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平成26年度 研究のあゆみ 秋田県公立小中学校事務職員研究協議会

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平成26年度

研究のあゆみ

秋田県公立小中学校事務職員研究協議会

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平成26年度「研究のあゆみ」

目 次

Ⅰ 研修部報告 1.事業報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1 2.平成 26 年度 主査研修会 要項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2 主査研修会に参加される会員の皆さんへ(会長資料)・・・・・・・・・・・ 3 受講者アンケート抜粋・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5 3.第 10 回 秋田県公立小中学校事務職員セミナー 要項・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・8 事務職員セミナーアンケートのまとめ・・・・・・・・・・・・・・・・・・9

Ⅱ 各地区研究会活動報告 1.鹿角小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12 2.大館北秋田学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 3.能代市山本郡学校事務研究協議会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 4.男鹿市公立小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15 5.潟上市・南秋田郡公立小中学校事務職員会・・・・・・・・・・・・・・・・16 6.秋田市小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17 7.本荘由利小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18 8.大曲仙北学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19 9.横手市小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・20 10.湯沢雄勝小中学校事務研究会・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・21

Ⅲ 研究部報告

1.研究部活動報告・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

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第3回 幹事会資料

平成26年度  研修部事業報告

5月 1日(木)  ・能力開発研修受講のお勧め (メール配信)

6月 9日(月) 第1回 運営協議会 秋田市

 ・主査研修会の運営について  (地方総合庁舎)

 ・セミナーの内容検討

7月 8日(火) 平成26年度 主査研修会開催 県庁第二庁舎

         35名受講

8月28日(木) 第2回 運営協議会 秋田市

 ・セミナーの詳細と運営計画 (地方総合庁舎)

 ・主査研修会の反省

     概ね良い内容だった

     ※ 時間配分を考え、プログラムを再構成

10月24日(金) 第10回 秋田県小中学校事務職員セミナー 開催 総合教育センター

      124名参加  アンケート回収75名分

11月10日(金)  ※ セミナーのアンケート集約を全事務職員に配信

  (グランドデザイン・グループ討議・講演について)

1月27日(火) 第3回 運営協議会 秋田市

 ・今年度のまとめと次年度の計画 (地方総合庁舎)

  平成27年度   (会場 ユースパル)

  主任研修会 7月7日~8日 (14人程度)

  主査研修会 7月7日    (35人程度)

 ・研究のあゆみについて

3月 研究のあゆみ作成

 HPに掲載 (情報部)

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平成26年度 秋田県公立小中学校事務職員 主査研修会 要項 1.目 的 主査として求められている役割を理解し、その達成に必要な資質や能力の

向上を図る 本県の学校教育に関する理解を深め、学校事務職員として学校運営や教育

支援に積極的に関わる力を身につける 2.主 催 秋田県教育委員会 秋田県公立小中学校事務職員研究協議会 4.日 時 平成26年7月8日(火) 午前10時~午後4時 5.会 場 秋田県庁第二庁舎 3F 31会議室 6.受講対象者 小中学校主査級事務職員(別紙のとおり) 7.日 程 受付 9:40~10:00

午前 10:00~10:30 開会行事 (会長挨拶) (研修部長説明) 10:30~11:30 講話 「学校事務」から「学校マネジメント」へ 義務教育課 課長 廣野 宏正 昼食 11:30~12:30 午後 12:30~14:00 講義 「コミュニケーショントラブルの改善をめざして」 ~教育現場のクレーム対応~ テルウェル東日本株式会社 植野のり子 14:15~15:45 報告・演習 「学校組織マネジメント」 (平成25年度 中央研修参加者) 有浦小学校 主任主査 嶺脇千恵子 御野場中学校 主任主査 岸 登和子 大曲中学校 主任主査 佐川 広明 15:45~16:00 閉会行事 アンケート記入

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平成 26 年 7 月 8 日

秋田県公立小中学校事務職員主査研修会に参加される会員の皆さんへ

秋田県公立小中学校事務職員研究協議会

会 長 保 坂 豊

全国的にみて小中学校事務職員を対象とした研修制度は十分ではありません。先に盛岡で開催された

全事研東北ブロック研修会(H26.5~6)に、三重県教育委員会に勤務され、事務職員の研修を担当する西

川先生が見えられて講義されていました。小中学校事務職員出身です。また秋の県事務職員セミナーの

お出でになる、新潟市教育委員会の管理主事をされている金井先生も同じく小中学校の事務職員出身で

す。新潟市の教職員の研修を体系立てて実施されています。秋田県は残念ながら寂しい状況です。 その中で、県事務研としては、昨年まで3年間、主任研修会を県教育委員会義務教育課のご協力(後援・

共催)をいただき実施してきました。共催を頂けるということは他県にはないありがたいことと思ってい

ます。そして、今年度より主査研修会を県教育委員会の共催をいただき、企画・開催することになりまし

た。私たち自身の資質の向上が第一の目的となりますが、皆さん各自、今一度秋田県教育のため、子ど

も達のために私は何をしてきたか、何をすべきかを再度考えてほしいと思います。 さて、今日の内容は盛りだくさんです。しかし、すべて今後の仕事を進める上での指針となるものと

考えますのでよろしくお願い致します。今日の廣野 義務教育課長様のご講話については、文部科学省で

小中学校事務職員についても担当しておられたと聞いておりますので、私も是非お聴きしたいと思って

います。午後はコミュニケーション研修、マネジメント研修となります。演習等もありますが、あまり

気負わずに楽しく研修していただければと思います。

その前に私の方から皆さんにお願いをしておきたいと思います。3つありますが、まとめると、①自

分の立ち位置を今一度確認しほしい。 ②ミドルリーダーとして自覚をもってほしい。 ③共同実施を

推進していただきたい。 ということになります。本日はよろしくお願いいたします。

共同実施「あくまでもワーク あくまでもツール あくまでもステップ」 ~~但し、仕事は皆で楽しく~~

1.自分の立ち位置を見定めて ・制度確立を口に、それに向けた行動は

・実は授業以外は何でもできる ・制度を十分機能させることが仕事 ・制度は変わるし、私たちも変われなければならない

・部活動への協力 ・掃除や給食指導、委員会への協力 ・正課クラブへの協力 ・行事や集会への協力・参加 ・研究授業・授業参観等

【現在の自分の立ち位置】 ◌一人完結型事務 ◌学校内での位置と他職との共同実施 ◌学校の総務・予算管理、環境整備・管理 ◌教務事務、教育活動、教育支援活動 ◌学校間連絡調整 学校事務の共同実施 ◌地教委との連絡調整 ◌校長会・教頭会との連絡調整 ◌地域・団体等との連絡調整

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2.自分の得意分野を活かす ・誇れる自校、事務部を築く ・誰もがスーパーマンではない

・自分の看板は何か ・看板を活かす体制組織作り

3.制度と意識改革

・スキルのアップのために何をしてきたか ・経験を積むことで仕事は変化する ・対外的な人的結び付き ・集団的な運営組織の一員である自覚 ・職務水準に応じた研修制度 ・人材の育成 後輩の育成業務

4.共同実施とグループリーダー

・情報の共有を図る ・事務運営水準の向上

・仕事を分け合う ・不足する力を借りて実現を図る ・共同実施グループ全体で仕事を推進

・グループリーダーの育成 ・グループリーダーの企画運営で大きく変わる ・グループフォロアーの協力姿勢が大切 ・グループフォロアーは組織的運営のノウハウを学ぶ

5.私たちの存在理由 ・学校にいなければならない理由とは何か

・自分の存在を自分の言葉で語ることができるか ・仕事を文字で、口で説明できるか ・仕事の整理と選択をせよ ・無駄な仕事をしていないか ・自己満足の仕事をしていないか

【共同実施業務】 ◌効率化 事務の効率化・平準化・ICT 化 ◌企画・調整 学校運営支援・教育支援 ◌校内戦略・学校間政策 計画立案 ◌地域協働・学校間連携 行動業務

【共同実施業務】Q&A(素案)の 12 ◌効率化 事務の効率化・平準化・ICT 化 ・チェック、様式文書統一、ICT 化、計画表作成、研修 ◌企画・調整 学校運営支援・教育支援 ・通信たより発行、備品等共有化、共同見積・発注 ◌校内戦略・学校間政策 計画立案 ・長期展望の共有、資源の配分、教育目標具現化 ◌地域協働・学校間連携 行動業務 ・業務目標の協業、業務コーディネイト、

地域支援コーディネイト

共同実施 Q&A(素案)の 13 【グループリーダーと連携校事務職員の役割】 ◌共同実施リーダー・・・グループリーダー(事務長) ・グループの学校の課題を整理して、目標設定をする。

・事務職員の強みを理解しながらキャリアステージを

認識しつつ、役立つ機会を与える。

・事務職員のモチベーションを向上させる

◌共同実施フォロアー・・・連携校事務職員

・リーダーの意思決定を適切に支援する。

・自分の持ち味と課題を認識し、役割を取得する。

・周りの人のモチベーションを向上させる。

【一人の事務職員→共同実施として】 ◌共同で予算づくり ◌地教委との予算づくり ◌情報の収集と発信 ◌事業への参画(企画提案と実施・検証) ・研究事業 ・補助事業 ・周年事業 ・学校改築等

◌学校統廃合

【存在意義とは】 学校事務職員として、どれだけ教育に、

どれだけ子どもの育ちに貢献できるか。

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平成 26 年度 主査研修会アンケート 抜粋

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<講話から学んだこと> ・学校としておかれている状況が激変する中で、事務職員としての役割を考えていかなけ

ればならないこと。学校において頼られるような存在になれるよう業務を進めていきたい。 ・学校や校長に必要なマネジメントについて、またその必要性については、資料や講話の

中でたくさん触れられていたが、事務職員に求められているマネジメント能力については

イメージできなかった。事務機能強化の必要性はわかった。(資料の中で「事務職員」とい

う言葉があるのは最後の方のみだった。) ・学校長のリーダーシップのもと、我々事務職員が組織力としてフォローアップし、学校

経営の一翼を担っていくことが、学校目標具現化への大切なことのひとつと痛感した。こ

れからマネジメント能力を身につけ、学校運営組織の一員として邁進していきたい。 ・これからの学校は、学校だけでなく地域と共に教育をしたり、地域をつくっていったり

しなければならないということをわかりやすく教えていただいた。自分にできることは何

なのかを考えながら、今日の講話を今後の仕事に役立てていきたいと思った。 <コミュニケーショントラブルの改善をめざして> ・あっという間の 90 分で、もっと講義を受けたいと思った。相手の立場になり、相づちを

打ち、寄り添うことが必要だと思った。学校での電話は事務職員が取ることが多いので、

今日の研修がとても役立つと思う。 ・何気ない一言をうまく使うことによって、トラブルを信用・信頼へと発展させるような

テクニックを学ぶことができた。 ・実際にかかってきそうな電話の内容をグループで検討したり、同じ日本語でも人によっ

て様々なとらえ方をすることがわかり、とてもよかった。 <学校組織マネジメントの報告・演習> ・中央研修に参加された先生方の報告はわかりやすく、ご自分の感想も話されていてよか

った。演習でも他の学校の取組などを聞けて参考になったし、話しやすい雰囲気だった。 ・テーマが具体的でよい。世代もみな近いのでよい。時間は2時間以上必要だった。 ・学校事務職員が持つ課題について、様々な解決策・対応の工夫点を共有できたことが、

今後の職務に活用できると思う。 ・日常業務に追われている事務職員(私もそうだが)が、マネジメントという学校経営を

どうするかを示唆していただいたと思う。(組織や特色ある学校経営を拝聴して) <企画・運営について> ・開催期日に関しては、もう少し早めに教えてほしかった。講義内容はとても充実してい

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平成 26 年度 主査研修会アンケート 抜粋

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ました。 ・会場が狭く、暑い。 ・義務教育課長のお話を聞く機会はなかなかなく、しかも中央からの方の講話は、秋田か

ら出ない私には新鮮であった。 <研修内容についての意見・とりあげてほしいこと> ・コミュニケーション(人とのつきあいかた)講義。 自分たちの実践(仕事上の)発表会。 ・共同実施のグループリーダーのあり方について。 研修の必要性を実感できた。 ・小中学校は市町村や学校によって職務内容も様々なので、他の地域ではどんなことをど

んなやり方で行っているか等知りたい。 ・講話、演習とバランスよく企画してもらいよかった。来年度も同じ内容でやってみて検

討したらどうか?(せっかくの企画を1回で総括するのはもったいない) ・机上の講義もよいが、実際にどう進めていけばよいのか、演習の時間を多くしてほしい。 <学校事務職員として今の自分に求められていることは?> ・この研修に参加し、自分の立ち位置がどこにあるのか、求められているものは何なのか・・・

など、自分の存在意義を考える機会になった。 ・受身な事務職員でなく、積極的に運営に関わること。 ・採用された頃とはだいぶ変わってきているので、時代のニーズに合った信頼される事務

職員になること。 ・マネジメント能力。 ・マネジメントの理解と実行。 ・学校の職員であるということに縛られない柔軟性。 ・校内・校外の他業種・他職種とのコミュニケーション・渉外交渉能力。 ・学校教育目標実現のために事務職員として何ができるのか、日々考えながら仕事をする

ように努力したいと思った。 ・受身でなく頼られる存在になれるよう。 ・「事務処理」だけでなく、校長・教頭と一緒に考えられる、学校の「頭脳」になること →マネジメント ・不正のない会計処理の徹底。社会の変化に対応できる学校事務。 ・リーダーシップ。 ・地域の連携。学校間連携。市教委との連携。

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平成 26 年度 主査研修会アンケート 抜粋

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・知識を増やし、事務処理能力を向上させる効率的な方法を考える。 ・地域との関わりについて改めて重要であることを認識した。 ・コミュニケーション能力。 ・学校経営にもっと参画していくべきと思いました。 ・信用。 ・事務機能強化によるマネジメント能力。 仕事の完熟。 リーダーシップを取る者へのフォロワーシップ。 ・校長補佐。 学校の窓口。 ・学校を活性化させるためのカンフル剤。 教員にない視点での話題提供。 「時々」リーダーシップ。 ・教員は本当に多忙。それを助けることがひとつでもあれば手伝いたいと思う。 ・学校運営について、提案していく力。 ・マネジメント力。 ・変化に対応する姿勢。「これまでどおり」は、後退と同じと実感。

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第10回 秋田県公立小中学校事務職員セミナー要項 1.目 的 時代のニーズにあった事務職員像の構築を目指し、その研修を深める 2.主 催 秋田県公立小中学校事務職員研究協議会 共 催 秋田県教育委員会 3.日 時 平成26年10月24日 9:50~16:15 4.会 場 秋田県総合教育センター(潟上市) 5.日 程 ・受 付 9:30~ 9:50 ・開会式 9:50~10:10 ・Ⅰ 秋田県版学校事務のグランドデザイン 県事務研研究部 10:10~10:50(40分) ・Ⅱ 共同実施の現状 11:00~12:00(60分) 大館市立東中学校 主任主査 丸井 俊雄 横手市立横手明峰中学校 主任主査 柴田 宏二 *午後の部 ガイダンス ・昼 食 12:00~13:00 ・Ⅲ グループ討議 13:00~14:10(70分) 共同実施でできること 6人程度の小グループでの情報交換・他地区との交流 ・Ⅳ 講演 14:25~15:55(90分) 「新潟市の共同実施と人材育成について」 ~今 学校事務職員に求められていること~ 新潟市教育委員会教職員課 管理主事 金井 洋子 氏 ・閉会行事 16:00~16:15(15分)

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事務職員セミナーアンケートのまとめ

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<グランドデザインに関する意見・感想> ・ある程度経験年数を経た時に、事務職員としての自分自身の存在意義や目標の高さなど、

非常に参考となる内容だった。 ・「経験年数や職名に応じたスキル(案)」で自分が該当する欄を読み、参考にしようと思

った。 ・教育委員会、校長会等との連携のあり方についての視点が足りない。「地域の学校づくり」

を目標とするならば、そこがなくては実現不可能。県全体のグランドデザインなら事務職

員自身のためだけでなく、他を巻き込む表現がないとインパクトがない。 ・「学校」の事務職員なので、最低限の教諭・養護教諭・栄養教諭などの仕事の内容につい

ての把握やスキル(例えば子どもとの話し方、初期対応など)について1~10 年くらいの

間に学ぶことが必要ではないか。 ・学校をとりまく情勢は刻々と変化しており、グランドデザインの見直しは当然必要。数

年前は要望事項にすぎなかった共同実施も、今は現実になって目の前にある。そのような

変化に迅速に対応した見直しで、今後の姿を楽しみにしたい。 職名等に応じたスキル案や、具体的行動例は、誠に参考になる良い資料で、大切にして

いきたい。 <グループ討議の時間から学んだこと> ・共同実施の取組への地域の温度差を確認した。加配なしでの共同実施(リーダー校)は

成り立たないと感じた。会計簿の様式の統一化は実際、可能であるという例もあったのは

収穫だった。年度計画や成果を求める報告は、多忙化につながるため対策を考えてほしい。 全く違う地区の事務職員同士の意見のやりとりは楽しかった。 ・まずは、事務の効率化・標準化を図ってから教員の事務負担軽減と思っていたが、今す

ぐやれることをやってみて、その結果、教員の負担軽減につながるという考え方もあり、

今までの自分の考え方が少し変わった。有意義な話し合いであった。 ・「共同実施をやる」ではなく、「共同実施を利用して、効率化等を進める」考え方が変わ

ったと感じた。 ・互いの話を聞くことで、これまでやってきたこと以外に共同実施できそうな分野が広が

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事務職員セミナーアンケートのまとめ

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ったように思った。徴収金の未納問題への情報共有や対応の共同化、総枠予算の融通も可

能になればと思った。 ・共同実施について、各地区の現状や課題を知ることができ、参考になった。事務職員自

身の意識をかえることも大事になってくることがわかった。 ・途中、講演された金井氏が討議のオブザーバーとなり助言等をいただいた。とても勉強

になった。事務職員のみならず教員にも共同実施のメリットが伝わる課題の解決ができる

ことが共同実施の成否のカギであると感じた。 <グループ討議で話題になった共同実施での取組事例> ・文書分類(教員関係のものも各校統一したものにする) ・パソコンのフォルダ統一 ・会計簿の様式統一(学年費・教材費を含む) ・学校納金のシステム(校内)の共通化 ・校舎管理上の情報整理とその継承、施設の扱い方の情報化(ガス、水栓、配管、等) ・学校間の情報共有(備品など) ・先生方への情報提供(わからないで戸惑っていることに応える) ・備品購入の共同見積もり ・学校徴収金未納者対応 ・「会計職人」「名簿職人」「備品職人」等、ソフトの共同導入と活用 ・教科書システムの使い方 ・校内の管理職、教務や研究との情報共有が大事 ・教育委員会を交えた取組、校長・教頭との合同会議、教委との交渉 ・平準化の基礎を把握しておくことが必要 <講演の感想> ・改善すべき事項がたくさんあることに気づかされた。 ・弱みを直すより、強みを伸ばすことが簡単であること。共同実施の組織として協力して

働くうえで重要であると思う。 ・「事務職員だからできること」をもっと考えていきたい。

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事務職員セミナーアンケートのまとめ

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・チーム学校として事務職員の果たす役割とは何か。常に考え、向上していこうとする意

欲が大切だと思った。 ・今の自分と「めざす自分」を視野に入れ、共同実施を通してスキルアップを目指し、自

分の強みをより強固にしていきたい。 ・事務職員の個の力の大きさで学校力は何倍にもなるというお話がとても印象に残ったし、

励まされた。自分の仕事を見つめ直すよい機会となった。 ・新潟の共同実施の体制整備状況等すばらしいと思った。また、事務職員の育成体制もす

ばらしいと感じた。秋田県でもこのような体制整備を望みたい。 ・「成長すること」「成長し続けること」「成長したいと願い続けること」年を取った人たち

こそ成長することを忘れてはいけないという言葉がすごく印象に残った。 ・新潟市における学校事務職員及び共同実施に対する明確なビジョンと、それを目指すた

めに整備された制度に驚き圧倒された。 ・自分も学校経営スタッフの一員として、さらに多くの知識を身につけ、子どもの豊かな

学びにつなげていけるよう、目標を持って仕事をしていきたいと思った。

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平成26年度 鹿角小中学校事務研究会 活動報告

1.活動の柱

1 会員の研究・研修の充実をはかる ① 「学校事務の共同実施」の推進・研究 ② 研修会の実施

・ 夏季研修会(8月) ・ 冬季研修会(2月)

③ 広報の充実 ・ 広報の発行 ・ 研究紀要の発行

④ PC 活用の推進 ・ 備品台帳データベースソフトの維持管理

⑤ 事務の共通化の推進 ・ 事務処理情報の提供 ・ 鹿角版事務の手引きの加除修正 ・ 服務関係諸様式の作成

2 会員相互の交流親睦をはかる諸事業の実施

2.活動内容

1 夏季研修会 平成26年8月5日(火) 鹿角市立八幡平中学校

・学校事務の共同実施(諸様式の統一に向けて)

・鹿角版事務の手引き,備品台帳システムの更新

2 冬季研修会 平成27年2月10日(火) 鹿角市交流センター

・年金制度の一元化に関する研修(教育庁福利課給付班 主幹より)

・学校事務の共同実施(共通様式等の統一について)

・「鹿角版事務の手引き」編集作業

3 研究紀要 第24号発行

3.活動のまとめ

鹿角支部では今年度、「校内会計に係る諸様式の統一化」を大きな柱としてあげた。会計の様式

を統一化し、事務処理も共通化することにより、教員が異動した場合でも会計処理の違いによると

まどいがなくなり、負担感が少なくなると考えられるからである。研究部が中心となって原案を作

成し協議した。また、共同実施グループにおいても数度にわたって検討を加えた。幸い共同実施推

進協議会において、市教委からも後押しをいただき、新年度からの使用に目途が立った。

共同実施がスタートして、少しずつ事務処理の改善・効率化を進めたいと思っているが、初年度

に一つの成果が出せたことは、意義のあることであった。

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大館北秋田学校事務研究会 ◇活動のあゆみ

総会・研修会 5月20日(火):プラザ杉の子 第1回研究会 7月31日(木):北秋田市交流センター 第2回研究会 12月 9日(火):北秋田市交流センター

◇研究部活動報告

□研究テーマ

「子どもの豊かな育ちを支援する学校事務」~子どもたちに届けよう事務職員の力を~

□研究体制について

新しい研究体制を構築するため、単年度でのグループ討議を主体とした研究を行った。

□研究グループの割り振りについて

A班・・・13名 (統括事務長・統括事務長補佐・主任主査)

B班・・・20名 (主査)

C班・・・12人 (主任・事務職員)

□グループ討議のテーマ

・教員の負担軽減のために ・手当認定や旅費で困ったケース

・事務処理で、効率化や無駄を省けそうなもの ・学校集金の見直し

・今後、様式や事務処理手順で統一化をはかれるもの ・施設管理のあり方

・その他、日々の業務で気になること、見直してみたいこと

□研究の進め方

テーマに係る話題や課題を出してもらい、討議しながら問題点の把握や改善点を探った

~具体的な討議の進行について~

始めに全員に記入用紙を配布し、テーマの中から自分が課題だと思うことや話題にしたいこと

について記入。集まった用紙をボード等に貼り付け、コーディネーターを進行役として、興味を

持った課題や経験談等の意見を出してもらい、その意見を新たな用紙に記入して貼りつける。こ

れを繰り返しながら、課題をグループ化したり、メインで取り上げるテーマを絞り込んでいく。

◇研修部活動報告

総会・第1回研究会・第2回研究会で、それぞれ研修会を開催した。

総会では、「共同実施の目指す事務職員像」と題し、秋田県公立小中学校事務職員研究協議会前会

長の茂野正信氏から、共同実施のこれまでの経緯について解説していただいた。

第1回研究会では、「これからの学校と学校事務」というテーマで、兵庫教育大学大学院教授の日

渡円氏より講演していただいた。指導要領改定の歴史を踏まえ、横並びの教育から多様性の教育への

変化と今後の学校のあり方、それに適応した事務職員の心構えなど、聞きごたえのある内容だった。

第2回研究会では、25年度中央研修、第20回東北地区公立小中学校事務研究大会青森大会、

秋田県公立小中学校事務職員主査研修会について、参加者からの報告を聞いた。

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平成 26 年度 能代市山本郡学校事務研究協議会 活動報告 【研究テーマ】 「学校事務の共同実施」に向けた学校間連携の充実 【第1回 研究会】 平成26年9月5日(金) 能代市中央公民館 視聴覚室 ・ 共同実施の実践報告 各実務研修班~「各校の私費会計処理について」 ・ 全国事務研参加報告 八竜中学校 主査 高橋政紀 ・ 主査研修会参加報告 能代東中学校 主査 上田明子 ・ 秋田県教育庁教職員給与課による事務連絡及び質疑応答

【第2回 研究会】 平成27年2月6日(金) 能代市中央公民館 視聴覚室 ・ 能代市出前講座~「災害の備えについて」 能代市防災危機管理室長 小山内寿 様 ・ 講 話 能代東中学校 統括事務長 木村康男

同 八森小学校 主任主査 佐藤裕子 ・ 県事務研研究部より報告「秋田県版グランドデザインについて」

藤里中学校 主任 保坂明宏 ・ 全県大会発表班より現在までの中間報告「事務引継ぎについて考えてみる」

山本中学校 統括事務長 成田康則 ・ 能代市における「共同実施」の進展状況、及び要望等について

能代二中学校 主任主査 織田弘 【各部の活動】 〈情報部手引班〉 ・「学校事務の手引き」病気休暇、職専免、週休、勤務時間に関する事務を担当 〈情報部パソコン班〉 ・ホームページ掲載用の各種資料作成・配信及びソフトの開発研究 〈情報部広報班〉 ・広報「クリップ」第1号・第2号及び研究収録「あゆみ」発行 〈研修部〉 ・郡市内をAからFまでの6つの班に分け、班ごとに研修会を開催 ・月2回程度を目標に情報交換、規則条例の読み合わせ等を実施 〈発表班〉 ・平成27年度全県事務研究大会での発表について、協議を重ねている

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平成26年度 男鹿市公立小中学校事務研究会 活動報告

1 今年度の研究テーマ

「学校の基幹スタッフとして学校経営に資する学校事務の在り方を求めて」

~実務研修を通して個々のスキルアップを図り

事務職員としての存在意義を高めよう~

2 今年度の主な活動について

○ 5月21日(脇本公民館) 男鹿市校長会研修部事務部会研修会

本年度の研究テーマと研究計画ついて、昨年度の研究テーマを踏襲し、1月の事務研

究会を半日に短縮し、潟上南秋事務研究会との合同研修会(午後)の日の午前中に行う

こととした 「男鹿市学校事務の手引き」読み合わせを行った。。

○ 7月 4日(男鹿南中学校) 男鹿市公立小中学校事務研究会

男鹿市公立小中学校事務研究会会長より、共同実施について説明があった。また男鹿

南中学校パソコン室にて、教科書事務入力研修(講師 北陽小 相原猛一さん)が行わ

れた。また、便利ソフトの紹介をおこなった。

○ 11月12日(男鹿市役所他) 男鹿市校長会研修部事務部会研修会

秋田プライウッド(株)男鹿工場を見学した。工場の従業員の方々は、きまじめな表

情で一生懸命作業をしていた。担当者より、林業や会社に係るお話しなどもあり、大変

有意義な見学であった。夕方、帰り際、突如、暴風雨となった。

○ 1月23日(脇本公民館他) 男鹿市公立小中学校事務研究会及び合同研修会

午前中の事務研究会では、会長から共同実施の話や、脇一小の備品台帳整理について

の報告などがあった。午後の合同研修会では、子育て支援課からの講師の講演や、海外

研修に参加した事務職員のお話があった (担当 潟上南秋事務研究会)。

○ 2月24日(男鹿市役所) 男鹿市公立小中学校事務研究会

、 、 、 。旅費伝票コピーによる事例研修 全事研セミナー参加報告 共同実施について など

来年度は、学校事務の共同実施との絡みで、どういった形で研修を進めていくのか、

が課題である。

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期 日 事 業 名 場   所 内   容 指導助言者

4月11日 ・前年度事業報告・決算承認

(金) 総会・歓送迎会 ・今年度事業計画・予算審議

午後 ・役員選出他

7月17日 ・研究概要の説明

(木)第1回協議会

 共同実施の求められる効果について

午後 ・グループ別協議

9月5日 潟上市・南秋田郡・グループ別協議

(金)事務職員部会

 課題解決について経過報告 ・意見交換

午後(教科外研究会)

・県立美術館見学

11月7日 第34回 ・グループ課題について発表

(金)学校事務研究会 潟上市昭和公民館 ・発表資料の作成計画

午後(教科等研究会)

1月23日 男鹿、潟上市・南秋田郡

・教育庁子育て支援課 「子ども・子育て支援について」 元野副主幹

(金)学校事務研究会合同 ・教育課題研修指導者海外派遣

 プログラム参加報告

午後研修会(担当:潟上市) 「学校事務の可能性を探す学校視察

に参加して」横手市立栄小学校松本一美主任主査

2月26日

(木)第2回協議会 潟上市昭和公民館

午後

3月24日 監査会 会計監査

(火) 役員会 総会議案審議等

・東北地区公立小中学校事務研究大会青森大会 10月2日(木)~3日(金) (青森市民ホール他)

エリアなかいちにぎわい交流館AU

活 動 報 告

*教育研究会全体会4月16日(水)羽城中学校

・第2回役員会10月7日(火)午後 (昭和公民館)

・男鹿市・潟上市南秋田郡合同役員会12月3日(水)午後 (昭和公民館)

・県事研研修部事業 主査研修会 7月8日(火) (秋田県庁第二庁舎)

秋田県総合 教育センター

・研究発表について・全事研セミナー参加報告・平成26年度反省・平成27年度事業

・全国公立小中学校事務研究大会静岡大会 8月6日(水)~8日(金) (静岡県立清水文化会館(マリナート)他)

平成26年度 潟上市・南秋田郡公立小中学校事務職員会

・     〃       事務職員セミナー 10月24日(金) (総合教育センター)

[ 関 連 事 業 ]

潟上市昭和公民館

・第1回役員会6月11日(水)午後 (飯田川公民館)

研修テーマ  学校運営を担う一翼としての実践・定着・発展

     ~事務職員の資質向上をめざして ~

エリアなかいちにぎわい交流館AU

潟上市昭和公民館

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平成26年度 秋田市小中学校事務研究会 研修のまとめ

○第1回 事務研修会 平成26年5月22日(木) 遊学舎

・部会研修会(研究部・広報部・厚生部)年間事業計画、役割分担の協議

・支部研修会(東・西・南・北)の研修計画の協議

○第2回 事務研修会 平成26年9月11日(木) 秋田市教育研究所

・条例改正のまとめ(前期分)

・各支部(東西南北)研修会報告

・各委員会活動報告

・ 秋田市における学校事務の共同実施」に向けて「

(市教委からの説明・各支部に分かれての協議)

○第3回 事務研修会 平成26年12月5日(金) 遊学舎

・講話「秋田県の観光について」

秋田県観光文化スポーツ部 観光振興課 副主幹 武藤 正子 氏

○第4回 事務研修会 平成27年2月10日(火) 秋田市教育研究所

・条例改正のまとめ(後期分)

・各支部(東西南北)研修会報告

・各委員会活動報告

随意契約の方法による公契約等の締結に係る指針について」の説明・「

秋田市教育委員会 総務課 総務担当

・ 秋田市における学校事務の共同実施(試行 」活動報告「 )

土崎中学校区・城南中学校区

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平成26年度 本荘由利小中学校事務研究会 活動報告

1.研究テーマ

「子どもの確かな学びと豊かな育ちを支援する学校事務」

~子どもの輝く笑顔のために~

2.活動内容

(1)夏季研修会 8月22日(金) ・東北大会プレ発表

(2)事務職員研修会 10月10日(金) ・ 生活習慣病の予防について」 保健所課長「

(事務研究会) ・ 共同実施をみんなで考えよう」班別意見交換「

(3)事務部研修会 12月 5日(金) ・ 自分でつくる家計と保険」 生命保険会社「

(地区教育研究会) ・県監査員事務局監査について ~ 対象校

・共同実施について ~ 班別意見交換

・各部等活動報告

由利本荘市・にかほ市の2つの市の単位で2つの研究委員会とし,更に由利本荘市では平成27年度

からの学校事務共同実施に向けた仮グループ単位での研究活動を実施しました。

由利本荘市(第1研究委員会)は本格実施に向け5つに分けた各グループごとの活動と

なっています。グループにより事務センターのため連携校職員のOJT中心であったり,

あるいは教育学習課を含んだりするグループもあり活動状況は様々ですが,昨年度より活

性化しています。その活動内容も多様で,広域にわたるグループのため集まることが困難

であるグループは市ネットワークメッセージを利用した情報交換中心,定期的に集まれる

グループは諸帳簿持参の上,給与旅費等帳簿点検,県予備監査事前確認等を実施していま

す。また小中未経験者事務職員支援,新設校設備見学,校納金口座の小中統一,県各研修

会やセミナー内容報告,学校予算情報交換教研名簿づくり検討等,様々な活動がそれぞれ

されています。

既に学校事務の共同実施が始まっているにかほ市(第2研究委員会)では,にかほ市教

育委員会も含めた「事務連絡運営委員会」が毎月定例で行われています。会の前半は教育

委員会からの事務連絡中心,後半は市内事務職員による研究協議となっています。また月

末には市内各地区ごとに月末書類相互点検を実施しています。

教研事務部研修会は12月5日に実施され,講話「自分でつくる会計と保険」をプロの

インストラクターから学んだり,各研究委員会活動報告,県監査員事務局監査報告,そし

て共同実施についての話し合いの時間がもたれています。

3.成果と課題

学校事務職員が先になり本荘由利地区に導入を進め,昨年度末に導入された「校内会計

処理ソフト」が今年から本格的使用され始めた。その運用に関して,各小中学校事務職員

が窓口になり教員への操作方法や会計事務処理の方法等の支援に努めました。特に由利本

荘市では,年度末に市教委の会計監査指導があるため,その効果・実績があらわれるもの

と期待しています。

また「学校事務の共同実施」のあり方について,由利本荘市・にかほ市それぞれどのよ

, ,うにすればもっとより良い形・活動内容になるのか 全国・全県各地の先進地情報を元に

本荘由利地区ならではの特色・特長を活かしたものに共同実施を進化させていきたいと考

えています。

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平成26年度 大曲仙北学校事務研究会研修部 活動報告

今年度の研修テーマ

「変革の時を共に歩める学校事務を目指して」

今年度の主な活動内容

○第1回研修部会 6月3日(火) 仙北教育会館 中会議室

◇研修 ・「学校事務の共同実施」について

本格実施に係る進捗状況及び今後の進め方について

◆協議 ・今年度の研修テーマについて

・研修会及び研究会の計画策定及び役割分担の確認

○第2回研修部会 7月15日(火) 仙北教育会館 中会議室

◆協議 ・夏季研修会の計画策定及び資料作成

○夏季研修会 8月4日(月) 仙北ふれあい文化センター

◇研修 ・グループ討議

『共同実施・組織の力でこんなことができる!グループだからできること』

○研修部報の発行 「夏季研修会報告」

グループ討議で話し合われた内容を掲載し、共同実施のアイディア集と

して会員に配信することにより、情報の共有を目指した

○第3回研修部会 9月11日(木) 仙北教育会館 中会議室

◆協議 ・秋季研修会の計画策定及び役割分担の確認

○秋季研修会 10月28日(火) 仙北教育会館

◇研修1 【消費生活出前講座】 (県庁出前講座)

秋田県生活センター南部消費生活相談室

◇研修2 【給与・旅費に関する実務研修】

秋田県教育庁教職員給与課

○第4回研修部会 11月7日(金) 仙北教育会館 中会議室

◆協議 ・冬季研修会の計画策定

○第5回研修部会 11月18日(火) 大仙市立太田中学校

◇研修 ・学校の事務の共同実施について

事務センター校から学ぶ実践事例等

◆協議 ・冬季研修会細案の検討

○冬季研修会 12月12日(金) 県立農業科学館 多目的ホール

◇研修 ・今年度の共同実施実践報告

・実務研修 『事務センターから学ぶ共同実施』

・「学校事務の共同実施における評議員・学校事務職員代表者合同

研修会」報告

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平成26年度 横手市小中学校事務研究会 研修事業報告

1 研修会・研究大会の企画運営に関すること

・横手市教育推進委員会学校事務部会夏季研修会(8/5)

教育委員会指導及び連絡 横手市教育委員会各課

グループ討議 研修部夏季研修会担当

教職員の公的年金制度の現状と未来 教職員共済生活協同組合事業推進部

・横手市教育推進委員会学校事務部会冬季研修会(2/6)

教育委員会講話 横手市教育委員会教育長

教育委員会指導及び連絡 横手市教育委員会教育総務課

年度末、年度初めの共同実施について 朝倉小学校 猪 岡 延 泰

旭小学校 佐 藤 睦 子

境町小学校 相 馬 洋 子

・横手市小中学校事務研究大会(2/6)

にかほ市の共同実施視察について 十文字第一小学校 仲 川 直 子

十文字第二小学校 阿 部 葉 子

事務改善「小さなことから共同実施へ」 横手北中学校 齋 藤 昭 則

金沢小学校 林 朋 香

黒川小学校 坂 田 美久子

全事研東北ブロック研修会参加報告 平鹿中学校 山 田 真

報告書類等の提出期限一覧及び事務職員用の 栄小学校 松 本 一 美

事務引継報告書の検討

2 条例改正の情報提供に関すること

・条例改正等の概要を一覧にしたものを配布、共有サーバーにも掲載(2/6)

3 「事務の手引き」の発行に関すること

・県版及び県南版の手引きの訂正、変更箇所の検討(7/29)

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期日 事業名 場所

平成26年5月13日 ○二部一委員会合同会議(第1回研修部会)

  ・平成26年度事業計画の細案について 三関地区センター

平成27年7月23日 ○第2回研修部会 湯沢南中学校

  ・県南事務40周年記念事業について

平成26年10月17日 ○県南小中学校事務連絡協議会研修会40周年記念大会 横手プラザホテル

・記念講演会の運営

平成26年11月28日 ○冬季研修会第1回打合会 山田小学校

  ・研修内容の検討

平成26年12月26日 ○冬季研修会第2回打合会 須川小学校

  ・研修内容の検討、役割分担

平成27年1月23日 ○冬季研修会第3回打合会 複合施設ぱあとなあ

  ・最終確認

平成27年2月6日 ○湯沢雄勝小中学校事務研究会冬季研修会 湯沢グランドホテル

  ・私費会計について

   アンケート結果についての公開座談会

   共同実施を見据えた私費会計シミュレーション

  ・講話 稲川中学校統括事務長 吉田 雅勝 

☆まとめ

平成26年度 湯沢雄勝小中学校事務研究会研修部 活動報告

我々学校事務職員はスピーディーかつ正確な事務執行や対応が日常業務で求められとともに、学校事務の共同実施や学校組織マネジメントに係わる対応も求められています。そういった日常業務や新たな対応への下支えとなるような事業展開を目標に今後も活動を行っていきたいと考えています。

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平成26年度 研究部事業報告

Ⅰ 経過について

H26. 6.11 第1回研究部会(秋田市教育研究所)

① 研究部運営の確認(部長・副部長の選任)

② 事業計画の確認(学校事務グランドデザイン改訂版作成について)

③ 秋田県公立小中学校事務研究大会担当分科会での担当確認

④ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H26. 6.27 東北事務研研究担当者会(青森市 ワ・ラッセ)

① 第20回東北地区大会(青森大会 H26.10.2~3)について

② 第21回東北地区大会(山形大会 H28.8.3~5)について

③ 各県情報交換

H26. 7. 2 第2回研究部会(秋田市教育研究所)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 東北大会発表原稿について

③ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H26. 7.23 第3回研究部会(秋田市教育研究所)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 東北大会発表原稿、プレゼン等について

③ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H26. 8.19 東北地区大会第1分科会打合会(青森市 ワ・ラッセ)

① 分科会に関する説明及び確認事項について

② 研究集録原稿最終確認

H26. 9. 2 第4回研究部会(秋田市北部市民サービスセンター)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 東北大会に向けた部内リハーサル

③ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H26. 9.18 第5回研究部会(秋田市教育研究所)

① 東北大会プレ発表(県事研幹事会前半)

② 東北大会発表原稿及びプレゼンの最終調整

③ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

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H26.10. 2 第20回東北地区大会青森大会(青森市 ワ・ラッセ)

① 第1分科会研究発表

H26.10.24 秋田県公立小中学校事務職員セミナー(秋田県総合教育センター)

① 学校事務グランドデザインについての説明

H26.11.17 第6回研究部会(秋田市教育研究所)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H26.12.16 第7回研究部会(秋田市教育研究所)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 平成27年度以降の活動スケジュール等について

③ 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H27. 1.16 第8回研究部会(秋田市北部市民サービスセンター)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

H27. 2. 6 東北事務研研究担当者会(仙台市 フォレスト仙台)

① 第20回東北地区大会(青森大会)報告

② 第21回東北地区大会(山形大会)について

③ 各県情報交換

H27. 2. 9 第9回研究部会(秋田市教育研究所)

① 学校事務グランドデザイン改訂版について

② 研修(県内における共同実施の取り組みについて)

Ⅱ 一年を振り返って

本年度の活動は、学校事務グランドデザイン「秋田こまちプラン」の改訂作業を中心に行った。

「わかりやすく使いやすいもの」を目標に協議してきたものの、作業が進むにつれ内容が膨らんで

しまい収拾がつくのかと不安になったこともあったが、どうにか仕上げることができた。これで完成

版ではなく、活用しながら状況に応じて修正を加えていく、「進化するグランドデザイン」としている

ことから、活用実践やアンケート等から得られるデータを反映させ、継続研究していきたい。

秋田県の共同実施の状況は刻々と変化しており、実施されている地区によって取り組み方や課

題にも様々な違いがみられるが、共同実施を効果的に推進するためには、事務職員自身の意識

の変革とスキルアップが必須であると考えられる。共同実施に限らず、学校事務には様々なツール

が導入され、その可能性や効果に期待が寄せられているが、それらを実現するのは、「人」である。

「秋田こまちプラン」もツールのひとつとして、色々な場面で活用していっていただきたいと願う。