J-STAGE2017年度実績・2018年度予定
2018年3月20日
JST知識基盤情報部
これまでの改修とこれからの課題
2
• J-STAGEは運用開始以降、数々のシステム改修、機能追加を実施。
・しかしながら、画面インターフェースに関するご意見も多くいただいてきた。
XML形式への対応、書誌XMLツールの提供
CCライセンス表示 Web登載機能
2012年5月 2014年7月 2015年11月
直感的に操作しにくい
表示される英語が分かりにくい
ジャーナルの情報をもっと効果的に発信したい
そこで・・・
国際発信力強化を目指した画面の開発
3
• 2015年度より約2年半をかけ、「国内学協会ジャーナルに掲載論文の国際発信力
の強化」を目的として、「学協会が戦略的に発信力強化を図るために利用しやすく魅力的なジャーナルプラットフォーム作り」を実施。
• 海外のジャーナルプラットフォームを参考に、見やすく、使いやすく、国際発信力強化へ繋がるサイトとなることを目指して、 J-STAGE評価版(利用者から意見をいただく試験サイト)を製作・公開。
※日本薬学会:「Chemical and Pharmaceutical Bulletin」「Biological and Pharmaceutical Bulletin」
日本機械学会:「Mechanical Engineering Letters」
2016年5月18日~:第一弾J-STAGE評価版を試験的に公開開始
(※モデル誌3誌のみ公開)
2017年3月29日~:第二弾J-STAGE評価版の画面デザインを一新(引き続きモデル誌3誌のみ公開)
利用者からの意見を反映し、デザインを大きく変更
プロジェクトスケジュール・新機能
4
(論文読者への表示機能)・ デザインを一新・ 記事閲覧数ランキング表示機能(J-STAGE全体、同一資料内)・ SNSや文献管理ツール(Mendeley)とのデータ連携・ レコメンド記事紹介機能・ モバイル端末対応(利用機関向け機能)・ 投稿サイトへの誘導機能・ ジャーナル情報の掲載機能(紹介文<概要、査読情報、認証情報等>、
編集委員情報 等)・ ウィジェット機能(お知らせ、リンクバナー、ダウンロードファイル設置等)
2017年11月25日 評価版の画面デザインをJ-STAGE登載全誌に適用主な新機能
国際発信力の強化には、信頼あるジャーナルとして、
これらの情報を発信することも重要!
新画面利用メリット
5
• ジャーナルを知ってもらう、ジャーナルの独自性を出せる
→「資料紹介文」「おすすめ記事紹介」「ウィジェットエリア」を充実させ、
インパクトのある見た目に
• 論文投稿方法、査読透明性の明快化
→「論文を投稿する」「投稿方法」「編集委員の紹介」を充実させ、
投稿者へのアピールに
国内外から信頼されるジャーナルであるために!
My J-STAGE 登録者数
6
項目 設定数
新規雑誌アラートフラグ 2,763
ニュースアラートフラグ 105,934
言語 アカウント数
日本語 81,462
英語 30,407
45,421
51,180
51,580
65,174 71,252
85,785
89,126
111,869
40,000
50,000
60,000
70,000
80,000
90,000
100,000
110,000
120,000
My J-STAGEアカウント登録数推移
新IF切り替え後
約2倍に!
論文PDF ダウンロード数
7
16.3 20.2 21.9 29.2 41.5 47.3
80.3
8.3 8.7 10.6 12.7
34.1 23.2
39.0 213.2
0
20
40
60
80
100
120
140
160
180
200
2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
ダウ
ンロ
ード
数(百
万件
)
国内ダウンロード数
海外ダウンロード数
国内+海外ダウンロード数
年間2億ダウンロードを突破!
※1 2014年度の大幅な件数増は海外の利用者の一時的な大量利用によるものであり、大量利用分を除いた件数は58,8百万件※2 2018年1月31日時点※3 2017年度より、クローラによるダウンロードを含めるよう集計方法を変更した。クローラ分を除いたダウンロード数は192.9百万件
※2, ※3※1
トップページ
8
資料や記事のお気に入り登録・アラートメール登録が可能なMy J-STAGE機能を引き続き実装
自動ログイン機能を新たに実装。一度ログインしておけば以後簡単に資料・記事の管理が可能
(一台の端末を複数人でご利用の場合、使用後に必ずログアウトをお願いします)
J-STAGE全体でのアクセスランキング1~5位を表示(PDF+全文HTMLの閲覧数でカウント)
グラフィカルアブストラクトがある場合右側に画像を表示。マウスオーバーで拡大
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デフォルト15件、「表示数を増やす」押下で計30件表示
新着タイトル一覧
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新着号一覧
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NEW
NEW
言語切り替え
資料ページ(①資料トップ)(1)
9
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「論文を投稿する」「投稿方法」「著者のためのガイドライン」ボタンより発行機関サイトへ誘導可能。設定したURLやPDFに遷移
インパクトファクター表示※
おすすめ記事紹介※
最新号記事表示
投稿を誘導するリンク※
資料内でのアクセスランキング1~5位を表示またグラフィカルアブストラクトを含む記事の場合、あわせて表示
ランキング表示
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タブ表示
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
NEW
NEW
NEW
資料ページ(①資料トップ)(2)
10
資料種別、査読有無、認証有無、全文HTMLの有無、早期公開記事の有無についてアイコンで表示
「この資料について」ページで表示されるジャーナル紹介文のうち、冒頭2行が表示される。「もっと読む」押下で「この資料について」ページへ遷移
ジャーナル紹介文(冒頭 2行)※
巻号指定で直接ページ遷移
発行機関からのお知らせ、関連資料、リンクバナー、ダウンロードファイル、前身誌・後続誌等の情報が表示。発行機関がカスタマイズ可
ウィジェットエリア※
資料情報表示
NEW
NEW
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
資料ページ(②巻号一覧)(1)
11
記事のDOIを記事一覧ページでも表示
・早期公開
・巻号一覧
・特集号
はいずれも同じページ構成のため、「巻号一覧」を例としてここでは紹介
登録したおすすめ記事は巻号一覧ページでもコメント付きで表示
おすすめ記事紹介※
DOI表示
資料種別、認証有無、全文HTMLの有無等についてアイコンで表示
記事情報表示
NEW
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
資料ページ(②巻号一覧)(2)
12
「メタデータをダウンロード」押下でRIS, BIB TeX, Textの3種類からページ内の書誌情報を一括取得可能(最大50件)。今回新たにText対応しており、押下すると別タブでテキスト平文を表示
・抄録を表示する・・・記事単位で抄録を展開
・PDF形式でダウンロード・・・PDFページへ遷移
・HTML形式で全画面表示・・・全文HTMLページへ遷移
メタデータダウンロード
畳まれた全記事の抄録を展開する。展開後は抄録の冒頭5行のみが表示され、さらに詳しく見たいときは抄録下部の「抄録全体を表示」を押下
すべての抄録の表示
左側:検索ボックスより資料内の全文検索が可能
右側:巻号を指定して該当号の記事一覧ページへ。ページまで指定すると該当書誌ページへ遷移
検索ボックス・巻号ページ指定ボタン
抄録・全文の表示
NEW
資料ページ(③おすすめ記事)
13
このページでは過去に登録されたものを含め、発行機関からの全おすすめ記事を一覧表示(資料トップでは最大5件まで表示)
おすすめ記事紹介※ NEW
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
資料ページ(④この資料について)
14
資料の概要、歴史、発行形態等を紹介可能
最下部の『Published by 発行機関名』部分は、編集登載システムで発行機関連絡先URLを設定している場合、自動的にリンクとなる
資料紹介文の表示※
編集委員メンバーを氏名、所属、連絡先、顔写真、紹介文等で発行機関から紹介。上部、下部の2種類の表示エリアがある
・上部はメッセージが右側に常時表示される
・下部は3列表示。クリックすることでメッセージ等の詳細情報が展開される
編集委員の紹介※
発行機関連絡先を表示
発行機関連絡先
NEW
NEW
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
書誌ページ(1)
15
ORCID、e-Rad研究者番号、所属機関を表示
著者情報詳細の表示
・キーワード
・資料種別、フリー誌についてアイコンで表示
・巻号ページ
・DOI
・早期公開や記事訂正の記事リンク
・公開日、早期公開日、受付日等の日付情報
・記事訂正情報
・会議情報
・ファンド情報
公開日等の詳細情報表示
各種SNSへの投稿をより分かりやすく。また書誌データをMendeleyにワンクリック保存可能
SNS、文献管理ツール等との連携
セクション名、タイトル、サブタイトル、著者名を表示
スクロールしても常に画面左上に固定される。
「抄録」「引用文献」「図」「著者関連情報」「電子付録」「被引用文献」の順でメニュー表示。押下で該当エリアへページ内遷移
固定メニュー表示 NEW
NEW
※本資料に記載しているDOIを除く各種ID、[Correction]等は、説明用に入力した仮のデータです
書誌ページ(2)
16
・全文HTMLページへのリンク
・PDFページへのリンク
・メタデータダウンロード(資料ページと同様、RIS, BIB TEX, Textの3種類)
・著者へのメール連絡
・利用機関へ連絡
閲覧している記事について、同一資料内の関連記事を表示※J-GLOBALと連携し情報を取得(現在、本機能を停止中)
関連記事情報の表示
My J-STAGEログイン中、こちらより記事のお気に入り登録・アラート設定が可能
お気に入り記事登録
直近に閲覧した記事の履歴を5件まで表示
閲覧履歴の表示
NEW
NEW
※本資料に記載しているDOIを除く各種ID、[Correction]等は、説明用に入力した仮のデータです
書誌ページ(3)
17
デフォルトで5件表示。「もっと見る」押下で全件表示
引用文献
・この著者の本ジャーナルでの最新論文
→同一資料内の著者執筆記事を新しい順に3件まで表示
・この著者の最新論文
→他資料の著者執筆記事を新しい順に3件まで表示
・この著者の特許
→著者の特許情報を新しい順に3件まで表示(J-GLOBALサイトへ遷移)
・J-GLOBALで著者の詳細情報を見る
→著者の共著者マップを表示(J-GLOBALサイトへ遷移)
※J-GLOBALと連携し上記情報を取得(現在、本機能を停止中)
著者関連情報
各種ファイルをダウンロード可。動画は埋め込みで再生可
電子付録
著作権情報、CCライセンスマークを表示
著作権情報
デフォルトで3件表示。「もっと見る」押下で全件表示
図
NEW
全文HTMLページ
18
スクロールしても常に画面左上に固定される。
「キャプションメニュー」「引用文献」「図表」「電子付録」「被引用文献」の順でメニュー表示。押下で該当エリアへページ内遷移
固定メニュー表示
本文中の引用文献番号をマウスオーバーすることで、ページ下部の引用文献リストへ遷移しなくても記事情報を確認可能
引用文献のマウスオーバー表示
図の表示をより大きく。表はスクロール方式を採用
図表の表示改善
NEW
NEW
検索機能
19
入力した検索キーワードについて、類義語を予測表示※J-GLOBALと連携し情報を取得
類義語を表示 NEW
ウィジェットエリア
20
表示可能項目
・お知らせ
・関連資料、関連情報
・ダウンロードファイル
・リンクバナー
・前身誌、後続誌
・自由項目
「資料ページ(資料トップ)」「資料ページ(この資料について)」「書誌ページ」について、ウィジェットエリア(画面右側のエリア)に発行機関からのお知らせ等を表示可能
ウィジェットエリア※
想定される表示例:次号発行予告、投稿受付のお知らせ、ジャーナルHPへのリンク、
申し込み書等のダウンロードリンク等
NEW
※発行機関が設定をしている場合のみ表示
モバイル対応
21
資料トップ 書誌ページ 全文HTMLページ
各画面表示をモバイル端末の画面サイズへ最適化
※iOS(Safari)、Android(Google Chrome)で動作確認
22
新機能を活用した場合(資料トップ)
登録を行なっていない場合、最新号の4記事(ランダム表示)およびランキング情報のみ表示される
おすすめ記事やウィジェットエリアを充実させることで、ジャーナルの特徴をアピールできる
何もしない場合 活用した場合
23
新機能を活用した場合(この資料について)
登録を行っていない場合、発行機関連絡先情報のみ表示される
ジャーナル紹介文やエディトリアルボード、ウィジェットエリアを充実させることで、ジャーナルの特徴をアピールできる
ジャーナル情報の発信のため、できるだけ登録いただくことをおすすめします。
何もしない場合
活用した場合
新機能の利用状況
24
143
103
2,662
329
126
85
2,497
279
0 500 1000 1500 2000 2500 3000
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お知らせ
編集委員紹介
おすすめ記事紹介
利用状況(件数)
2017年12月11日時点 2018年3月1日時点
107
82
123
54
165
91
70
114
57
147
0 20 40 60 80 100 120 140 160 180
バナー
お知らせ
編集委員紹介
おすすめ記事紹介
資料紹介
利用状況(誌数)
2017年12月11日時点 2018年3月1日時点
国際情報発信力の強化に向け、これらの新たな機能を積極的にご利用ください。
25
新機能の表示設定方法
ご紹介の機能の表示設定については、編集登載システムより行う必要があります。
編集登載システムマニュアルおよび2017年8月に開催した説明会『J-STAGE新画面インターフェースへの切替について』の資料をご参照の上、登録作業をお願いします。
【J-STAGE操作マニュアル(一覧)】https://www.jstage.jst.go.jp/static/pages/GuidelineAndManuals/TAB1/-char/ja
【J-STAGE_操作マニュアル サイト編集ツール編】https://www.jstage.jst.go.jp/static/files/ja/jstage_sousa(saitohenshu).pdf
【説明会配付資料】https://www.jstage.jst.go.jp/static/files/ja/170830seminar1.pdf
【説明会動画(Youtube)】https://www.youtube.com/watch?v=Zcz4Jr3lWUI
画面リニューアル(満足度)
26
40.2
43.4
3.0
0.4 13.1
N=505
Very good
Somewhat good
Somewhat poor
Very poor
Don't know
10.2
48.5
5.9 1.3
34.1
N=4295
とても良い
まあまあ良い
あまり良くない
非常に良くない
分からない
2017年度 利用者満足度調査(一般閲覧者向け)
質問.J-STAGEでは2017年11月25日に画面インターフェースを一新し、機能の追加を行いました。その使用感を教えてください。
(日本語での回答) (英語での回答)単位:% 単位:%
良い : 58.7 %良くない : 7.2 %
Good : 83.6 %Poor : 3.4 %
・ 最新号記事表示 40.7%・ ジャーナル紹介文 34.5%・ おすすめ記事表示 30.9%・ アクセスランキング表示 28.8%
・ おすすめ記事表示 59.8%・ 最新号記事表示 50.7%・ アクセスランキング表示 44.9%・ ジャーナル紹介文 35.5%
画面リニューアル(満足度)
27
2017年度 利用者満足度調査(利用機関向け)
質問.J-STAGEでは2017年11月25日に画面インターフェースを一新し、機能の追加を行いました。その使用感を教えてください。
11.2
55.2
8.3
1.1
24.1
N=348
とても良い
まあまあ良い
あまり良くない
非常に良くない
分からない
単位:%
良い : 66.4 %良くない : 9.4 %
・ アクセスランキング表示 56.5%・ 最新号記事表示 46.7%・ おすすめ記事表示 30.1%・ モバイル端末での表示最適化 24.6%・ ジャーナル紹介文 23.2%
利用規約の改定
28
■改訂の方針
(1)用語の定義と用語の統一
(2)JSTや利用機関の責務等を明確化
(3)利用機関がJSTに許諾する登載データの利用範囲
JSTによる利用条件及び利用範囲、外部連携機関への提供範囲及び提供条件
(4)その他利用規約と利用細則の統合、その他必要事項の追記
■施行日 2017年10月1日
■今回の改訂は、これまで記載が曖昧であった部分を明記したものであり、運用上の変更はありません。
NII-ELS登載誌のJ-STAGEデータ移行
29
■ J-STAGEへのデータ移行申込数 (2018年3月5日現在 )
ジャーナル数(移行申込数) : 620誌記事数 : 1,890,274記事
2018年1月・2月 J-STAGE利用機関による記事公開作業の加速に向け、J-STAGE編集登載システムを改修した一括設定機能をリリース(公開日、認証、査読有無、記事記述言語)
JST作業(データ移行登載) 学協会作業(移行データの公開)
ジャーナルサイト構築(誌数)
ELS記事データ移行(誌数)
公開開始ジャーナル(誌数)
公開済み(記事数)
完了済み(誌数)
実績数 620 620 513 1,381,212 445
進捗率 100% 100% 82.7% 73.1% 71.8%
• NIIが2017年3月まで運営していた電子図書館事業(NII-ELS)に登載されていた学術刊行物等資料のうち、J-STAGEに登載申請がなされ、JSTが登載を承認したものについて、J-STAGEへのデータ移行を実施。
• J-STAGEにおける記事公開にかかる学協会の負荷を軽減し、早期公開を促進することを目指し、公開日などを一括設定処理できるツールを開発。
CiNiiからの移行データの公開がお済みでない場合、公開に向けた対応をお願いいたします。
個別ジャーナルコンサルティング
30
➢ 2017年度の取組内容、2018年度の予定については、本日のセミナーの前半にてご紹介
標準規格のバージョンアップ(予定)
31
電子ジャーナルプラットフォームとして備えるべき標準規格のバージョンアップを実施する予定
➢ XMLバージョンアップ(2018年度下期リリース予定)
• J-STAGEにてサポートするXMLのバージョンにJATS1.1を追加• 従来のJATS 0.4形式によるデータも引き続きアップロード可能
➢ COUNTER Release5準拠(2018年度下期リリース予定)
• COUNTER(Counting Online Usage of Networked Electronic Resources)規格の最新バージョンであるRelease5に準拠したアクセス統計レポートの出力機能をJ-STAGEに適用
• SUSHIプロトコル対応も含む
J-STAGE登載誌は本データの外部提供の可否を決めることができます。図書館での購入誌検討に活用されるデータですので、提供されることをおすすめします。
NLM-DTD(PMCの収蔵に対応したXMLのDTD)と互換性を持たせる予定。PMC収蔵を検討されている場合、併せて、J-STAGE登載用データのXML形式による作成への切り替えについて是非ご検討ください。
JATS: 国際標準規格として整備が進められている学術論文のXML DTD(Document Type Definition、文書構造を定義するためのスキーマ言語)
SUSHIプロトコル:電子サービスの利用統計の図書館による取得を自動化し、ローカルで分析できるようにするためのプロトコル
COUNTER:電子サービスの利用統計に関する国際基準。 図書館などの機関が購読契約する雑誌やデータベースの利用状況を比較しやすい形で情報を届けることを目的としており、 多くの海外学術出版社がCOUNTER対応の統計データを提供
COUNTERレポートの提供設定の確認および変更方法
32
COUNTERレポートの閲覧機関への提供設定の確認および変更については、編集登載システムの
編集登載システム > サービス管理 > 資料一覧 > 編集>「COUNTER サービス設定」
より行ってください。
提供を行っているジャーナルはCOUNTERレポートページに掲載され、閲覧機関はアクセス動向分析、購入誌検討に活用します。https://www.jstage.jst.go.jp/static/files/ja/COUNTERReportServiceList.pdf
【登録状況】・購読の有無を問わずレポートを提供しているジャーナル:198誌・購読機関のみレポートを提供しているジャーナル : 31誌 (2018年1月末時点)
BIB・SGML形式ファイルのアップロード機能の廃止(予定)
33
• BIB形式ファイルおよびSGML形式ファイルのアップロード機能を2018年10月頃に廃止する予定。
• これらの機能は2014年3月末をもってサポートを終了し、その折、全文XMLまたは書誌XML形式登載に早期に移行いただくよう依頼。ファイル形式移行準備の暫定的措置として、両形式によるアップロードをこれまで可能としていた。
(対応方法:書誌XML形式への移行)
• J-STAGE登載誌の資料種別が「ジャーナル」、「研究報告・技術報告」、「解説誌・一般情報誌」、「その他」の場合、J-STAGEが無料で提供している「書誌XML作成ツール」を使用してXML形式のアップロードファイルの作成が可能。
• 「書誌XML作成ツール」のご利用にあたっては、J-STAGEセンターまでお問い合わせください。
J-STAGEセンター: center(at)jstage.jst.go.jp
これらの機能を使用している発行機関は、アップロードファイルの形式をXML形式に移行するか、または登載方法をWeb登載機能に切り替えるか、何れかの対応をお願いいたします。
ダークアーカイブの開始(予定)
34
• Porticoと連携したダークアーカイブを2018年10月頃から開始する予定。
• ダークアーカイブとは、長期保存を第一目的として通常時の利用を前提としないアーカイブ方式のこと。PubMedがダークアーカイブの実施を登録条件とする等、信用あるジャーナルとしての要件となりつつある。
• 信頼されるジャーナルプラットフォームとして、J-STAGE登載データの長期保存、および自然災害などの非常事態が生じた場合にPorticoを通じてコンテンツ提供を継続することを目的として、本取組を実施する予定。
J-STAGE PorticoA誌 B誌 ・・・
J-STAGE登載誌データ
定期的にデータを送信
平常時
非常時
公開(認証記事を除く)
×(サービス停止)
非公開(ダークアーカイブ)
公開 認証記事以外は原則として公開認証記事は発行機関の希望に基づく
非常時にPorticoから認証期間中の記事を公開するか否かについて、利用機関にアンケートを実施する予定です。アンケートが届きましたら回答をお願いいたします。
Altmetric Badgesの導入(予定)
35
• J-STAGE登載誌のうち、Altmetricスコアが上位100位のジャーナルについて、「AltmetricBadges」をパイロットとして導入する予定。対象誌・開始時期は検討中。
• Altmetric Badgesとは、Altmetric社が提供するオルトメトリクス(学術論文の影響度を評価する指標)のこと。WEB上のソーシャルメディア(SNSやブログ等)の反応も加味して定量化されることがオルトメトリクスの特徴。
• Altmetric Badgesの場合、紐の部分の色は各ソーシャルメディアを表しており、各メディアでの参照量によって色の割合が変化。
【評価対象】
書籍、書籍(章単位)、学術論文、プレゼンテーション、レポート、データセット、ポリシー文書、シラバス等
【トラック対象】Twitter、Facebook、ポリシー文書、ニュース、ブログ、Mendeley、Post-publication peer reviews、Wikipedia、Google+, Open Syllabus、Scopus citations、Web of Science citations 等
Altmetric Badges
ジャーナルの戦略検討・状況把握に資するツール。パイロット対象誌となった場合、戦略検討等にご活用ください。
オープンアクセスに関する情報提供(予定)
36
オープンアクセスに関する情報を提供する特設サイトをJ-STAGE上に設置することを計画中
• 「OAとは何か」「DOAJとは何か」• DOAJの申し込みフォーム、サービス概要資料(英文和訳) 等
【背景】
➢ DOAJ:OA誌をカテゴリー別にまとめたサイト検索サービスhttps://doaj.org/
➢ OAの定義は、その概念を狭義に捉えるか広義に捉えるかによって異なるが、OA誌に関する情報を網羅的に収集、公開しているDOAJに収録されることは一つの指標となる
➢ 2015年11月時点ではJ-STAGE登載誌70誌がDOAJに登録されていたが、2016年3月にDOAJが掲載基準を厳格化したことに伴い、現在J-STAGE誌は5誌の掲載に留まる
J-STAGE中長期ビジョンの検討・策定(予定)
37
• 「科学技術情報発信・流通総合システム(J-STAGE)事業のあり方について(報告)」の策定から約5年が経過し、また、学術コミュニケーションを取り巻く状況が急速に変化。
• このことから、J-STAGEの今後の事業実施方針の検討に向け、外部有識者による「J-STAGEアドバイザリー委員会」を設置し、第1回委員会を3月9日に開催。
• 学術出版やその母体となる学協会を含めた学術情報発信・流通促進に関する現状について整理を行った上で、J-STAGEのあるべき姿や将来像について議論を行い、2018年度末までにJ-STAGE中長期ビジョンとして取りまとめる予定。
2018年3月 第1回委員会 中長期ビジョン(骨子案)8月 第2回委員会 中長期ビジョン(中間取りまとめ案)9月 中長期ビジョン(中間取りまとめ)をWeb上で公開し、一般からのコメントを求める
12月 第3回委員会 中長期ビジョン(最終取りまとめ案)2019年3月 中長期ビジョン公表
J-STAGEの今後の方針を検討する参考としたく、
・ 学術ジャーナルとしてプラットフォームに求めること、及びその理由・ J-STAGEが実装した場合、どのような効果が、どの程度見込まれるか
について、是非情報をお寄せください。
発行機関数・誌数・記事数
38
918 960 1,001 1,035
1,172
1,317
0
200
400
600
800
1,000
1,200
1,400
2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
発行機関数の推移
1,749 1,813 1,861 1,9172,103
2,523
0
500
1,000
1,500
2,000
2,500
3,000
2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
誌数の推移
2,498,263 2,606,271 2,645,236 2,735,391
3,098,307
4,226,423
0
500,000
1,000,000
1,500,000
2,000,000
2,500,000
3,000,000
3,500,000
4,000,000
4,500,000
2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 2017年度
記事数の推移
発行機関 1,317機関誌数 2,523誌記事数 4,226,423記事
※ 2018年2月20日時点
※ ※
※
フリー・認証の状況(資料数、記事数)
39
すべてフリー誌2,069誌(83.9 %)
一部認証誌305誌(12.4 %)
すべて認証誌92誌(3.7 %)
フリー記事3,723,562(90.1 %)
認証記事409,567(9.9 %)
全2,466誌 全4,133,129記事
(2017年12月末時点)
フリー・認証の状況(資料種別)
40
(2017年12月末時点)
85.0%
94.3%
66.5%
85.7%
5.0%
5.7%
6.1%
13.3%
10.0%
27.3%
1.1%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
解説誌・一般情報誌 (20)
研究報告・技術報告 (35)
会議論文・要旨集 (245)
ジャーナル (2,165)
すべてフリー誌 一部認証誌 すべて認証誌
2017年度利用者満足度調査(利用機関向け)
41
83.9
14.7
1.4 0.0
N=348
役立っている
どちらかといえば役立っている
どちらかといえば役立っていない
まったく役立っていない
質問. J-STAGEは貴発行機関の電子ジャーナル情報の発信に役立っていると思いますか。
単位:%
質問.J-STAGEは貴発行機関の電子ジャーナル情報の国際発信力強化に役立っていると思われますか。
役に立っている : 98.6 %役に立っていない : 1.4 %
・ 電子データを公開できる 85.9%・ DOIを論文に付けられる 46.6%・ J-STAGEに登載を始めてから閲覧数・引用数が増加した 32.5%
・ 検索エンジンや海外情報サービスからアクセスされる 29.3%・ 海外からの閲覧数・引用数が増加した 23.6%・ 海外からの投稿数が増加した 8.3%
23.9
20.7
5.7
0.3
29.3
20.1
N=348
役立っている
どちらかといえば役立っている
どちらかといえば役立っていない
まったく役立っていない
国際発進力強化は重要と考えている
が、役立っているかどうか把握できない
考慮していない(和文誌)
単位:%
国際発信力強化
役に立っている : 46.7 %役に立っていない : 6.0 %
2017年度利用者満足度調査(一般閲覧者向け)
42
45.2
48.8
5.4
0.7
N=4295
とても役に立った
(立ちそう)
まあ役に立った
(立ちそう)
あまり役に立たなかった
(立ちそうにない)
全く役に立たなかった
(立ちそうにない)
質問.J-STAGEは役に立ちましたか。または、役に立ちそうですか。
役に立っている : 94.0 %役に立っていない : 6.1 %
Useful : 91.9 %Not useful : 8.1 %
(日本語での回答) (英語での回答)単位:% 単位:%
・ 無料で利用できる 82.4%・ 学術情報として信頼できる 67.7%・ 公的機関のサービスであり信頼できる 48.2%・ 情報収集の効率化に役立つ 45.7%
・ 学術情報として信頼できる 62.5%・ 無料で利用できる 54.5%・ 情報量が多い 40.3%・ 公的機関のサービスであり信頼できる 31.7%