコストを他社 CMSの数分の一から場合によっては数十分の一まで圧縮することができます。

Enterprise Edition

Workgroup Edition

Enterprise AL

導入コンサルティングトレーニング、運用サポートシステム開発カスタマイズ開発

RDB等の商用ミドルウェア別売オプション機能追加ライセンス (サイト数・ユーザ数・CPU数 )保守・有償バージョンアップ・動作検証

DBサーバ専用公開サーバ

ベースのライセンス費用以外にも様々な追加費用が生じる。その結果、プロジェクトの全体予算やライフサイクルコストが膨らむ傾向に。

他社CMS

02

Page 3: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

大規模サイトも大量アクセスもより小規模なサーバ設備で CMSを運用クラウドで更にコスト削減

マルチコア CPU対応のWebReleaseは、数万ページ規模のサイトも 1台の CMSサーバで管理可能です。自社開発のフレームワークにより RDBは不要、DBサーバも必要ありません。CMSサーバから公開サーバへ静的コンテンツを転送する静的配信型 CMSで、公開サーバ側は転送された静的コンテンツを処理するだけなので、アクセス毎に DBを読み込みコンテンツを生成する動的配信 CMS

と比べ負荷が軽く、より低スペックのサーバでアクセスを処理できます。また、万が一 CMSが停止しても公開は止まらないため、公開サーバを冗長化するだけで公開サービスを無停止化できます。クラウドを利用すれば、コンテンツが増えてからCMSサーバをスケールアップする、アクセスの増減に合わせて公開サーバをスケールアウト /縮退するというように、必要に応じて設備を増減することでさらにサーバ費用を削減することができます。

サイト数・ユーザ数・CPU数は無制限オプション費用なし、保守も低コスト

WebReleaseは、ライセンスポリシーもまたリーズナブルです。1ライセンスで複数のサイト・複数のドメインを管理することができ、ユーザ数にも制限はありません。将来活用が進んで、管理するサイトが増えたり管理者が増えた際も、ライセンスの追加購入は必要ありません。WebReleaseをインストールするサーバの CPU数・コア数にも制限が無いので、4コアや 8コアといったマルチコア CPUを複数搭載したサーバでも、1ライセンスで運用することができます。WebReleaseには別売のオプション機能はありません。全ての機能はパッケージに含まれています。無償または安価な保守プログラムで最新のバグフィックス版や機能追加版をいつでもダウンロードできます。導入時から将来にわたってライセンス費用が明確で予算化しやすい製品です。

• 管理するサイト数・ドメイン数は無制限。• ユーザ数無制限。• WebReleaseサーバの CPU数・コア数も無制限。• 別売のオプション機能無し。• 安価なソフトウェア保守(最新版ダウンロード)。

使い易いユーザインタフェースで特別なトレーニング無しに社内で確実に運用できるパッケージなので開発不要

ミドルウェアは全てオープンソース別売のオプション機能は無しサイト数・ユーザ数・CPU数は無制限安価なソフトウェア保守費

CMSサーバのみ追加DBサーバや専用公開サーバは不要

構築・運用

ライセンス

サーバ環境

エンタープライズ向けCMSでありながら、ライセンス費も保守費も安価。構築や運用、サーバ環境、維持管理や将来の拡張性も含めトータルのコストパフォーマンスも高い。

トータルのコストは数分の一 ~ 数十分の一

03

Page 4: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

英語インタフェースとグローバル対応

WebReleaseは、操作画面の言語を英語に切り替えることができます。また、操作画面中の時刻表示に利用者の希望するタイムゾーンを指定することができます。国内だけでなく、海外拠点から直接WebReleaseを使ってサイトを更新したい場合にも便利にご利用いただけます。

WebReleaseはグローバル展開に対応

グループ企業各社にも安価に展開

子会社や海外現地法人等、自社の他のグループ企業にもCMSを導入したいといったお客様のために、オプション・ライセンス製品WebRelease 2 Global Sublicense

をご用意しています。ページ数無制限のWebRelease 2

Enterprise Editionをベースライセンスとして、追加する法人数分の Global Sublicenseを購入することで、各社が同じWebReleaseをページ数・サイト数・ユーザ数全て無制限で共用することができます。

• Enterprise Editionに Global Sublicenseを追加、各社が同じWebReleaseを共用できる。

• Workgroup Editionと同じ価格で、各社ともページ数・サイト数・ユーザ数無制限で使える。

• 複数台のサーバで運用する場合は、台数分のベースライセンスが必要です。

• ブラウザの設定(Mac OSの場合は「言語とテキスト」)で、操作画面の表示を日本語 /英語に切り替え可能。

• サイトごとおよびユーザごとにタイムゾーンを設定可能。• サマータイム対応。• 同じサイトを日 /英で同時に操作することもできる。

GlobalSublicense

A社

B社

C社

D社

オプション・ライセンスの追加でグループ企業各社がWebReleaseを共用できる

各社ともページ数・サイト数・ユーザ数は無制限

EnterpriseEdition

GlobalSublicense

GlobalSublicense

A

AA

AAAAA

AAAAA

海外拠点からCMSサーバにアクセス現地向けサイトを更新

サイト数に制限がないので複数言語のサイトを構築できる

操作画面の表示を日本語 /英語に切り替え可能

WebRelease 2 Enterprise Edition +Global Sublicense

04

Page 5: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

WebReleaseなら短期間で導入できる

開発や個別カスタマイズが不要のパッケージテンプレートはHTMLベース

完全なパッケージタイプのWebReleaseは、開発基盤型CMSのような大掛かりなシステム開発や、オープンソース CMSのようなカスタマイズ開発は必要ありません。インストールが終わったら、すぐにテンプレートの作成に着手することができます。テンプレートはプログラミング不要。ウェブクリエイターが慣れ親しんだ HTMLと僅かな拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができます。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要ありません。

WebReleaseは、サイトの構造や各ページのデザイン、レイアウト等に一切制約がありません。そのため、あらかじめ CMSの制約を把握しておき、そのうえでサイト設計を行うというように、サイトの形を CMS

に合わせる必要はありません。ウェブデザイナは、これまでの手作業によるウェブ制作と同じように、自由にサイトを設計することができます。WebReleaseなら、従来の制作と何ら変わらないフローで、スムーズに導入することができます。

WebReleaseでは、全てのページはテンプレートをもとに生成されます。テンプレートの作成は、大きく次の二つからなります。

要素の定義ページ上に配置したり、カテゴリ分けのために必要な情報について、名称や属性などを定義します。

展開の作成生成するソースの雛形を記述します。ソースのなかに、上記の要素やWebReleaseの拡張タグ、関数を埋め込んでゆきます。

公開に向けて、作成したテンプレートに対してページ編集画面上でコンテンツを入力します。WebReleaseは、データとデザインが完全に分離されているので、テンプレートの要素定義が確定していれば、HTMLの制作(展開の作成)とコンテンツ入力作業を並行して進めることができます。そうすることでスケジュールを短縮したり、ある程度コンテンツが入った状態でデザインやナビゲーションを検証しながら、公開直前まで調整するといったことも可能になります。

直感的に使える操作性に優れたユーザインタフェースを持つWebReleaseなら、ビジネスの現場へ CMSを導入する際にも特別なトレーニングを必要としません。ごく僅かなガイダンスだけで確実に社内で CMSの運用を開始することができます。また、RDBMSレスのWebRelease

はシステムの運用も容易です。専門知識を要する性能維持のためのRDBMS特有のメンテナンス作業は不要です。定期的なバックアップ以外は何もすることは無い、メンテナンスフリーの CMSです。

サイト設計

デザイン制作テンプレート作成

初期コンテンツ入力

(コンテンツ移行)公開~運用開始

HTML等の技術知識無しに自分でページを作成、公開できる。

サイトオーナー

システムエンジニアの手助け無しにサイトを設計、テンプレートを作成できる。

ウェブクリエイター

システムエンジニア

CMSの開発は不要、WebReleaseのインストールと初期設定作業のみ。

05

Page 6: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

WebReleaseでサイトの競争力を高める

Webの進化に迅速に対応できるリポジトリ +テンプレート型

WebReleaseは、コンテンツリポジトリを備えたテンプレート型の CMSです。コンテンツデータとテンプレートはリポジトリの中で別々に保管され、配信時に静的ページを生成します。テンプレートに変更を加えると、そのテンプレートで過去に作成した全てのページに変更が反映されるので、WYSIWYG型やファイル取り込み型の CMSと

違い、コンテンツ資産はそのままに、安価かつ迅速にサイト全体の形を変えてゆくことができます。このような仕組みを手に入れることで、スマートフォンの普及や HTML5への移行、アクセシビリティの変更といったWebの激しい変化にも、柔軟かつ迅速に対応してゆくことが可能になります。

Content Template

Repository

ワンソースマルチユース

テンプレートで一括変更

旧来型 CMSの課題を解決

マルチデバイスへの展開テンプレートで定義された情報構造に従って入力画面が自動生成され、入力されたコンテンツデータは、その構造でリポジトリに保管されます。テンプレート

サイトリニューアルを安価・迅速にテンプレートには、生成するソースコードの雛形を記述できます。リポジトリの中ではコンテンツとテンプレートは別々に保管され、配信時に静的ページを生成します。既に配信したページであっても、テンプレートを変更すると全てのページに反映されるので、WebRelease導入後は、リニューアルの費用と期間を大幅に削減することが可能です。

リニューアルは作り直し?デバイスごとにサイトを構築?見たままのデザインでページを作成するWYSIWYG型CMSや、手作業で作成した既存のページを取り込むファイル管理型 CMSでは、データを構造化して格納するリポジトリを持っていないためにコンテンツは全

てページの状態で保管されます。このようなコンテンツデータとマークアップ言語が混在した状態では、リニューアルの際には 1ページずつ手作業で修正しなければならず、大規模サイトではフルリニューアルが困難になります。また、あとからコンテンツデータだけを取り出すことができないため、マルチデバイスへの展開も、デバイスごとにサイトを構築、更新負荷も倍増することになります。

には複数配信先のソースコードの雛形を記述でき、各ソースコードから保管されたコンテンツデータを自由に参照できるので、一度の入力で PCサイトとスマートフォンサイトのへコンテンツを配信するといった、ワンソース・マルチユースを容易に実現できます。

06

Page 7: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

低コスト・短期間で PDCAサイクルを実践

CMSを導入しても、改善の度に高額な予算や長い開発期間を要するのでは意味はありません。WebReleaseなら、そのようなリニューアルも大掛かりな再開発やコンテンツの再入力なしに、テンプレートに修正を加えるだけで実現できます。低コスト・短期間で PDCAサイクルを回し、ウェブサイトをスパイラルに成長させることが可能です。PDCAサイクルを短期間で回すことができれば、サイト

の競争力を高めるうえで大きなアドバンテージになります。

• プランを素早く実行することができる。• 結果を早く得ることができる。• 想定外の結果になっても、より早く対処できる。• 予見できない変化に迅速に対応できる。• 短期間の方が未来を予測しやすい。

管理負荷を削減、コンテンツ運用を効率化

WebReleaseは、2000年 7月の発売以来、数々のお客様からのご要望を取り込みながらバージョンアップを繰り返し、高機能かつ直感的に使える CMSとして進化し続けています。エンタープライズ向け CMSに求められる要件

• 複数サイト・複数ドメイン管理• ユーザ種別(システム管理者 /一般ユーザ /期限付)• CSV一括ユーザ登録• サイトごとのアクセス権限設定• サイト内各フォルダごとのアクセス権限設定• サイトごと・スタッフごとの権限種別設定• パスワード有効期限 /最短長設定 /再利用禁止 /字種制約• ログイン履歴 /操作履歴 /承認履歴• 最大 5段階までの承認プロセス設定• 複数ページ一括承認,複数承認一括依頼• 承認依頼 /承認完了 /差戻し /遅延警告メール通知• 承認進捗一覧• ページリビジョン管理 /ロールバック• リビジョン差分表示 (プレビュー /ソース /入力項目 )

• スケジュール配信 /差分配信 /リカバリ配信• 配信予約 (次回日時 /曜日・定時 )

に応える高い機能性、長年のノウハウによる現場に即した様々な管理機能がコラボレーションをサポート。企業のウェブサイトを手軽に素早く、そしてミス無く確実に運用することを可能にします。

• マルチデバイス配信• グローバル機能 (英語 GUI/タイムゾーン設定 )

• サイト内ページ検索• 語句と文字のチェック (禁止 /置換 /推奨 /抑止 )

• 編集中ページの排他制御• 即時プレビュー /日時指定プレビュー• スマートフォン実機プレビュー• テンプレート管理機能,テンプレート部品化• 外部コンテンツの取込• WYSIWYGエディタ (部分利用,機能制限 )

• ブロック編集 (セレクタ )

• 画像・添付ファイルのページ内入力• サイト内関連コンテンツ・関連リンク自動更新• 関連ファイルの自動同時アップロード• 外部リンクチェック 他

テンプレートの変更が過去に作成した全ページに反映されるので、サイト全体を PDCAサイクルに乗せて、高速で回すことができる。

コンテンツリポジトリ

静的コンテンツ

サイトオーナー

テンプレートにトラッキングコードを記述全ページに自動的に埋込まれる

テンプレートの改善

Googleユニバーサールアナリティクス等

コンテンツの更新

ウェブデザイナーウェブデベロッパー

07

Page 8: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

Amazon S3

WebReleaseはシステムの構築・運用も低コスト

RDB不要、クラウドでの運用も容易

コストパフォーマンスの高いパッケージ型 CMSのWebReleaseは、システムの TCOにおいても優れています。DBサーバは不要、利用者の PCや公開サーバへのソフトウェアのインストールも必要ありません。既存の環境に CMSサーバを 1台追加するだけで、CMS環境を構築することができます。

統合インストーラやソフトウェアアップデート機能により、インストールやバージョンアップの作業も簡単。また RDBを使わないため、定期的なバックアップ以外、メンテナンス作業も必要ありません。CMSの導入から運用の際の、インフラコストやシステムエンジニアの作業工数を大幅に削減することができます。

コンテンツ管理者環境 WebReleaseサーバ 公開サーバ(またはステージングサーバ)

HTTP

HTTPS

FTP

SFTP

OSWindowsMac OSLinux

ブラウザMicrosoft EdgeInternet Explorer 8 以降Google ChromeFirefoxSafari

• WebReleaseサーバに HTTP(S)でアクセス可能であること。

OSAmazon Linux 2Red Hat Enterprise Linux 6, 7, 8CentOS 6, 7, 8OS X 10.10, 10.11macOS Sierra v10.12macOS High Sierra v10.13macOS Mojave v10.14 macOS Catalina v10.15

ミドルウェアApache 2OpenJDK 8Tomcat 8.5

• ApacheはOS同梱のものを使用。• OpenJDKと TomcatはWebReleaseに同梱。

• 別途メールサーバが必要。

OS制約なし

HTTPD制約なし

• WebReleaseサーバから固定アカウントで FTPが可能であること。

• マルチデバイス配信を行う場合はApache + mod_rewriteが必要。

WebReleaseの操作は全てウェブブラウザから行えます。代表的なブラウザをひととおりサポートしていますので、利用者の PCのOSがWindowsでもMacでも Linuxでも同じように操作することができます。

利用者の PCにソフトウェアのインストールは必要ありません。プラグインも不要です。そのため各 PCへのインストール作業や、追加したソフトウェアのバージョン管理が重荷になることはありません。

WebReleaseの動作に必要なミドルウェアは全てオープンソースなので費用は掛かりません。

弊社自社開発のフレームワークにより、RDBMSは不要です。

64bitプラットフォームのサポート、マルチコアやマルチ CPU上での並列分散処理など、最新のサーバテクノロジに対応しています。

WebReleaseは、静的ページを生成し、FTPを使って公開サーバに配信するため、公開サーバ側にソフトウェアのインストールは不要です。

公開サーバ上でアプリケーションが動作することは無いので、社内セキュリティ・ガイドラインへの適合も容易です。

WebRelease は Amazon S3 に対してコンテンツを直接アップロードすることができます。WebRelease + Amazon S3 + CloudFront の組み合わせで、高性能でサーバーレスなコンテンツ配信環境を簡単に構築することができます。

HTTPS

• WebRelease か ら Amazon S3 へ コンテンツを直接アップロード可能。

08

Page 9: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

Javaベース、マルチプラットフォーム対応

WebReleaseは、高可用性と幅広いプラットフォームの選択肢とをもたらす Javaテクノロジー上に構築されたCMSです。Amazon Linux 2、Red Hat Enterprise Linux、CentOS、Mac OSと、各種OSを幅広くサポートしています。導入環境に最適なプラットフォームをお選びください。

わずか数分でインストール完了

WebReleaseには、アプリケーション本体と必要なミドルウェアを全てインストールする統合インストーラが用意されているので、環境構築は数分~十数分で完了、ただちにサイト制作に着手できます。WebRelease の パ ッ ケ ー ジ に は Apache Software

Foundation か ら リ リ ー ス さ れ て い る Tomcat 8.5

と OpenJDK 8が同梱されています。Tomcat 8.5とOpenJDK 8のインストールおよび設定は、WebRelease

の統合インストーラによって行われます。インストールの際に Tomcat 8.5とOpenJDK 8を別途ダウンロードしてインストールしていただく必要はありません。

マルチコアCPUに対応数万ページのサイトも 1台のCMSサーバで

WebReleaseは、一つの処理を複数の CPU上で並列化して実行することが可能です。また 64bitプラットフォームにも対応していますので、大容量のメモリやマルチコアCPUを搭載したサーバマシン上で動作させることで高い性能を発揮します。数百ページの小規模サイトから数千~数万ページの中・大規模サイトまで、サイトの規模に応じたスケーラビリティを確保することが可能です。

無償または安価な保守

ページ数無制限の Enterprise Editionには小額の費用で、500ページ制限のWorkgroup Editionや開発用のDeveloper Edition等には無償で、ソフトウェア保守が提供されます。バグ修正版はもちろん機能追加版も入手でき、GUIベースの操作で再インストール無しにバージョンアップできるので、常に最新の製品を使い続けることが容易です。WebReleaseは、RDBMSが不要で動作に必要なミドルウェアは全てオープンソースなので、CMS本体以外のソフトウェアに保守費用がかかることはありません。WebReleaseなら、CMSの維持費を安価に抑えることができます。

WebRelease 2.75サーバソフトウェア構成

HTTP

WebRelease 2.75

Tomcat

CoyoteHTTP/1.1Connector0.0.0.0:50002

OpenJDK Amazon Corretto 8

Apache 2

mod_proxy

Operating SystemAmazon Linux 2 / Red Hat Enterprise Linux / CentOS / Mac OS

HTTP HTTPS

HTTPHTTPSSMTP

09

Page 10: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

WebReleaseでワンランク上のモバイルサイトに対応

XML連携で既存のデータをコンテンツ資産に

WebReleaseは、外部から供給される整形式の XMLデータを http 経由で取り込み、それをページデータの一部として使用しながらコンテンツを生成することができます。そして XMLデータの取得をトリガにして、公開コンテンツも自動的に更新されます。これにより、他システムのデータや他サイトのコンテンツと、WebReleaseで生成するコンテンツを同期をとって連携させるといったことが簡単に実現できます。

カスタマイズ無しに様々なサイトに適用多彩な導入実績

WebReleaseは、発売以来、特定の業種や用途、サイト規模などに限定されることなく、様々なウェブサイトに導入されています。その全てが個別のカスタマイズ無しに、パッケージそのままで利用されています。これら多彩かつ豊富な導入実績が、自由度の高さを物語っています。

• 家電メーカー /コーポレート・商品カタログサイト• 精密機器メーカー /多言語・グローバル• 化学薬品メーカー /多言語・グローバル• アパレル /商品カタログサイト• 重工業 /コーポレートサイト• 流通 /各店舗・セール情報• 商業施設 /イベント情報• 通信 /IR情報• 旅行社 /ツアー情報• 放送 /番組紹介• 出版 /書籍紹介• 金融機関・医療機関• 官公庁・自治体・公益法人・大学• ECサイト 、イントラネット 他 (2019年 10月現在、850社超の導入実績)

モバイルデバイスのユーザが着実に増え続けるなか、今後モバイルサイトの重要性が急速に増してゆくことは間違いないでしょう。日々モバイルで様々なアプリやサービスを使いこなしているユーザは、企業のモバイルサイトにも操作しやすく素早く情報を得られる洗練された UI/UXを

期待しています。そうしたユーザをしっかりと獲得するためには、従来にもまして踏み込んだモバイル対応が急務です。WebRelease ならマルチデバイス配信とレスポンシブWebデザインを組み合わせることで、ワンランク上のモバイルサイトを構築することができます。

他サイト

他システム

XMLを取り込んで静的ページを生成、データの更新 → 配信も自動化が可能。

WebRelease

HTML

HTML

JSON

HTML

コンテンツ

テンプレート

リポジトリPC

スマートフォン

フィーチャーフォン

スマホアプリサイネージデータ放送 ...

マルチデバイス配信+レスポンシブWebデザインでモバイル向けUI/UXを最適化

マルチデバイス配信 + レスポンシブWebデザイン

デバイスごとにテンプレートを作成、一度の入力でそれぞれのデバイス向けサイトへコンテンツを同時配信する。

デバイスによってはレスポンシブWebデザインを導入。

レスポンシブWebデザインだけでは困難だったデバイスに特化したUI/UXの最適化や、コンテンツの差分や差し替え、幅広いデバイスやメディアへの対応が可能。

10

Page 11: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

高い自由度、幅広い応用クリエイティビティを存分に発揮

WebReleaseのテンプレートは、これまでのページ制作と同様に HTMLをベースに白紙の状態から自由にページデザインを定義することができます。サイト構造やページデザイン、言語やタグの制約は一切ありません。条件分岐を使って一つのテンプレートの中に異なるデザインパタンを持たせたり、反復制御を使って同じレイアウトを繰り返すといったことができます。また、あらかじめテンプレートの中に様々な部品を定義しておき、入力時にそれらを選択しながらページを作成するといったこともできます。WYSIWYGエディタのように、入力担当者のデザインスキルに依存することなく、またガイドラインから逸脱することなく、サイト全体のクオリティを高めることが可能になります。コンポーネントやメソッドなど、テンプレートの再利用性を上げることができる仕組みも用意されていますので、ウェブクリエイターは、サイトのクリエイティブパフォーマンスを高めることにより注力できるようになります。

高度なナビゲーションでファインダビリティを高める

WebReleaseは、テンプレート上でページ間のコンテンツのリンク関係を定義し、サイトの構造やナビゲーション、コンテンツの参照関係を自由に実装することができます。インデックスやナビゲーション、トピックリスト(パンくずリスト)やサイトマップ、RSS等を自動生成することが可能です。

また単純なツリー構造型のサイトだけではなく、複数のインデックスでナビゲーションを構成するマルチインデックス型のサイトも構築することができます。従来の手作業での制作による運用では不可能だった複雑なリンクも、WebReleaseならテンプレート上に定義することで更新を自動化できます。

階層構造 マルチインデックス

ファインダビリティに優れ、サイト内回遊率が高い。

情報を見つけにくい。終端のページで離脱する。

単純なツリー構造ではなく、複数のインデックスでナビゲーションを構成。

サイト構造、デザインに制約が無い

デザイン固定ではなく汎用的なテンプレートも作成できる

様々なソースを生成可能

テンプレートに記述するソースの雛形にタグや言語の制約が無い

HTML, CSS, JavaScript, JSON,XML, PHP....

一つのテンプレートに様々な部品を定義,入力画面で選択する

テキスト 画像 表 ....

複雑なコンテンツ参照関係もテンプレートで自由に定義。更新が各箇所へ自動的に反映される。

トップページ新着情報

カテゴリトップインデックス

サイトマップRSS, SNS etc...

同カテゴリページ関連リンク

11

Page 12: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

仕様

■ WebReleaseの製品構成

WebReleaseには下記の4種類の製品があります。

• Enterprise Edition• Workgroup Edition• Enterprise AL• Developer Edition

いずれの製品も機能は全く同じです。サポート条件等につきましても違いはありません。

Enterprise EditionがWebReleaseの最上位製品です。Workgroup Editionは中規模サイト向けの製品です。管理可能なページ数が 500ページに制限されている点だけが Enterprise Editionと異なります。Enterprise ALは、Enterprise Editionの機能を 1年間限定で利用できる期間ライセンス製品です。ライセンスの延長、Enterprise Editionへのライセンス切り替えも可能です。 Developer Edition は開発用途限定の製品です。 機能面では Enterprise Edition と同じです。 サイトの構築やリニューアル作業用のプラットフォームとしてお使いいただけますが、イントラネットの場合も含め、実サイトの運営にはご利用いただけません。

各製品の機能は同じですので、本ページに記載されている機能は全ての製品に共通です。

■ ユーザ管理機能

● ユーザ登録WebReleaseを利用してサイトの構築・運営を行うためには、WebReleaseにログインする必要があります。

ユーザ登録はシステム管理ユーザが行います。システム管理ユーザは、ID/パスワード /ユーザプロファイルを登録してWebReleaseにユーザアカウントを作成します。

ユーザは、作成されたアカウントの IDとパスワードを使ってWebReleaseにログインしてWebReleaseの機能を利用します。

CSV形式のファイルを使うことで複数のユーザを一括して登録することができます。また、登録されているユーザ情報は CSV形式でダウンロードすることができます。

CSV形式のファイルを使うことで一括してユーザの各種属性を更新することができます。

● パスワードパスワードはユーザ本人またはシステム管理ユーザによって設定することができます。システム管理ユーザが他のユーザのパスワードを再設定した場合、再設定を受けたユーザは、次回ログイン時に自身でのパスワード再設定が要求されます。

パスワードには有効期限を設定することができます。有効期限を過ぎるとログイン直後に新パスワードの設定が要求されます。

パスワードの最短長は、5文字から 15文字の範囲で規定することができます。パスワードを設定する際は、

規定を満たす長さのパスワードの設定が必要になります。

パスワードを構成する文字種に制約を加える事ができます。英字大文字、英字小文字、数字、記号をそれぞれ一定数以上含むパスワードのみが使用できるように制約条件を付けることができます。

同じパスワードを繰り返し再利用することを禁止することができます。最大で、過去 15世代まで遡り、そのユーザが過去に利用したパスワードの再利用を禁止することができます。

WebReleaseは、設定されているユーザのログインパスワードのMD5ハッシュのみを保管しています。パスワードそのものは保管していません。

● ユーザプロファイルユーザアカウント作成時に「氏名」「所属」「メールアドレス」などのユーザプロファイルを登録します。ユーザプロファイルはユーザ本人またはシステム管理ユーザによって随時設定を変更することができます。

● ユーザ種別WebReleaseのユーザ種別には「一般ユーザ」と「システム管理ユーザ」があります。

システム管理ユーザはシステム全域で全ての権限を行使することができます。システム管理ユーザが「一般ユーザ」に「システム管理ユーザ」属性を付与することで、そのユーザは「システム管理ユーザ」として振る舞えるようになります。システム管理ユーザは複数人設定可能です。

● ユーザアカウントの有効期限ユーザアカウントには有効期限が設定可能です。有効期限の設定はシステム管理ユーザが行います。ユーザアカウントが期限切れになるとログインができなくなります。期限切れになったユーザアカウントについては、システム管理ユーザが有効期限の延長または解除をすることで復活することができます。

● ユーザの休止システム管理ユーザは、アカウントを「休止」設定することができます。休止設定されているアカウントではログインできません。

● セッションタイムアウト時間セッションタイムアウト時間とは、ユーザがWebReleaseにログインした状態で、なにも操作せずに放置した場合の自動ログアウトまでの時間です。ユーザごとにセッションタイムアウト時間を 10分から 1,500分 (25時間 )の間で設定することができます。

● ユーザの削除不要になったユーザアカウントは削除することができます。複数のユーザアカウントを選択して一括して削除することもできます。

● ログインユーザの一覧表示その時点でWebReleaseにログインしているユーザの一覧を表示することができます。一覧にはアカウン

トの IDやログイン時刻の他に、そのユーザのアクセス元 IPアドレス、ユーザのブラウザ種別 (User-agent)、作業中のサイト等も表示されます。

● ログイン履歴WebReleaseへのユーザのログイン及びログアウトの履歴を見ることができます。履歴にはログインしたアカウントの ID、ログイン時刻、ログアウト時刻、アクセス元 IPアドレス、ユーザのブラウザ種別 (User-agent)等が表示されます。

● その他登録可能なユーザの数に制限はありませんが、画面の構成やWebReleaseの想定利用規模から、数千ユーザ程度が事実上の上限となります。

■ サイト運営管理機能

1台のWebReleaseサーバで複数のサイトを管理することができます。ライセンス上は 1台のWebReleaseサーバで管理できるサイト数には制限はありませんので、いくつでもサイトを作成して運営管理することができるのですが、実際にはサーバの性能により管理できるサイトの数の上限が発生します。

● サイトの作成サイトは誰でも作成することができます。サイト作成直後にはそのサイトを作成したユーザが、そのサイトのマネージャー権限を持つ最初のスタッフとなります。その後、他のユーザをスタッフに任命してゆくことでサイトを運営管理するチームを構成します。システム管理ユーザだけがサイトの作成を行えるように制限することもできます。

● サイトのスタッフユーザはサイトのスタッフに任命されると、そのサイトの運営に参画できるようになります。スタッフに任命されていないユーザはサイトの運営には一切参画できません。

任命したスタッフには、そのサイト内での役割 (権限 )を割り当てます。サイトのスタッフに割り当てることができる役割は以下の 4種類です。

ライター ページを作成 /編集できます。

エディター ページの公開/公開終了を管理することができます。

デザイナー テンプレートを作成 /編集できます。

マネージャー スタッフの任命や役割の設定ができます。

一人のスタッフに複数の役割を組み合わせて割り当てることができます。スタッフの任命や解任、役割変更は、そのサイトのマネージャー権限を持つスタッフが随時行います。

スタッフごとに利用可能なテンプレートのセットを指定することができます。また、スタッフごとにアクセスを禁止するページフォルダを複数設定することができます。

12

Page 13: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

● サイトリソースサイトには、画像や添付ファイルなど、サイト全体で共通に使うリソースをサイトリソースとして登録しておくことができます。サイトリソースはテンプレートの「展開」や「メソッド」から参照することができます。

WebReleaseには YUICompressorが組み込まれています。ファイル名のサフィックスが jsまたは cssであるリソースに関しては、圧縮および難読化を行なってから公開サーバに配信する指定が可能です。

サイトリソースの数には特に制限はありません。ただしユーザインタフェースの面から、数百個程度が事実上の上限になります。

● サイトのエキスポートサイトデータ全体をサイトアーカイブファイルとしてエキスポートすることができます。エキスポートの操作はブラウザから行います。エキスポートされたサイトはサイトアーカイブファイルとして PCの「ディスクに保存」されます。

エキスポートされたサイトアーカイブファイルは、自もしくは他のWebReleaseにインポートすることができます。

サイトのエキスポート時には、パスワードを設定することで、ダウンロードされるサイトアーカイブファイルを暗号化 (128bit AES)して保護することもできます。

サイトのエキスポートはシステム管理ユーザまたはそのサイトのマネージャーだけが行える操作です。

エキスポートしたデータをサイトデータのバックアップとして保存することもできます。

● サイトのインポートエキスポートされたサイトアーカイブファイルは、自もしくは他のWebReleaseにインポートすることができます。サイトをインポートすると、そのサイトがエキスポートされた時の状態を完全に再現することができます。

サイトのインポートはシステム管理ユーザだけが行える操作です。

● サイトの閉鎖サイトは閉鎖することができます。閉鎖されたサイトは、一般ユーザにはあたかも削除されたかのように見えなくなります。閉鎖されているサイトへはシステム管理ユーザだけが立ち入ることができます。

閉鎖されたサイトはいつでも閉鎖を解除することができます。リニューアルを終えた後の旧サイトを閉鎖した状態で保全する場合などに使用します。

● サイトの削除不要になったサイトは削除することができます。

■ テンプレート管理機能

WebReleaseでは、全てのページはテンプレートから作られます。サイト内にはいくつでもテンプレートを

作成することができます。サイトをまたがって共有するテンプレートは作ることはできません。

● 文書型の定義「要素」を組み合わせて文書型を定義します。必要なタイプの「要素」を選んでそれに名前をつけて並びを指定してゆくことで文書型を定義します。

「グループ項目」と呼ばれる要素を使うことで要素をツリー状 (構造体 )に構成することができます。グループ項目は自由に入れ子 (nest)にすることができます。

「セレクタ」と呼ばれる要素を使うことで、ツリーの形状をコンテンツ入力時に指定することができるようになります。セレクタはグループ項目と似ていますが、そのセレクタの下位に定義されている構造の一つをコンテンツ入力時にコンテンツ入力者が選択して入力する点がグループ項目と異なります。セレクタとグループ項目が混在した構造を定義することができます。

要素には繰り返しの指定ができます。

文書型の全体、または一部分を「コンポーネント」として定義することができます。よく利用する文書構造に対応したコンポーネントを準備しておくことでテンプレートの作成を効率化できます。

● 要素のタイプ要素の型は下記の 15種類が用意されています。

• 1行テキスト• 複数行テキスト• WYSIWYGエディタ• ラジオボタン• ポップアップボタン• チェックボックス• 年 /年月 /年月日 /年月日時分 /年月日時分秒• 目次• リンク• イメージ• 添付ファイル• XMLリーダ• コンポーネント• グループ項目• セレクタ

「WYSIWYGエディタ」は、コンテンツの入力を WYSIWYGで行える要素です。この要素を使うことで、ページ全体の構成や導線をテンプレートでコントロールしながら、細部をWYSIWYGエディタで自由に編集することができるテンプレートを作成することができます。WYSIWYGエディタの機能は下記の通りです。

ボールド ,イタリック ,下線 ,打ち消し線 ,下付き添字 ,上付き文字 ,特殊文字挿入 ,左揃え ,中揃え ,右揃え ,両端揃え ,順序付き箇条書き ,箇条書き ,インデント ,アウトデント ,ブロック引用 ,書式 ,フォント ,フォントサイズ (pt/px/%),テキスト色 ,テキスト背景色 ,貼り付け ,プレーンテキスト貼り付け ,ワード文書から貼り付け ,テーブル挿入 /編集 ,横罫線 ,リンク挿入 /編集 ,アンカー挿入 /編集 ,イメージ挿入 /リサイズ /圧縮 /回転 ,Undo/Redo,検索 /置き換え ,全てを選択 ,ソース編集 ,ブロック構造の表示 ,フォーマット削除

上記機能から必要な機能のみを選択し機能を限定し

たWYSIWYGエディタを必要な数だけ定義して使い分けることが可能です。WYSIWYGエディタに関しては、入力文字数の最小文字数、最大文字数および、WYSIWYGエディタ内で使用可能な画像の幅、高さ、ファイルサイズ、添付ファイルのファイルサイズを規定することができます。

「目次」は、ページのリストを作りだすための要素です。目次を使うと、特定のテンプレートで作成されたページをリスティングすることができます。

テンプレートの「展開」の中では、目次にリスティングされているページに対してwr-forとwr-ifといったWebReleaseの拡張タグを使って条件に合うページを選別したり sort()関数で並べ換える等することで、様々なリスティング (マルチインデックス ) の生成が可能です。リスティングされたページ群をベースに、リスト表示を作成したり、ページ間の導線 (リンク関係 )を生成することができます。目次にリスティングされたページから直接値を取り出して「目次」を保有している側のページにリスト中のページの一部 (ページのタイトルやサマリ文、サムネイル画像など )を埋め込むことが可能です。

「XMLリーダ」は RSSフィード等を取り込む時に使用する要素です。ページ作成時には「XMLリーダ」要素に対してはフィードのURLとフィードをポーリングするインターバルを指定します。展開中では「XMLリーダ」要素からは、取得したフィードの文書を DOMの様に参照することができます。取得可能な XMLの形状に特に制限はありません。いわゆる RSSフォーマットでない XMLも取り込むことができますので、データベースや他システムとの連携に応用することができます。

「1行テキスト」と「複数行テキスト」は文章を入力するための要素です。入力文字数の最小、最大、初期値を規定することができます。WebReleaseにはmarkdownプロセッサが組み込まれています。「複数行テキスト」の場合には、必要に応じてmarkdown記法を使うこともできます。

「イメージ」は画像の入力に使用します。gif、jpg、pngが使用できます。イメージについては、幅、高さ、ファイルサイズの最大値を規定することができます。また、拡大、縮小、回転 ( 90°単位 )が可能です。

「添付ファイル」は PDFなどの任意の添付ファイルを入力するときに使用します。ファイルサイズの最大値を規定することができます。

● 展開「展開」は作成されたページにマークアップを加えて最終的なコンテンツを生成するためのものです。

展開中には「要素」の値を埋め込むことができます。展開中では、繰り返しのためのwr-forや条件判定のためのwr-if等の拡張タグを使うことができます。また、展開結果に埋め込む値を加工するために「関数」を使うことが可能です。

展開中では数値演算が行えます。(2進 10進変換誤差を生じない演算が行えます )

13

Page 14: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

展開により生成されるコンテンツは HTMLや XMLに限定されることはありません。テキストで表現可能なコンテンツであれば、RSSや様々な XML文書、また、PHP等スクリプトを含むコンテンツを幅広く生成することが可能です。

特定の HTML規格に限定されないため、様々なデバイス向けのコンテンツの生成が可能です。また、JavaScriptなどを使用してクライアントサイドで加工して使用することを前提とするような、データファイルの生成も可能です。

● メソッド展開の一部分を生成するために、「メソッド」を定義して使用することが可能です。一つのテンプレート中に複数のメソッドを定義することができます。メソッドは展開中や他のメソッドから、関数のように呼び出して使用します。パラメタを持つメソッドも定義可能です。

メソッドは目次やリンク要素経由で他のページから呼び出すことも可能です。また、コンポーネントに定義されているメソッドを呼び出すことも可能です。メソッドは再帰呼出が可能です。

展開を複数のメソッドに分解して作成することでテンプレートの見通しがよくなり、メンテナンス性や再利用性が向上します。

● コンポーネントコンポーネントを定義して使用することが可能です。コンポーネントはテンプレートとほぼ同じ機能を持っていますが、他のテンプレートまたは、コンポーネントに組み込んで使用します。

コンポーネントには「展開」は定義できませんが、任意個のメソッドを定義することができます。

コンポーネントにも文書型を定義することができます。または、文書型の定義を持たない、メソッドのみのコンポーネント (ライブラリのようなコンポーネント )も作成することができます。

コンポーネントを使うことで、局所性を高めることができ、テンプレートのメンテナンス性と再利用性が向上します。

● 関数展開中では、展開を生成するために関数が利用できます。下記の関数を使用することができます。

add, allObjects, allPages, channel,channelCookieName, channelName, codePointAt, comma3, concatenate, contentType, count, currentTime, divide, encoding, endsWith, fileName, fileSize, find, firstElement, folder, formatDate, formatDateRFC2822, formatDateW3CDTF, fullURL, gengou, getXML, group, halfwidth, hasElement, hasMethod, head, height, indexOfPage, isEven, isFirstElement, isFirstPage, isLastElement, isLastPage, isNotFirstElement, isNotLastElement, isNotNull, isNotPreview, isNull, isNumber, isOdd, isPreview, jstr, kmg1000, kmg1024, lastElement, lastModifiedDate, length, multiply, nextElement, nextPage, number,

pageCreatedDate, pageID, pageRevision, pageTitle, pageWithPageID, parseDate, parseDateRFC2822, parseDateRFC2822Relaxed, parseDateW3CDTF, path, prevElement, prevPage, previewClock, quote, remainder, replaceAll, replaceFirst, resourceURL, resourceWithName, revisionCreatedDate, rtlCount, rtlRatio, scheduledEndDate, scheduledStartDate, searchText, setScale, siteTimeZone, sort, split, startsWith, string, stripTags, substring, subtract, suffix, tail, templateName, thisPage, toEntityRef, toLowerCase, toUpperCase, trim, unescapeEntities,unsplit, width

● 拡張タグ展開中では拡張タグが使えます。

wr-if wr-then wr-else wr-conditional wr-cond wr-switch wr-case wr-default 条件判定

wr-for ループ

wr-break ループからの脱出

wr-return メソッドから値を返す

wr-variable wr-append wr-clear 展開作成時に使う一時的な変数の定義と操作

wr-error 条件による強制的なコンテンツ生成エラー

wr-- と wr-comment 展開中にコメントを記述

● テンプレートリソーステンプレートにもリソースを定義することができます。テンプレートごとに決まるヘッダやフッタに使うイメージ等をテンプレートリソースとして登録しておくことができます。

テンプレートリソースには、画像類だけでなく、添付ファイルや javascriptなどのスクリプト類も定義しておくことができます。

WebReleaseには YUICompressorが組み込まれています。ファイル名のサフィックスが jsまたは cssであるリソースに関しては、圧縮および難読化を行なってから公開サーバに配信する指定が可能です。

テンプレートリソースの数には特に制限はありません。ただしユーザインタフェースの面から、一つのテンプレートに設定可能なリソースの数は、数百個程度が事実上の上限になります。

● 文字コードテンプレートには、展開結果を公開サーバに配信する時に使用すべき文字コードを指定することができます。指定可能な文字コードは下記のいずれかです。

• 日本語 ISO-2022-JP• 日本語 EUC-JP• 日本語 Shift_JIS• Latin1 ISO-8859-1• Latin2 ISO-8859-2

• 韓国語 ISO-2022-KR• 韓国語 EUC-KR KSC5601 EUC エンコーディング• 簡体字中国語 GBK• 簡体字中国語 GB2312• 繁体字中国語 香港拡張 Big5_HKSCS• 繁体字中国語 Big5• 繁体字中国語 CNS11643 (Plane 1-3 ) EUC エンコーディング

• Windows 日本語 MS932• Windows 韓国語 MS949• Windows 繁体字中国語 MS950• Unicode UTF-8

文字コードとして「チャネルのエンコーディングに従う」という指定を行うことができます。その場合、そのテンプレートで生成されるコンテンツの文字コードは、チャネルに指定されている文字コードとなります。

● 出力フィルタテンプレートごとに、生成されるコンテンツに対して下記のフィルタを設定することができます。

• 全角で表記された英字 (AからZとaからz )を対応する半角表記に変換する

• 全角で表記された数字 (0123456789)を対応する半角表記に変換する

• 全角で表記された記号 (! ”#$%& ’()*+,ー ./:;<=>?@[\]^_`{|}~ )を対応する半角表記に変換する

• 半角カタカナ (カタカナと記号「」。、と濁点と半濁点 )を対応する全角表記に変換する

• 全角スペースを除去する• 改行コードを LF(0x0a)に統一する

● コンテンツサイズ制限展開の実行結果のサイズの上限を設定することができます。これにより、誤ったテンプレートやコンテンツ入力による、大きすぎるページの生成を抑止することができます。設定可能なサイズ上限は 1K / 10K / 1M / 10M / 50M / 無制限のいずれかです。

● テンプレートのリビジョンテンプレートはリビジョンとして保全することができます。保全してあるリビジョンを指定して、テンプレートをその時の状態に戻すことができます。保有可能なリビジョン数には特に制限はありません。

● テンプレートフォルダ作成したテンプレートはテンプレートフォルダを使って管理します。テンプレートフォルダの階層構造は自由に組み立てることができます。

● テンプレートのダウンロードとアップロードテンプレートはダウンロードすることができます。また、アップロードすることもできます。これにより、サイト間またはWebRelease間でテンプレートを移動 (コピー )することができます。

● テンプレートの使用禁止設定テンプレートを「使用禁止」に設定することができます。使用禁止に設定されているテンプレートは、新規ページを作成する際に選択できなくなります。リニューアル等によりもはや使われることのなくなったテンプレートを使用禁止にすることで、ページ作成時にテンプレートを選択しやすくなります。

14

Page 15: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

● テンプレートの削除不要になったテンプレートは削除することができます。テンプレートを削除すると、そのテンプレートを使って作成された全てのページが削除されます。テンプレートには、削除を禁止するロックをかけることができます。

● テンプレートの検索検索ワードを指定して、そのワードを含むテンプレートとメソッドを一覧表示することができます。また、一覧からそのテンプレートの展開やメソッドの編集を開始することができます。検索ワードをマッチさせる対象には、以下から複数選択して指定することができます。

• テンプレート名• 要素名• メソッド名• メソッド内• 展開内• リソース名• リソースファイル名

複数の検索ワードを指定して AND検索または OR検索が可能です。また、検索ワードの中の大文字と小文字を区別せずに検索することができます。

検索対象となるリビジョンは、各テンプレートの最新のリビジョンです。過去のリビジョンは検索対象になりません。

● テンプレート・プロファイラテンプレート・プロファイラを使うことで、テンプレートの展開、コンポーネントのメソッド、組込み関数について、それぞれが呼び出された回数と、そのメソッドまたは関数内で消費された時間をミリ秒およびマイクロ秒単位で計測することができます。また、それぞれのメソッドや関数がどのメソッドや展開から何回呼び出されたかも調べることができます。

テンプレート・プロファイラを使えば、処理に時間がかかっているメソッドや呼び出し回数の多いメソッドや関数を調べることができるので、効率よくテンプレートの性能改善が行なえます。

プロファイルの取得は FTP実行時に行なわれます。プロファイラは普段はOFFにしておき、プロファイル取得を行ないたいときだけONにした状態で FTPを実行することでプロファイルを取得することができます。

取得したプロファイル情報はダウンロードすることができます。

● その他ページ作成後にテンプレートの展開を修正することで、そのテンプレートで作成されている全ページのデザインを一括して変更することができます。

■ ページ管理機能

● ページの作成「ページ」はテンプレートから作成します。ページ編集画面から、テキストや画像、添付ファイルなど、ページを構成するコンテンツを入力することでページの作

成と編集を行います。

ページを編集するためのページ編集画面は、そのページに指定されているテンプレートの「文書型」から自動生成されます。

● ページの状態ページは下記の 6種類の状態を通じて管理されます。

編集中 いずれかのスタッフが編集作業を行っている状態。他のスタッフはそのページを操作することはできません。

編集完了 編集作業が完了した状態。他のスタッフがページを編集したり、公開操作することができます。

公開待 ページの公開ボタンがクリックされ、公開を待っている状態。ページは次回 FTPで公開されます。

公開中 公開サーバに転送された状態。ページのコンテンツは公開サーバに転送され、公開されています。

公開終了待 ページの公開終了ボタンがクリックされた状態。ページは次回の FTPで公開終了されます。

公開終了 公開サーバ上からページに関連するコンテンツが削除された状態。WebRelease側にはコンテンツデータは残されていますが、公開サーバ上からはページ、及び、そのページに関連するファイルは削除されています。

● リビジョン管理ページはリビジョン管理できます。任意の時点で、編集中のページのリビジョンを保存することができます。一旦公開したページのリビジョンは、自動的に書き込み禁止のリビジョンとして保全されます。

リビジョンごとに公開履歴 (公開時刻、公開終了時刻 )が記録されます。

● リビジョンの復旧保全されているリビジョンを取り出して再公開 (復旧 )することができます。ページの修正に誤りが発見され、修正前の状態に即座に戻す必要が生じた場合でも、ページを以前の状態に直ぐに戻す (ロールバックする )ことができるようになっています。ページをロールバックすると関連する全てのリンク関係もロールバックされます。

● リビジョンの削除不要になったリビジョンは削除することができます。また、あるページの複数のリビジョンを選択して一括して削除することができます。

● 画像の加工ページ編集画面では、コンテンツに使用する画像のサイズ変更と 90°単位の回転を行うことができます。また、加工した画像の圧縮率を指定して jpeg化することができます。この機能により、デジタルカメラ等で撮影した写真を事前に画像編集ソフト等で加工することなく、直接使用することができます。また、モバイ

ルデバイス向けの高圧縮 jpegも生成できます。

WebReleaseの機能を利用して画像の加工を行った場合、入力されたオリジナルの画像フォーマット (gif/jpg/pngなど )にかかわらず、加工後のフォーマットは jpegとなります。

WebReleaseはオリジナル画像は保持しません。例えば、WebRelease上で画像の縮小を行うと、後で拡大しても元の解像度には戻りません。

● 公開期間指定ページごとに公開期間を指定することが可能です。FTP設定との組み合わせで、指定時刻での自動公開開始や自動公開終了が可能です。

● 語句と文字のチェック機能WebReleaseには、コンテンツ中に使用されている語句や文字をチェックする機能があります。 また、そのチェックを行うための辞書を管理する機能があります。 辞書はサイトごとに作成します。サイトをまたがった辞書は作成できません。 辞書は下記の 4種類です。

使用禁止語辞書 コンテンツ中での使用が禁止されている語句を登録します。 コンテンツ中に該当する語句が使われている場合、ページ編集画面の該当箇所にエラーが表示されます。

文字置換辞書 アクセシビリティや文字化けの可能性など、様々な観点から使用しない方がよいと考えられる文字を、その代替表現とともに登録します。 ( ⅓ を 1/3 に書き換えるなど )コンテンツ作成中に該当する文字が使われている場合、ページ編集画面の該当箇所に警告と代替表現が表示されます。

書き換え推奨語辞書 コンテンツ中での使用は禁止するほどではなくても、他の表現に置き換える可能性を考えるべき語句を、その代替表現とともに登録します。 ( 「支那竹」を「メンマ」に書き換えるなど ) コンテンツ中に該当する語句が使われている場合、ページ編集画面の該当箇所に警告と代替表現が表示されます。

書き換え抑止語辞書 他の辞書に登録された語句について、例外を登録します。 人名や地名など、使用に問題がないと考えられる語句を登録しておくことで、コンテンツ作成時のエラーや警告を抑止することができます。

ページ編集画面に書き換え候補が表示された場合、書き換えに使用する代替表現を選ぶことで該当表現を代替表現に自動で書き換えることができます。

チェックの結果、警告やエラーがあっても、ページを公開することは可能です。 語句や文字の使用の可否の最終判断は、コンテンツ制作者または承認者に委ねられます。

同じ辞書に同じ語句を重複して登録することで、ページ編集画面中に複数の書き換え候補を表示できるようになります。

辞書への語句の登録と削除は、管理画面から行うこと

15

Page 16: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

ができます。 辞書は CSV 形式のファイルとしてダウンロードすることができます。 また、CSV 形式のファイルとして準備した辞書定義をアップロードして一括して辞書登録することができます。 辞書ごとに、その辞書を使用しない設定にすることもできます。

●ページのプレビュー作成したページはいつでもプレビューすることができます。プレビューはプレビューウインドウに表示されます。プレビュー用に専用のウインドウを使うことで、ウインドウに対するオペレーションやスタイルシート中での absoluteや fixedなどの指定を含むコンテンツも正確にプレビューすることができます。

プレビュー時にはプレビューの対象の時刻を指定することができます。ページに指定されている公開期間において、そのページがどのような内容になるかを時刻を指定してプレビューすることで事前に確認することができます。

プレビューは即座に行えます。事前のコンテンツ生成等の操作は必要ありません。

複数チャネルへのコンテンツ配信を行っている場合には、プレビューしたいチャネルを指定してプレビューすることができます。 この機能により、各チャネルに配信されるコンテンツを事前に確認することができます。

スマートフォンなどの実機を使用してのプレビューも可能です。 実機からプレビュー URLに簡単にアクセスするためのQRコード表示機能があります。 セキュリティを確保するために、実機プレビュー用の URLは One Time URL ( 使い捨て URL) が使用されています。

● リビジョン比較あるページの任意の二つのリビジョンを指定して、その差分を表示することができます。比較の表示方法は下記の 6種類から選べます。

要素レベルでの比較表示 両リビジョンの要素同士を比較し、違いのある要素についてその違いを表形式で表示します。リソース、画像、添付ファイル等の違いも表示されます。要素の追加や削除があればそれも検出され表示されます。

差分を左右対比して表示 両リビジョンから生成されるコンテンツの違いを左右に対比する形で比較表示します。旧リビジョンから削除された部分は赤色、新リビジョンに追加された部分は緑色で表示されます。画像や添付ファイルの変更は比較表示には現れません。

差分を行単位で表示 両リビジョンから生成されるコンテンツの違いを行単位で比較表示します。旧リビジョンから削除された部分は赤色、新リビジョンに追加された部分は緑色で表示されます。画像や添付ファイルの変更は比較表示には現れません。

差分をビジュアルに表示 (1) 比較画面には、比較対象となっているページをプレビューする画面が表示されます。比較画面中では、旧リビジョンから削除された部分は赤色、新

リビジョンに追加された部分は緑色で表示されます。この方式で差分を見ることができるのはテキストの差分のみです。画像や添付ファイルなどの違いは比較表示には現れません。また、HTML以外は比較できません。

差分をビジュアルに表示 (2) 比較画面には、比較対象となっている二つのリビジョンの、旧リビジョン側をプレビューする画面が表示されます。比較画面中では、旧リビジョンに有り、新リビジョンでは削除されている部分が赤色で表示されます。この方式で差分を見ることができるのはテキストの差分のみです。画像や添付ファイルなどの違いは比較表示には現れません。また、HTML以外は比較できません。

差分をビジュアルに表示 (3) 比較画面には、比較対象となっている二つのリビジョンの、新リビジョン側をプレビューする画面が表示されます。比較画面中では、旧リビジョンになく、新リビジョンで追加されている部分が緑色で表示されます。この方式で差分を見ることができるのはテキストの差分のみです。画像や添付ファイルなどの違いは比較表示には現れません。また、HTML以外は比較できません。

比較対象のリビジョンは、比較画面中で自由に選択できます。

● ページリソースページにもリソースを定義することができます。ページ中に HTMLを直接記述し、その HTMLから画像や添付ファイルを参照する必要がある場合などでは、画像や添付ファイルをページのリソースとして登録して使用することができます。ページのリソースは、ページの公開、公開終了と連動して、公開サーバへの配信、公開サーバからの削除が行なわれます。

ページリソースには、画像や添付ファイルだけでなくjavascriptや cssなども登録することができます。

WebReleaseには YUICompressorが組み込まれています。ファイル名のサフィックスが jsまたは cssであるリソースに関しては、圧縮および難読化を行なってから公開サーバに配信する指定が可能です。

ページリソースの数には特に制限はありません。ただしユーザインタフェースの面から、一つのページに登録可能なリソースの数は、数百個程度が事実上の上限になります。

● 公開スケジュール一覧公開開始指定時刻や公開終了指定時刻が指定されているページについて、これから発生する公開・公開終了の予定を一覧することができます。

スケジュール一覧画面には、公開開始または公開終了が予定されているページの一覧が示されているだけでなく、それらのページの状態も表示されています。この画面を参照することで、マイルストーンに向けたページ制作の進捗状況の把握も可能となっています。

● 一括処理フォルダ直下のページから任意のページをチェックボックスインタフェースを使って選び、それらに対し

て一括して操作することができます。可能な操作は下記の通りです。

• 一括公開• 一括公開終了• 一括移動• 一括削除• 一括スケジュール• 一括承認依頼

● 一括ページ生成CSV型式ファイルでデータを準備しておき、それを使って一括して複数のページを作成することができます。

CSVファイルを使って一度に作成できるページ数は 2,000ページまでとなっています。この制限は一つのフォルダに一度にあまりに大量のページが作成されてしまうのを防ぐために設けられています。

● フォルダ作成したページはフォルダを使って管理します。フォルダ階層構造は自由に組み立てることができます。フォルダ階層は公開サーバ上でのディレクトリとのマッピングが可能です。

● フォルダ中でのコンテンツの順序フォルダにおかれているページやサブフォルダの並び順は、昇順、降順の他、Drag & Dropインタフェースでユーザが自由に指定することができます。

フォルダ中でのページやフォルダのならび順を公開コンテンツの構造に反映することができます。

● フォルダで利用可能なテンプレートの指定フォルダには、そのフォルダ以下にページを新規に作成する場合に利用可能なテンプレートを指定することができます。たとえば、ニュース記事を保持するフォルダには、ニュース記事作成に関連したテンプレートだけを指定しておくことで、ページ作成時に簡単にテンプレートが選択できるようになります。

テンプレートの指定は、親フォルダの設定を継承することもできます。または、サブフォルダに対して、親フォルダでの設定を強制することができます。

● フォルダ以下へのページ作成の制限フォルダに対して、そのフォルダの直下での新規ページの作成を禁止することができます。また、フォルダに対して、そのフォルダの直下での新規フォルダの作成を禁止することができます。

● フォルダへの承認プロセスの指定フォルダには「承認プロセス」を指定することができます。承認プロセスが「必須」と指定されているフォルダにページを作成しそれを公開する場合、指定されている承認プロセスのいずれかを通過することが必須となります。

フォルダに対して承認プロセスの指定を行うためにはマネージャー権限が必要です。フォルダの下にサブフォルダを作成すると、親フォルダに指定されている承認プロセスがサブフォルダに継承されます。

16

Page 17: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

● フォルダへのアクセス制限フォルダに立ち入ることができるスタッフを制限することができます。フォルダに立ち入ることができないスタッフは、そのフォルダ内のコンテンツの作成や修正が行えません。

フォルダに立ち入ることができずフォルダ内のコンテンツの作成や修正が制限されていてもフォルダ内のコンテンツのプレビューまでは許されるスタッフと、そのフォルダに立ち入ることができず、さらにそのフォルダ内のコンテンツのプレビューさえも許されないスタッフを分離することができるようになっています。この機能により IR情報や新製品情報など、そのコンテンツの存在さえも特定のスタッフ以外には秘匿する必要がある状況にも対応できるようになっています。

● フォルダの各種設定の保護フォルダは、サイトの構造を決める重要な要素となる場合があります。各フォルダに対して、フォルダに対する設定変更をデザイナー権限を持つスタッフ (サイトの構築に関わるスタッフ )に制限することができます。

● ページの検索検索ワードを指定して、そのワードを含むページを検索して一覧表示することができます。また、一覧からそのページをプレビューしたり、ページの編集を開始することができます。検索ワードをマッチさせる対象には、以下から複数選択して指定することができます。

• 入力データ• ページタイトル• ファイル名• 要素名• 最終更新者

検索対象とするページの状態も指定することができます。

• 編集中• 編集完了• 公開待• 公開終了待• 公開中

複数の検索ワードを指定して AND検索または OR検索が可能です。また、検索ワードの中の大文字と小文字を区別せずに検索することができます。

検索対象となるリビジョンは、各ページの最新のリビジョンです。例えば、公開終了になった過去のリビジョンは検索対象になりません。

検索は、いずれかのフォルダで行ないます。検索を行なったフォルダ以下が検索の対象となります。トップのフォルダで検索を行なえば全ページを対象にした検索が可能です。

■ 公開承認管理機能

● 承認プロセスサイトには任意個の「承認プロセス」を定義することができます。承認プロセスは「承認ステップ」を連結することで定義します。承認プロセスを構成する承認ステップの数は最大で 5段階までです。

承認プロセス中の任意のステップについて「スキップを許可」する指定が行えます。

● 承認ステップサイトには任意個の承認ステップを定義することができます。承認ステップには、サイトのスタッフからメンバを選任して承認担当者を指定します。(複数可 )

各メンバには、「承認権限」「通知メール受け取りの可否」「承認遅延警告メールの受け取りの可否」を指定することができます。必要であれば、承認権限を持たずに承認依頼メールや承認遅延警告メールの受け取りだけを行うオブザーバ的なメンバも作成することができます。

承認ステップには、必要に応じて承認遅延警告メールを発送する設定が行えます。このメールは、承認依頼が指定された滞留時間を超えて処理されずに滞留した場合に自動発信されます。滞留時間は 1から 48時間までは 1時間刻みで、それ以降は日単位で最長 10日まで指定できます。

● 承認依頼ページを作成したら、そのページが保持されているフォルダに指定されている承認プロセスの一つを選んで、そのページの公開承認依頼を作成することができます。

作成された承認依頼は、承認プロセス中の各承認ステップで、その承認ステップの承認担当者の「承認」または「差戻」の判断を仰ぎながら承認プロセスを進行し、プロセスを完了するとページが公開されます。

公開承認のプロセスを進行中のページは、処理中の承認ステップの承認担当者以外は編集することはできません。

承認依頼時には、必要に応じて、関係者に向けた承認依頼メールを発送することができます。メールのサブジェクトと本文は自動生成されますが、必要があれば、発送前に編集することができます。

● 一括承認依頼複数のページを一括して承認依頼することができます。フォルダ中の複数のページからチェックボックスインタフェースを使って承認依頼を行う対象のページを選択し、一括して承認依頼を行うことができます。一括承認依頼を行うと、承認依頼メールは一本化されて発送されます。

● 承認と差戻承認ステップに到着した承認依頼は、その承認ステップの承認担当者による「承認」または「差戻」の判断により処理されます。

「承認」の場合、後続の承認ステップがある場合には、承認と同時に後段の承認ステップへの承認依頼を行います。後続の承認ステップがない場合には、承認したページが公開されます。

「差戻」の先は、常に承認依頼元の承認ステップまたは依頼者となります。

承認担当者は、承認する上で必要な修正を加えた上で

承認することができます。または、自分で修正を行わずに、必要な修正を指示して差戻すこともできます。

承認や差戻を行った場合には、同時に承認完了通知メール、承認依頼メール、差戻通知メールを発送することができます。各メールのサブジェクトと本文は自動生成されますが、発送前に編集することもできます。

承認依頼の承認プロセス通過状況は、承認依頼メール、承認完了通知メール、差戻通知メールの内容とともに全て記録されます。

● 承認依頼フォルダ承認依頼は、承認依頼フォルダに分類して管理することができます。承認依頼フォルダの階層構造は自由に組み立てることができます。承認依頼フォルダ中の承認依頼は、一括して他の承認依頼フォルダに移動することができます。

● 一括承認ある承認依頼フォルダ以下の承認依頼に対して、一括して承認を行うことができます。この機能を使って、複数のページが関連する制作工程を効果的に進行管理することができます。

● 承認依頼一覧承認プロセスを進行中の承認依頼は「承認依頼一覧」画面で一覧できます。表示は「自分に関係のある承認依頼」と「全件」を切り替えることができます。

■ マルチデバイス配信WebReleaseは、一つのページから各種デバイスに最適化したコンテンツを生成して配信することができます。また、アクセスしているデバイスのカテゴリを判別して最適なコンテンツが置かれているURLに誘導することができます。

● チャネル一つのサイトには複数の「チャネル」を作成することができます。チャネルは、想定するデバイスのカテゴリの数だけ作成します。例えば、PC チャネル、スマートフォンチャネルなどを作成して使用します。チャネルの数には制限はありませんが、WebReleaseの設計上の想定最大チャネル数は 5程度です。

コンテンツの配信先 ( FTP/SFTP 先 ) はチャネルごとに指定します。従って、チャネルごとに異なる公開 Web サーバに向けたコンテンツの配信ができます。

配信には FTPまたは SFTPが使用できます。コンテンツの配信に FTP接続を使用する場合には PASVの指定が可能です。

SFTP接続を使用する場合、ユーザ名とパスワードを使った認証、または公開鍵認証を選択することができます。公開鍵を SFTPサーバ側に置き、WebReleaseに秘密鍵ファイルの場所を設定することで、公開鍵認証による接続が可能です。WebRelease には鍵ペアを生成する機能はありません。鍵生成は別途行ってください。接続先サーバの fingerprint チェックを行うことができます。

チャネルのコンテンツ配信先には、他のチャネルの配

17

Page 18: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

信先として指定されているディレクトリの、直下のサブディレクトリを指定することもできます。

各チャネルには文字コードを指定することができます。 例えば、PC チャネルには Shift_JIS を指定し、スマートフォンチャネルには UTF-8を指定するといったことができます。

コンテンツの配信を行う時、WebReleaseはチャネルごとにコンテンツの生成と配信を独立して行います。テンプレートやコンポーネントの「展開」や「メソッド」の中では、処理対象となっているチャネルを調べながら、チャネルごとに異なるコンテンツを生成します。これにより、PC、スマートフォン、タブレットなどに対して、それぞれのデバイスに最適化されたコンテンツを生成し配信することができます。

各チャネルに配信されるコンテンツの中で、チャネルごとに最適化されるのは「展開」と「メソッド」から生成される部分 ( 主に htmlや css ) です。コンテンツ構成は全チャネルで同一になります。コンテンツ構成を同一に維持することで SNSなどで共有され流通する URLをクロスデバイス化することができます。

チャネルごとにコンテンツの生成と配信を独立して実行するため、チャネル数が 2倍になるとコンテンツ生成時間 ( FTP/SFTP時間 ) も約 2倍必要になります。

● チャネル選択機能チャネル選択機能は、ユーザが使用しているデバイスのブラウザが提示する User-Agentから、そのデバイスが参照すべき「チャネル」を決定します。そして、アクセスをそのチャネルの URLに誘導 ( Redirect ) します。

WebRelease のチャネル選択機能は apache の mod_rewriteに依存しています。チャネル選択機能を動作させるためには、公開 Web サーバはmod_rewriteが使える apache 2.0以降である必要があります。

WebReleaseはmod_rewrite用の設定を .htaccess として自動生成して公開Webサーバにアップロードします。 mod_rewriteはWebReleaseが生成した .htaccessに従って、アクセスを最適なチャネル (URL) にリダイレクトします。

デバイスをどのチャネルに誘導するかは、ルールで指定します。ルールにはパターンをいくつか指定します。そのパターンにマッチする User-Agentを持つブラウザは、ルールに指定されたチャネルにリダイレクトされます。ルールは必要なだけ作成することができます。

アップロードする .htaccessのファイル名は変更することができます。.htaccessの自動アップロードを行わない指定もできます。カスタマイズした独自の .htaccessを使用することもできます。

■ コンテンツ配信管理機能

WebRelease は入力されたコンテンツデータから静的コンテンツ (html)を生成し、チャネルを経由して公開 WebサーバにFTPまたはSFTPにて配信します。また、Amazon S3に対して直接コンテンツを配信すること

もできます。コンテンツの配信は、全チャネルに対して同時に行われます。

● コンテンツ配信の起動モードコンテンツ配信の起動モードは、下記の 4種類から選ぶことができます。

AUTO ページ作成後にそのページの「公開」ボタンを押すとコンテンツ配信が実行されます。また、ページに指定されている「公開開始指定時刻」または「公開終了指定時刻」に連動してコンテンツ配信が実行されます。

SCHEDULED ページに指定されている「公開開始指定時刻」または「公開終了指定時刻」に連動してコンテンツ配信が実行されます。

MANUAL 手動でコンテンツ配信を実行します。

OFF コンテンツ配信は実行されません。

● コンテンツ配信予約指定した年月日時分にコンテンツ配信を実行するように指定することが可能です。または、指定時刻に繰り返しコンテンツ配信を実行するようにスケジューリングすることが可能です。繰り返しは以下のいずれかから選べます。

毎日 , 月曜日から金曜日の毎日 ,月曜日以外の毎日 ,火曜日以外の毎日 ,水曜日以外の毎日 ,木曜日以外の毎日 ,金曜日以外の毎日 ,土曜日以外の毎日 ,日曜日以外の毎日 ,毎週月曜日 ,毎週火曜日 ,毎週水曜日 ,毎週木曜日 ,毎週金曜日 ,毎週土曜日 ,毎週日曜日

コンテンツ配信の実行予約は、全チャネルに対して行われます。

● コンテンツ配信ログコンテンツ配信の実行ログを画面で参照することができます。また、CSV型式ファイルとしてダウンロードすることができます。ログ保存日数は設定可能です。特定のチャネルのコンテンツ配信ログを抽出して表示、および、ダウンロードすることができます。

● URL衝突検出機能コンテンツ中の URL衝突検出機能があります。URL衝突を検出した時にはコンテンツを配信せずにエラーだけを記録します。

WebReleaseは、ページや画像、添付ファイルなどのファイルには、ユニークなファイル名を自動で割り当てます。WebReleaseが自動で割り当てたファイル名が衝突を起こすことはありませんが、SEO等のニーズからファイル名を手動で設定する必要が生じることもあります。この機能は、手動で設定したファイル名が不注意によって衝突してしまうことを防ぐためのものです。

● 静的コンテンツ生成WebReleaseはコンテンツ配信時に全てのページについてコンテンツ生成を行い、前回配信時点と比較して差分のあるページだけを公開サーバに配信します。差

分の有無にかかわらず、全コンテンツを配信することもできます。CPUを複数搭載するマシンや、マルチコア CPUを搭載しているマシン上では、コンテンツ生成処理を並列処理できるようになっています。並列処理可能なマシン上ではそのコア数や CPU数に応じて静的コンテンツ生成時間は大幅に短縮されます。

● コンテンツ配信エラー通知メールと実行通知メールコンテンツ配信の実行中に何らかのエラーが発生した場合、エラーの発生を指定のメールアドレス (複数可 )に通知することができます。また、コンテンツ配信を実行した結果、何らかのファイルの公開サーバへのアップロード、または、公開サーバ上のファイルの削除が実行された場合に、コンテンツ配信の実行完了を通知するメールを指定のメールアドレス (複数可 )に送信することが可能です。

■ 操作履歴機能

ユーザのログイン /ログアウトの履歴が記録されます。また、ページ、テンプレート、その他各種設定に関しても操作履歴が記録されます。ユーザは随時これらの履歴を参照することができます。操作履歴は月単位でダウンロードと削除が可能です。

■ グローバル機能

● 英語インタフェースWebReleaseは日本語と英語のインタフェースを持っています。

WebReleaseを利用するユーザのブラウザの言語設定が日本語以外に設定されている場合には、英語インタフェースで動作します。英語インタフェースではエラーメッセージを含め、全インタフェースが英語化されます。

サイトごとにデフォルトの言語として、日本語または英語を指定することができます。

ユーザの操作と直接関係しないシステムの動作、例えば、システムから発送される各種通知メールの文面などは、サイトに指定されている言語で発送されます。

製品のマニュアルは日本語版のみです。

● タイムゾーンWebReleaseは世界各地のタイムゾーンに対応しています。また、夏時間にも対応しています。

WebReleaseのデフォルトのタイムゾーンは、オペレーティングシステムのタイムゾーンになります。

サイトごと、またはサイトのスタッフごとにタイムゾーンを指定することができます。タイムゾーンを指定すると、サイト内の時刻表示は全て指定されたタイムゾーンに切り替わります。タイムゾーンの指定は随時変更することができます。

18

Page 19: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

■ ダッシュボード

ダッシュボードには、操作しているユーザに関連のある項目が一覧表示されます。

編集中のページ ユーザが編集中のページの一覧が表示されます。

編集中のテンプレート ユーザが編集中のテンプレートやコンポーネントの一覧が表示されます。

承認依頼 ユーザが担当者となっている承認ステップで未決になっている、処理すべき承認依頼の一覧が表示されます。

■ 外部リンクチェック機能

公開中のコンテンツについて、その中に含まれる外部リンク (WebReleaseで管理されていないリソースを参照する URL)を抽出し、それらの URLの有効性を定期的にチェックすることができます。 チェックの結果、アクセス不能な URLがみつかった場合には、その状況が指定されたメールアドレスに向けてメールで通知されます。リンク切れのチェックは、指定された時間間隔で継続的にバックグラウンドで行なわれます。

ある URL について、指定された期間、連続してアクセスできない場合に、その URLはアクセス不能と判定します。

チェック対象外とするURLのパターンを指定し、チェックから除外することができます。

編集中のページ (公開されていないページ )については、ページ編集画面内で外部リンクチェックを手動で行うことができます。

■ 運用管理機能

● WebReleaseのアップグレード保守として提供されるアップグレードファイル(弊社サポートサイトからダウンロードにて提供)をWebReleaseの管理画面から投入することで、WebReleaseおよびそのプラットフォーム (Tomcat / Java Runtime Environment / javamail / jaf / ganymed)をアップグレードすることができます。

● WebReleaseへのメモリ割当量の設定WebReleaseに割り当てるメモリサイズを管理画面から指定することができます。また、メモリの利用状況を管理画面で確認することができます。

WebReleaseには、メモリ不足監視機能があります。監視は常時行われ、いずれかの heap領域の平均利用率が 85%を超えると指定されたメールアドレスに警告メールが発信されます。

● メールサーバ設定WebReleaseから承認依頼メール、承認完了メール、承認遅延警告メールなどを発送するためには SMTPで接続可能なメールサーバが必要です。メールサーバに

関する設定はWebReleaseの管理画面から行います。対応するメールサーバは下記のとおりです。

• port 587 Submission + STARTTLS• port 587 Submission• port 465 SMTP Over SSL• port 25 + STARTTLS• port 25

任意のポート番号を指定することも可能です。

WebReleaseは AUTH LOGIN認証に対応しています。

一時的にメールサーバに接続できない場合に備え、WebReleaseには発信できなかったメールを一定期間、滞留メールとしてスプールする機能があります。スプールされているメールは 5分ごとに再送が試みられます。スプール期間を満了しても配送できなかったメールは破棄されます。スプール期間は管理画面で指定できます。

発信したメールについては、一定期間、メール配信ログを記録します。ログの保存期間は日単位で指定可能です。

● Proxyサーバ設定WebReleaseは外部の XML ( RSS等 )のコンテンツを取り込む際に httpまたは httpsを使用します。この時に Proxyサーバを使用するように指定することができます。Proxyサーバ側からの認証要求に対応しています。対応している認証方式は下記のとおりです。

• BASIC認証• DIGEST認証• NTLM認証

特定のサーバに対しては Proxyサーバを経由せずに直接接続するように、ホスト名、ドメイン名、IPアドレスのパターンを登録することができます。

サーバ証明書をWebReleaseに登録すれば、対向する Proxyサーバが自己署名されている証明書または私設認証局 (未知の認証局 )により署名されている証明書を使用している場合でも接続可能です。

● 証明書のインポートWebReleaseに証明書をインポートすることができます。自己署名されている証明書や、私設認証局 (未知の認証局 )によって署名されている証明書を使用しているサーバに対してWebReleaseから SSL / TLS / STARTTLS を使って接続を行う場合は、証明書のインポートが必要です。インポートできる証明書の形式はX.509形式の DERエンコーディング、または PEMエンコーディングです。

インポートされている証明書は、いつでも画面で知ることができます。それらは管理画面からダウンロードすることができ、また削除することができます。

● ストレージ管理ディスク残量を常時監視し、不足する可能性が考えられる場合に、システム管理ユーザにメールで通知することができます。

WebReleaseは、必要に応じてバックグラウンドでストレージの圧縮処理を行います。この処理は

WebReleaseがコンテンツの保持のために占有しているディスク領域の中に発生する未使用領域を解消して、占有サイズを小さく保つために行われます。この比較的負荷の高い処理を実行する時間帯を指定することができます。また、指定したサイトのストレージを手動で圧縮することができます。

● 期間ライセンス設定期間ライセンスのWebReleaseのライセンスコードはWebReleaseの管理画面から入力することができます。

● 再起動管理画面からWebReleaseを再起動できます。

19

Page 20: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

動作環境

オペレーティングシステム Amazon Linux 2x86_64

Red Hat Enterprise Linux 88.0x86_64

Red Hat Enterprise Linux 77.0 - 7.7x86_64

Red Hat Enterprise Linux 66.0 - 6.10x86_64

CentOS 88.0x86_64

CentOS 77.0 - 7.7x86_64

CentOS 66.0 - 6.10x86_64

macOS Catalina v10.15

macOS Mojave v10.14

macOS High Sierra v10.13

macOS Sierra v10.12

OS X El Capitan v10.11

OS X Yosemite v10.10

HTTPサーバ Apache 2 + mod_proxy(OSに同梱 )

Java実行環境 OpenJDK 8 (Amazon Corretto)(WebRelease2 に同梱 )

アプリケーションサーバ Tomcat 8.5(WebRelease2 に同梱 )

ハードウェア メモリ 2GB以上、マルチコア CPU推奨

WebReleaseサーバ動作環境

データベースサーバは不要です

WebReleaseの動作にはデータベースサーバは必要ありません。WebReleaseは独自にリポジトリエンジンを持っていますので、インストールされたサーバのローカルファイルシステム上にコンテンツリポジトリを作成して稼動します。リポジトリは Network Attached Storage(例えば SMB

や NFS)上に置くことはできません。iSCSI等の上に構築されたファイルシステムに置く事には問題はありません。

SMTP サーバをご用意ください

WebRelease には、各種通知メールを発送する機能があります。これらの機能をお使いになる場合には

WebRelease からメールを発送するためのメールサーバが必要になります。WebRelease は一般的な port

25/465/587 を使ってメールの発信が可能な SMTP サーバに対応しています。また STARTTLS やパスワード認証にも対応しています。

64bit 環境をご用意ください

WebRelease は 64bit 環境でご利用ください。32bit CPU を搭載したマシンまたは 32 bit 版 OS 上では

WebRelease はご利用いただけません。

Tomcatと Javaは製品に同梱

Apache Software FoundationからリリースされているTomcat 8.5と OpenJDK 8は、動作検証済みのバージョンがWebReleaseに同梱されており、統合インストーラがそれらのインストールと設定をおこないますので、別途ダウンロードしインストールしていただく必要はありません。

20

Page 21: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

公開サーバ環境

WebReleaseサーバとは別に公開webサーバが必要です。WebReleaseは生成したコンテンツをこの公開web

サーバにアップロードします。WebReleaseサーバは公開web サーバへ固定アカウントで FTPまたは SFTP可能なネットワーク上に設置してください。FTPまたは SFTPでコンテンツがアップロードできるならば、公開Webサーバには、基本的にどのようなOSやHTTPDでもご利用いただくことが可能です。マルチデバイス配信機能を利用する場合には、公開web

サーバ上の httpサーバには Apache 2.0以降が必要です。また、mod_rewriteが使えるように設定されている必要があります。WebReleaseは Amazon S3に対してコンテンツを直接アップロードすることができます。WebRelease +

Amazon S3 + CloudFrontの組み合わせで、高性能でサーバーレスなコンテンツ配信環境を簡単に構築することができます。

Microsoft Edge

Microsoft Internet Explorer8 以降 (Internet Explorer は全バージョン非推奨 )

Google Chrome

Apple Safari

Mozilla Firefox

コンテンツ管理者環境

できるだけ最新版のブラウザをお使いください。ブラウザは JavaScriptが実行可能な設定になっている必要があります。ブラウザに FlashPlayerや Java Applet等のプラグインをインストールする必要はありません。

21

Page 22: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

製品構成と価格

製品名 製品番号 価格(税別) 備考 梱包品

WebRelease 2 Enterprise Edition WR02E ¥3,000,000. ページ数無制限 DVD

WebRelease 2 Global Sublicense WR02GS ¥500,000.グループ企業用追加ライセンスページ数無制限要 Enterprise Edition

ライセンス証書

WebRelease 2 Standby License WR02S ¥1,500,000.待機系用途限定ライセンスページ数無制限要 Enterprise Edition

ライセンス証書

WebRelease 2 Developer Edition WR02D ¥1,000,000.開発用途限定ライセンスページ数無制限 DVD

WebRelease 2 Workgroup Edition WR02W ¥500,000. ページ数制限 500ページ以内 DVD

期間ライセンス

WebRelease 2 Enterprise AL WR02A ¥1,000,000. 1年間利用可能ライセンスページ数無制限 DVD

WebRelease 2 Enterprise XL WR02X ¥960,000. 2年目以降,1年間利用可能要 Enterprise AL

ライセンス証書

アップグレード製品

WebRelease 2Workgroup to Enterprise Upgrade WR02WE ¥2,500,000.

Workgroup EditionからEnterprise Editionへのアップグレード要Workgroup Edition

DVD

WebRelease 2Workgroup to Enterprise AL Upgrade WR02WA ¥500,000.

Workgroup EditionからEnterprise ALへのアップグレード要Workgroup Edition

DVD

WebRelease 2Workgroup to Developer Upgrade WR02WD ¥500,000.

Workgroup EditionからDeveloper Editionへのアップグレード要Workgroup Editionと Enterprise Edition

DVD

WebRelease 2Enterprise AL to Enterprise Upgrade WR02AE ¥2,500,000.

Enterprise ALからEnterprise Editionへのアップグレード要 Enterprise AL

DVD

保守・サポート

Enterprise Edition年間保守 WR02SM ¥300,000.Enterprise Edition用ソフトウェア保守 * (バグ修正版・機能追加版ダウンロード提供),および 保守契約期間内2インシデントまでのオンラインサポート

契約証書

WebRelease 2オンラインサポート WR02OS ¥300,000. 12ヵ月以内 10インシデントまでのメールでのご質問 -

WebRelease 2オンラインサポート・スポット WR02SS ¥50,000. 1インシデントのメールでのご質問 -

* Enterprise Edition以外の製品には、無償でソフトウェア保守が提供されます。

22

Page 23: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

ライセンスについて

1ライセンスで一つのWebReleaseを稼働させることができます。複数のサーバ上で、または 1台のサーバ上で複数のWebReleaseを稼働させる場合は、稼働数分のライセンスが必要です。

WebReleaseは、お客様自身の業務を処理するためのみに使用することができます。ASPや SaaSなどの業務を行うことはできません。自社の制作業務にWebReleaseを使用し、生成したコンテンツのみ顧客に納品することはできますが、その場合、顧客が自社のWebReleaseにログインすることはできません。

グループ会社・海外現地法人への導入

WebReleaseは、一つのライセンスを異なる法人間で共用することはできません。複数のグループ会社や海外現地法人で共用する場合は、Enterprise Editionと追加する法人数分の Global

Sublicenseをご購入ください。

待機系用ライセンス

Standby Licenseは待機系用途に限定したライセンス製品です。Enterprise Editionを既にお持ちか、同時購入のお客様のみご購入いただけます。

主系で運用する Enterprise Editionの障害対策を目的として、1台ないし2台の待機系サーバに同じEnterprise Editionをインストールしてご利用いただけます。開発用途には別途 Developer Editionをご購入ください。

開発用ライセンス

Developer Editionは開発用途に限定したライセンス製品です。構築・リニューアルや各種検証作業のために、本番環境とは別サーバにWebReleaseをインストールしたい場合にご購入ください。

期間ライセンス

Enterprise AL は期間ライセンス製品です。1年単位で利用ライセンスをご購入いただく点を除いて Enterprise Edition と同じです。キャンペーン等、あらかじめ公開期間が限られているサイトに適したライセンスです。

上位製品へのアップグレード

500ページ制限版のWorkgroup Editionからページ数無制限のEnterprise Editionもしくは年間ライセンスの Enterprise ALや開発用途限定の Developer Editionへ、また Enterprise ALからEnterprise Editionへアップグレードが可能です。アップグレード後は旧版の使用権は消失します。

©2000-2019 FrameWorks Software, Inc. All rights reserved.

本カタログに記載の内容は2019年10月現在のver.2.75Dのものです。 製品の仕様や価格等は予告なく変更する場合があります。WebReleaseは株式会社フレームワークスソフトウェアの登録商標です。 その他記載されている会社名、製品名などは該当する各社の商標または登録商標です。

Enterprise Editionのみ保守は有償です

Enterprise Editionには、有償の年間保守プログラムが用意されています。バグ修正版も機能追加版もいつでもダウンロードすることができるソフトウェア保守に、保守契約期間内 2インシデントまでのオンラインサポートがバンドルされたプログラムです。

他製品のソフトウェア保守は無償

Enterprise Edition に Global Sublicense や Standby License を追加して導入する場合、保守費用は Enterprise Editionについてのみ発生します。

Enterprise Edition 以外の以下の製品には、無償でソフトウェア保守が提供されます。バグ修正版も機能追加版も、無償でいつでも最新版をダウンロードすることができます。

• Developer Edition

• Workgroup Edition

• Enterprise AL

• Enterprise XL

WebRelease 2オンラインサポート

メールによる技術的な疑問および障害に関するお問い合わせに対して、メールでお答えするサポートサービスをご用意しています。サポートの対象は以下のとおりです。

• インストール方法について• 基本的な操作方法や製品の機能について• WebReleaseが原因で発生した障害について

他社製品やお客様固有の動作環境、お客様独自のテンプレート作成方法等に関するお問い合わせにつきましては、サポート対象外とさせていただきます。

インシデントとは、1つの問題について結論が出るまでを言います。インシデント数をカウントする為の回答終了の判断は、弊社基準に基づくものとさせていただきます。一度の問い合わせに関連のない質問が含まれる場合には、複数のインシデントとしてカウントされることがあります。

製品の購入について

お気軽に下記へお問い合わせください。

(販売パートナー各社)https://www.frameworks.co.jp/partners/partners.html

(開発元・販売元)株式会社フレームワークスソフトウェア[email protected]://www.frameworks.co.jp/

23

Page 24: Ver.2 - frameworks.co.jp · 拡張タグを組み合わせて、自由に作成することができま す。開発エンジニアとの煩雑なコミュニケーションも必要

B-WR0275-002