CADCity Ver9.5 機能アップマニュアル
第1章 基本部1- 1 レイヤ操作機能 ..................................... 1
1 - 2 ツールビュー ....................................... 2
1 - 3 右パネル /線スタイル ............................... 2
1 - 4 右パネル /文字スタイル ............................. 3
1 - 5 右パネル /モード設定 ............................... 4
1 - 6 サムネイル表示 ..................................... 4
第2章 ファイル2- 1 シーケンス連続呼出 ................................. 5
2 - 2 シーケンス新規保存 ................................. 6
2 - 3 シーケンス上書保存 ................................. 6
2 - 4 シンボル編集 ....................................... 7
2 - 5 連続出力 ........................................... 7
2 - 6 出図 ............................................... 8
2 - 7 DXF/DWG 入力 ........................................ 9
2 - 8 Jw_cad 入力 ......................................... 9
2 - 9 MCAD 入力 ...........................................10
2 - 10 DXF/DWG 出力 .......................................11
2 - 11 MPP/ARC/Jw_cad/MCAD/SXF 出力 .......................12
第3章 編集3- 1 線分連結 ...........................................13
3 - 2 延長短縮 ...........................................13
第4章 作図4- 1 切断形状 ...........................................14
4 - 2 多角形 .............................................14
4 - 3 雲形 ......................................................15
4 - 4 基準寸法 2 ................................................15
4 - 5 文字 ......................................................16
4 - 6 バルーン .................................................16
4 - 7 文字飾り .................................................17
CADCity Ver9.5 機能アップマニュアル
目次
第5章 補助5- 1 グループ操作 .............................................18
5 - 2 朱書き概要 .........................................20
5 - 3 朱書き操作 .........................................21
5 - 4 表示 ON ...................................................24
5 - 5 表示 OFF ..................................................24
5 - 6 ハイライト表示 ...........................................24
5 - 7 システム設定 /標準図面設定 .............................25
5 - 8 システム設定 /バインダー ...............................27
第6章 オプション6- 1 土木オプション .....................................28
第7章 データ集7- 1 データ集 ...........................................28
レイヤー操作機能1-1
要素が存在するレイヤーをリスト表示し、レイヤー切換やレイヤー名称、表示モードの切換
ができる機能を追加しました。
レイヤー操作機能 1
この機能はレイヤー操作ツールバーより実行します。
ボタンをマウス左ボタンでクリックすると下図のダイアログボックスが
表示されます。
プレビュー OFF の時
プレビュー ON の時
レイヤー名称をマウス左ボタンでクリックすると、名称の変更も可能です。
また、レイヤー表示状態は表示色部分をマウス右クリックして表示される
ポップアップから変更することができます。
表示色部分をマウス左ボタンをクリックするとピンク→水色→青の順に表
示状態が切り替わります。
※但しアクティブレイヤーを左ク
リックしても切り替わりません。
-1-
右パネル /線スタイル1-3
右パネルの線スタイルを以下のように変更しました。
右パネル /線スタイル
線色・線種・線幅・線端の指定を判りやすいように、各項目ごとに1行にしま
した。
表示されている番号 :選択されている色の色番号
表示されている色 :選択されている色の色サンプル
縦長のボタン :色の一覧表示
旧バージョン 新バージョン
ツールビュー1-2
朱書き機能を追加されたことにより、ツールビューにも朱書きの項目が追加されました。
ツールビュー
重ね合せ表示属性の項目に「朱書き」の項目が追加されました。
-2-
表示されている番号 :選択されている線種の線種番号
表示されている色 :選択されている線種の線種名
縦長のボタン :線種の一覧表示
表示されている番号 :選択されている線幅の線幅番号
表示されている色 :選択されている線幅の太さ
縦長のボタン :線幅の一覧表示
表示されている番号 _左:選択されている線端の始点の形状番号
表示されている番号 _右:選択されている線端の終点の形状番号
縦長 _左のボタン :始点側の線端形状の一覧表示
縦長 _真ん中のボタン :終点側の線端形状の一覧表示
縦長 _右のボタン :両方の線端を無しにする(クリア)
サンプル :上記で設定した線色・線種・線幅・線端のサンプルを表示
種 :線種一覧を表示。この一覧からの変更も可能
幅 :線幅一覧を表示。この一覧からの変更も可能
サンプル部分の右クリック機能は従来通り。
右パネル /文字スタイル1-4
右パネルの文字スタイルを以下のように変更しました。
右パネル /文字スタイル
選択されている文字スタイルのフォントを表示するように変更しました。
旧バージョン 新バージョン
従来は登録した文字スタイルの文字フォント
の変更は作図後に編集、または新たに登録を
していましたが、本バージョンからは、作図
時にフォントのみの変更が可能となりまし
た。
-3-
サムネイル表示1-6
エクスプローラで CADCity の図面を bitmap 表示で見ることができるようになりました。
サムネイル表示
エクスプローラで縮小版を選択すると bitmap 表示することができます。
右パネル /モード設定1-5
「図枠」「隠線」「朱書」のボタンを追加しました。
右パネル /モード設定
図枠・隠線・朱書ボタンを追加しました。
旧バージョン 新バージョン
図枠のオン/オフを切替えます。
隠線のオン/オフを切替えます。
朱書きのオン/オフを切り替えます。
-4-
※拡張子が fda、fdb、fdc のファイルは bitmap 表示できません。
シーケンス連続呼出2-1
シーケンス連続呼出のファイル選択画面を Windows ライクに変更しました。
シーケンス連続呼出
ファイルの選択方法は Windows の基本操作に準じます。
読み込めるファイルの種類に「***.hdd」を追加しました。
従来はファイル名のみの表示でしたが、本バージョンより各シートをプレ
ビューの一覧として表示することができます。
ファイルを選択し「全ページ表示」ボタンをクリックすると以下のように
表示されます。
-5-
拡張子が hdd のバインダー形式ファイルを選択した場合、一覧を表示する
前に、下図の画面が表示されます。
○印を左クリックすると上図
の一覧(バインダー内のシー
ト)が表示されます。
シーケンス新規保存2-2
シーケンス新規保存(旧連続保存)のファイル選択画面を Windows ライクに変更しました。
シーケンス新規保存
保存できるファイルの種類に「***.hdd」を追加しました。
シーケンス上書保存2-3
シーケンス上書き保存専用のコマンドを追加しました。
シーケンス上書保存
【はい】
現在開いているファイルに上書き保存を実行します。
【いいえ】
上書き保存をキャンセルします。
【シーケンス新規保存】
シーケンス新規保存に移行します。
-6-
シンボル編集2-4
シンボル編集画面でシンボル名称及び属性を変更できる機能を追加しました。
シンボル編集
シンボルファイルを開き、編集したいシンボルの上でマウス右ボタンをクリッ
クすると以下のポップアップメニューが表示されます。
変更したい部分に直接マウスカーソルをあて入力、または削除をします。
シンボル名称の変更はできますが、シ
ンボル名称に何も文字列が入力されて
いない場合は [完了」ボタンをクリッ
クすることはできません。
必ず、シンボル名称には文字列を入力
してください。
「シンボル情報変更」メニューが
追加されました。
「シンボル情報変更」をマウス左
ボタンでクリックすると、下図
のダイアログボックスが表示さ
れます。
連続出力2-5
スケール指定出力時に、元図面のサイズ(青枠)で要素をクリップするモードを追加しました。
連続出力
オートスケールではなく、指定スケールにした場合、青枠内の要素のみを
拡縮して出力するか、青枠外の要素も含めて拡縮するかを選択するチェッ
クボックスです。
-7-
出図2-6
プレビュー機能を拡張しました。
また、朱書き機能の追加により朱書きの出図設定も追加しました。
出図
従来はプレビュー画面に表示される用紙サイズは出図ダイアログボックス
で指定した用紙の大きさでしたが、本バージョンよりメーカードライバを
選択した場合はドライバで選択した用紙の大きさでプレビュー表示するよ
うに変更しました。
メーカードライバを選択した場合は、上図の用紙サイズを無視してドライ
バの用紙サイズでプレビューします。(自動縮尺の場合は除く)
「環境設定」に「朱書き」の項目が追加されます。
この設定は図面内に朱書きがあっても無くても表示されます。
-8-
朱書き機能が追加されたので、レイヤー名に「朱書き」或いは「SYUGAKI」が
あれば SYUGAKI レイヤーに入力する機能を追加しました。
全般
DXF/DWG 入力2-7
変換条件設定ダイアログボックスを変更しました。
DXF/DWG 入力 1
Ver9.0 入力
変換条件設定画面
Ver9.5 入力
変換条件設定画面
Jw_cad 入力(旧 JWC 入力)2-8
Jw_cad Window 版の拡張子「***.jww」のファイル入力に対応しました。
Jw_cad 入力
コマンドを実行して表示されるファイル選択画面及び要素属性変換表が下図の
ように変更しました。
【注意事項】
※ソリッドには未対応です。
※ブロック名には未対応です。
※ブロックが階層化されている場合、正常に読み込まれません。
※入力対応バージョンは Ver2.30 ~ Ver4.05a です。
要素属性変換表
-9-
MCAD 入力2-9
MCAD 入力において以下の項目に対応しました。
MCAD 入力
従来は2通りのパターンにのみ対
応でしたが、本システムより全て
のシステム定義パターンに対応し
ました。
【ハッチングパターンに対応】
無指定色の設定が分かりずらかっ
たのでダイアログボックス及び設
定の追加を行いました。
【無指定色設定に対応】
ペン幅と線幅に対応しました。
【ペン幅対応】
入力の際寸法の引き出し線と作図点
の距離等、及び寸法線端を設定でき
るようにしました。
【寸法設定の追加】
シンボル内の破断線 2に対応します。
破断線 2 の曲線はベースの基本線は変換されますが、振幅のパラメータに
は対応していません。曲線については若干の誤差が生じます。
【シンボル破断線 2対応】
圧縮形式で保存したファイルに対応します。
【圧縮形式対応】
エラーがあってもエラーダイアログボックスは表示せず、処理を続行させ
ます。また変換終了時にエラーがあった場合はエラーログを表示します。
【一括入力の変更】
-10-
寸法を寸法として出力した場合、チェックがオンの場合、マルチテキストとし
て出力します。オフの場合はマルチテキストとして出力しません。
取引先が AutoCAD の場合はチェックをオンにして出力します。
取引先がマルチテキストを読めない CAD の場合にはチェックをオフにして出力
します。
【出力対応バージョン】
AutoCADR13/R12 を選択した場合、この項目を設定することはでき
ません。
図面の青枠外にある要素を出力するかしないかを設定します。
朱書きレイヤーにある要素の出力は上記のような制御で出力されます。
例)0 ~ 3 レイヤーまで何も要素がなくて 4 レイヤに要素が作図されている場
合要素があるレイヤーまでを全て出力する⇒ 0~ 4レイヤーまで出力する。
要素があるレイヤーのみ出力する⇒ 4レイヤーのみ出力する。
全般
DXF/DWG 出力2- 10
変換条件設定ダイアログボックスを変更しました。
DXF/DWG 出力
Ver9.0 出力
変換条件設定画面
Ver9.5 出力
変換条件設定画面
-11-
MPP/ARC/Jw_cad/MCAD/SXF 出力2- 11
変換条件設定に「朱書き」の設定項目を追加しました。
MPP/ARC/Jw_cad/MCAD/SXF 出力
【MPP出力】
【図枠】
出力する:図枠を出力します。
表示に従う:図枠が表示されている場合、出力する。
出力しない:図枠が表示されていても出力しない。
【朱書き】
出力する:朱書きを出力します。
表示に従う:朱書きが表示されている場合、出力する。
出力しない:朱書きが表示されていても出力しない。
【ARC出力】
【Jw_cad 出力】 【MCAD出力】
朱書き機能の追加に伴い、下記の出力設定項目を追加しました。
【SXF出力】
※ SXF 出力は本バージョンより「変換
条件設定」ボタンが追加されました。
-12-
延長短縮3-2
延長短縮の「増分」に数値を入力した時の、対象要素に円弧、楕円弧を追加しました。
延長短縮
増分に数値を指定し、円弧または楕円弧の要素を指定すると、指定した側の端
点が指定距離分延長または短縮します。
線分連結3-1
線分指定時、複数要素を枠選択できる機能を追加しました。
線分連結
線分連結コマンドを実行した時の画面下のメッセージが以下のように変更にな
りました。
線分連結コマンドを実行後、マウス右ボタンをクリックすると、下図の枠選択
CSB が表示されます。
下図を枠選択すると、直線延長上にある複数線分のみが赤く検出されます。
Ver9.5
完了ボタンをクリックすると、直線延長上にある
複数線分が一括で連結されます。
-13-
増分
切断形状4-1
「パイプ 1」および「パイプ 2」の切断形状を作図する時に厚み指定を任意に指定できる機能
を追加しました。
切断形状
①「パイプ 1」および「パイプ 2」の厚みを指定する設定を追加しました。
寸法のチェックがオフの場合は
従来通り、厚み指定はマウスに
よって行います。
②パイプ 1の切断形状を変更しました。
多角形
多角形4-2
CSBに「7. 一辺長」ボタンを追加しました。
指定した一辺の長さで多角形を作図する機能を追加しました。
Ver9.0
多角形 CSB
Ver9.5
多角形 CSB
一辺長に数値を入力し、その長さと角数によって多角形を作図します。
一辺長ボタンがオンの場合、「1. 外接円」「2. 内接円」ボタンが網がけとなり、
使用できなくなります。
この状態を解除するには、一辺長ボタンをオフにします。
-14-
基準寸法 24-4
変更中に折れ点位置を作成可能にしました。
また、文字位置変更や引出点位置変更モードを維持する機能を追加しました。
基準寸法 2
1.変更中折れ点位置を作成可能にする
折れ点のない基準寸法に対し、あとから修正モードで折れ点を指定できる
機能を追加しました。
2.文字位置変更や引出点位置変更モードを維持するようにしました。
雲形
雲形4-3
作図された雲形のピッチと円弧高の数値を参照できる機能を追加しました。
CSB に「2. 参照」ボタンを追加しました。
Ver9.0
雲形 CSB
Ver9.5
雲形 CSB
参照ボタンをオンにすると画面下のメッセージ欄には以下のように表示されま
す。
《参照雲形を指定》
既に作図された雲形をマウス左ボタンでクリックすると、クリックした雲形の
ピッチ・円弧高が CSB の数値入力欄に取込まれます。
-15-
文字
文字4-5
文字の設定ダイアログボックスを変更しました。
文字高の倍率及び mm(プロット)のそれぞれのチェックボタンを各タグごとに
共通にしました。
【Ver9.5 文字設定 DLB】【Ver9.0 文字設定 DLB】
バルーン
バルーン4-6
バルーンを水平・垂直を指定し、整列配置する機能を追加しました。
【配置方法に一括 /水平、一括 /垂直のモードを追加】
「B. 変更」ボタンがオンの時に「4. 配置」のプルダウンを選択した場合、
下図のように一括 /水平、一括 /垂直の 2つのモードを追加しました。
◆操作手順◆
右図のようにバラバラに作図されたバルーン
があります。
このバルーンを一括 /水平で整列します。
-16-
④枠選択が完了すると、バルーンの文字列のみが赤く検出されます。
変更位置の始点と終点を下図のようにマウス左ボタンでクリックしま
す。
始点 終点
⑤指定した始点・終点間に等間隔でバルーンを配置します。
文字飾り4-7
文字飾りの設定ダイアログボックスを変更しました。
文字飾り
文字高の倍率及び mm(プロット)のそれぞれのチェックボタンを各タグごとに
共通にしました。
【Ver9.5 文字飾り設定 DLB】【Ver9.0 文字飾り設定 DLB】
①CSB の「B. 変更」ボタンをオンにし、「4. 配置」は「一括 /水平」を選
択します。
②水平のラバーが表示しますので、マウス左ボタンで配置位置をクリック
します。
③枠選択 CSB が表示されますので、下図のように水平移動したいバルーン
(複数)を枠内で選択します。
-17-
グループ操作 1
グループ操作5-1
グループ操作は、階層化されたグループの解除(全体・部分)や合体・削除などを、ダイア
ログボックスに表示された階層ツリーから、ビジュアルに行うことができます。
階層化されたグループ要素の解除は、グループ編集でも可能ですが、グループ
操作コマンドでおこなうと、階層をビジュアルに表示するので、より分かりや
すく解除が可能です。
また、グループ操作では、検出されたグループに任意の名称を付加することが
できます。次回以降の検出の際、階層に表示されたグループ名称により、指定
することができます。
【グループ要素の選択】
グループ解除したい要素を枠選択で指定します。枠選択 CSB が表示されます。
要素の選択が終わったら、マウス右ボタンで選択を終了します。
①
枠選択が完了すると、次のダイアログボックスが表示されます。②
一般グループ要素以外に、コマンド
作成時に自動的(または任意)にグ
ループ化することができる要素群を
タイプ別に表示します。追加したい
要素群があればチェックをオンにし
ます。
選択された要素から、グループを表示します。階層構造がある場合、階層構造
で表示します。
グループ名は、グループが作成された順に[グループ 1]として順に表示され
ます。
③
グループが途中で解除されたり、削除さ
れた場合は、そのグループ番号は欠番と
なります。
-18-
【グループ要素の解除】【グループ要素の合成】【グループ要素の削除】【グループ要
素の名前の変更】 等の操作についてはオンラインマニュアルをご参照ください。
グループ操作 2
グループ化して作成した長方形、中心線付き円などは、グループ名の右横に、
属性を表示します。
階層グループの上位で、そのグループ名をマウスでダブルクリックすると、階
層構造を閉じ、コンパクトに表示します。
-19-
朱書きモード(朱書き作成中)の時、朱書きとして作図された要素以外は、要素検出の対
象にならず、通常要素の移動・複写・削除や端交点検出はできません。
◆朱書き作成中の要素検出◆
朱書きモード(朱書き作成中)の時、使用できるコマンドに制限があります。
使用できないコマンドは、プルダウンメニューで網掛けで表示されます。
◆朱書きモード中の使用可能コマンド◆
朱書き概要
朱書き概要5-2
上位者が下位者に対して、作成された図面をチェックし、注記や指示を書く朱書き機能を追
加しました。
朱書きで作成された要素は、朱書き専用のレイヤーに作図されます。
朱書きの表示オンオフの設定が右パネルからワンタッチで可能です。
朱書きコマンドは、プルダウンメニューの[補助 /朱書き]以下に 4コマンド用意されています。
朱書き操作 / 表示 ON / 表示 OFF / ハイライト表示
・朱書きレイヤーのある図面ファイルを HDA, HDB, HDC ,HDD ファイルに保存することが
で きます。
・旧バーション(本システム Ver.9.0 以前)では、朱書きレイヤーは読み込めません。
・旧バーションでは、朱書きレイヤーは読み込めませんが、それ以外は、正常に図面とし
て 扱え、保存が可能です。
・旧バーションで、朱書きレイヤーのある図面を編集し、上書保存(新規保存)しても、
朱 書きレイヤーの内容は保持され、朱書きレイヤー機能付きのバーションで読み込むと、
朱 書きは正しく表示されます。
本システムでは、朱書きは、図枠と同じように通常以外の[朱書き専用レイヤー]に書き
込まれます。
朱書きレイヤーは最大で 16 ヶまで作成でき、各朱書きレイヤーには、名称(コメント)
を付加することができます。
朱書きレイヤーは、図枠と同じようにその図面の縮尺によらず、常に 1/1 スケールです。
朱書きレイヤーは、図枠と同じようにレイヤー分解では表示されません。
朱書きレイヤーは、作成された順番に[朱書き 01]から番号が振られます。朱書きレイヤー
を削除した場合、次に新規に朱書きレイヤーを作成すると、削除された朱書きレイヤー番
号が割り振られます。
◆朱書きデータの旧バーションとのデータ互換性◆
◆朱書きレイヤー◆
-20-
[朱書き編集]を選択します。
朱書き編集は、直ちに朱書きを行うモードに入ります。⑤へ。
④
朱書き操作 1
朱書き操作5-3
朱書き操作は、朱書きレイヤーの作成、編集を行います。
編集は、作成された朱書きレイヤーの内容変更、また朱書きレイヤーの削除や名称(コメント)
の変更もここで行います。
朱書き操作コマンドを起動し、朱書き操作のダイアログボックスが表示されま
す。
朱書きレイヤーの名称(コメント)を入力します。
名称とは、ユーザーが独自にこの朱書きレイヤーに設定できる固有の名称です。
自分の名前や、部課の名称など、後で分かりやすい名称を付加します。文字は、
255 バイトまで入力可能です。
朱書き操作のダイアログボックスの左上の[朱書きレイヤ作成]を選択します。
①
②
③
【朱書きを新規に作図する】
-21-
朱書き操作 2
[朱書き操作]を選択すると、朱書き操作のダイアログボックスに戻り、朱書
きレイヤーの作成・編集が継続して行えます。①へ。
作図画面に戻り、右上隅に朱書き編集中である赤の[モード表示]が表示され
ます。
朱書きを作成します。朱書き用の特別なコマンドは用意されていません。通常
コマンドを用いて、朱書きを作成します。文字系または、基本作図コマンド以
外は、使用できるコマンドに制限がありますので、ご注意ください。
朱書きを作成すると、画面に朱書き要素が表示されます。
⑤
⑥
朱書きが完了したら、[モード表示]の[終了]ボタンをクリックします。⑦
通常作図モードに戻ります。朱書きを表示オフにするには、プルダウンメニュー
の[構成 /朱書き /表示 OFF]を選択するか、右パネルのモード設定から[朱書]
ボタンをクリックします。
画面から朱書きが表示されなくなります。
⑧
【作図されている朱書きを編集する】
朱書き操作コマンドを起動し、朱書き操作のダイアログボックスから、編集し
たい[朱書きレイヤー]にフォーカスを当てます。
①
下段の[編集]ボタンの網掛けが解除され、指定可能になります。[編集]ボ
タンをクリックします。
②
作図画面に戻り、右上隅に朱書き編集中である赤の[モード表示]が表示され
ます。
③
朱書きを編集します。他の朱書きレイヤーもすべて表示されますが、該当の朱
書きレイヤー以外は、編集できません。
④
朱書きの編集が完了したら、[モード表示]の[終了]ボタンをクリックします。⑤
-22-
【朱書きレイヤーのコメントの変更】
朱書き操作コマンドを起動し、朱書き操作のダイアログボックスから、変更し
たい[朱書きレイヤー]にフォーカスを当てます。
①
マウス右ボタンをクリックします。
ポップアップメニューが表示されますので、[コメント編集]を選択します。
②
コメント編集ダイアログボックスが表示されます。新しいコメントを入力しま
す。
③
朱書き操作に戻る場合は、[朱書き操作]を、直ちに朱書き編集モードに移行
する場合は[朱書き編集]ボタンをクリックします。
朱書き操作 3
【朱書きレイヤーの削除】
朱書き操作コマンドを起動し、朱書き操作のダイアログボックスから、削除し
たい[朱書きレイヤー]にフォーカスを当てます。
①
マウス右ボタンをクリックします。
ポップアップメニューが表示されますので、[削除]を選択します。
②
削除確認のダイアログボックスが表示されます。よければ、[はい]ボタンを
クリックします。
③
-23-
表示 OFF
表示 OFF5-5
朱書き表示をオフにします。
朱書きが作図されている場合、朱書きの表示をオフにします。
プルダウンメニューにチェックがついている状態がオフの状態です。
表示 ON
表示 ON5-4
朱書き表示をオンにします。
朱書きが作図されている場合、朱書きの表示をオンにします。
プルダウンメニューにチェックがついている状態がオンの状態です。
ハイライト表示
ハイライト表示5-6
朱書きをハイライト表示します。
朱書きが作図されている場合、朱書きの部分だけをハイライト表示します。
プルダンメニューにチェックがついている状態がハイライト表示の状態です。
朱書き以外の要素は全てグレー(色番号 8)表
示となります。グレーの色変更はできません。
また、ハイライト表示を解除するには「表示
オン」または「表示オフ」を選択します。
-24-
システム設定 /標準図面設定 1
システム設定 /標準図面設定5-7
標準図面設定で、図枠を指定し , 新規図面作成と同時に図枠呼出 / 反映をできる機能を追加
しました。
標準図面設定で図枠の選択が可能となりました。
図枠の設定をしておくことで、新規図面を作成すると同時に図枠も挿入するこ
とができます。
図枠指定ボタンをクリックすると下図のファイル選択画面が表示されます。
登録してある図枠を選択し、開くボタンをクリックすると、選択した図枠ファ
イル名が、上記丸印部分に表示されます。
-25-
◆操作手順◆
① システム設定 /標準図面の図枠指定ボタンをクリックし、登録してある
図枠を指定し完了します。
下図のように必要項目を入力し、登録します。
② 新規図面を選択し、登録した標準図面を呼出します。
③ 完了ボタンをクリックすると、図枠も同時に挿入された形で新規図面が
開かれます。
④ 指定した図枠が情報設定されている場合、下図の図枠反映のメッセージ
が表示されます。
システム設定 /標準図面設定 2
-26-
複写先の指定について
・このバインダー:現在のバインダーに複写する
・新規図面:新規図面を開き、そこに複写する
システム設定 /バインダー5-8
タグシートに番号を表示する機能を追加しました。
システム設定 /バインダー
【シートのタグ番号】
タグシートに番号を付加するかどうかの設定をシステム設定にて行うことがで
きます。
【ポップアップメニューの追加】
シート複写:シートをバインダー内に複写します。
この機能により従来の「シートを新規バインダーにコピー」を廃止して、本機
能に統合しました。シートをバインダーに複写を選択すると下図のエクセルの
ようなダイアログボックスが表示されます。
●このシートの前/このシートの後/シートの先頭/シートの末尾の選択は
「このバインダー」を選択した場合にのみ有効となります。
複写のオプションについて
すべてを複写
図面全体(要素、レイヤー名、用紙、縮尺)を複写します。
縮尺、用紙、レイヤー情報のみ
要素は複写せずに縮尺、用紙、レイヤー情報(レイヤー名とブロック
縮尺)を複写します。
-27-
オプション /土木オプション
土木オプション6-1
CADCity 建築に土木オプションを追加しました。
コマンドは以下の通りです。
※詳しくはオンラインヘルプを参照してください。
-28-
スタイル設定ファイル
スタイル設定ファイル7-1
データ集に土木 CAD 製図基準に準拠したスタイル設定ファイルを追加しました。
データ集インストール途中に表示される「コンポーネントの選択」画面に
レイヤ-スタイル /土木 CAD 製図基準の項目が追加されました。
チェックをつけてインストールをすると、データ集をインストールしたフォ
ルダに \レイヤースタイル \土木 CAD 製図基準 _平成 16 年版が作成されま
す。